kenさんのよがり笛2 2001/6/1 第 12号 (修正板)
     



          ・・らくだなぁ 

ここも前回の続き・・本当に!!

前回お教えした「本日の最多閲覧者」
たった一日で100ページ以上見ている人がいるのでした!!すごいですね。
普通は、大体一日30ページ見ると上位に入ります・・・試してください?

広告が掲載されているページ(英語のページとCGIのページを除く)
は一日で500から800ページ閲覧されているんです。(本当に!)
ものすごい数ですが、残念ながら広告のページを開いて見てくれる人は一日
に3名ぐらいでしょうか・・左団扇で・・と言う計画は見事に外れている。

記帳してくれたり、感想をくれる人は良い人です。
何てったって・・・反応が無いのは本当にさみしいものです。

いっぱい見る人に限って記帳して名前を出さないのは・・・
オカリーナ制作業者か?(プライドがある??)
それとも・・・いんちきオカリーナの先生(生徒にばれるとまずい?)

フルート界にはいんちきフルートの先生は居ないはずだが・・・さて?

おっと!・・・自分のことを忘れていた・・・ははは




          前回は・・・




話が難しい・・?
大体本人が良く解っていないのだから・・我慢してください!
それでは・・続きです。





・・・・・・・・・・。
中世ビザンチン聖歌の楽譜(12世紀から15世紀)は今のイスタンブールで
ギリシャ正教の音楽に使われた。
それと、中世の中ごろローマカトリックの典礼聖歌で使われたネウマ譜。
これも時代により段々変化改良されてきた様です。

同時代に、教会音楽に対し世俗音楽の楽譜も出てきました。
同時にいくつかのメロディーが歌われるポリフォニー(多声音楽)も現れ音
楽の構造も声部やリズムの対比等が複雑になって記譜法がさらに発展します。


=====ここから今回分です======

「書いている本人が良く解らんのだから読んでいる人はかわいそう・・」

14世紀のフランス音楽はアルス・ノヴァと言います。

「音楽史で習いましたね?一般の人はそんな授業は無かったか?」

アルス・ノヴァでは、分割法が確立されたらしい・・・。

「ごめん。たぶんね?信用しない様に・・はは」

同時代のイタリアの記譜法はさらに分割が多くなり、
しかも、5線譜でなく6線譜で有った。

「見かけだけの問題かな??」

15世紀には白抜きの音符が出て見かけが大変良くなり?

「そんな事は大切か」

14世紀のフランスの記譜法を改良して使われ、
私達でさえ、やっと名前を知っているジョスカン・デ・プレとか
パレストリーナ等がそのルネッサンスの
ポリフォニー音楽を記録したのであった。

「音楽史の時間に聞かせてもらった覚えがあるが・・よく覚えていない」

「しかし、その楽譜は本当に綺麗だ・・・額に入れて飾りたいぐらい・
なかなか現代まで来ないなぁ、随分割愛しているのに・・・ははは」

16世紀から18世紀ルネッサンスバロック時代には、
タブラチュア譜(奏法譜)も出てきた・・。

「どんなものかと言うと、
海外のオカリーナのサイトで時々見ますが、
指使いをそのまま譜面にした様なものです。
全く見にくい楽譜だと思うのですが・・・」

そんな流れで現代の譜面に成ってきたのです。(どんな流れじゃ?)

「いいかげんだなぁ」

それを通り越して、現代ではさまざまな譜面があります。
それは、絵であったりグラフであったり、
まさに今までの音楽概念を破壊した
記譜法だったり音楽だったりします。

ドイツのシュトックハウゼンに会った時、
へんてこなスコアにサインしてもらったが、
当時は音楽史に絶対残るなんて思ったが・・・今はわからん
あんな絵やグラフは私にも書けます?? ははは  うそ!

「さて、一般的な楽譜に話を戻さないと・・・」

現代の譜面は大胆に言えば次の要素などで譜面を構成しています。

高さ・長さ・速さ・大きさ
変化する強さ・変化する早さ
表情としての言葉
強くとか弱くとか

メトロノームがメトロノームを発明して???
幾らか定量的な表現、
つまり、一分間にいくつ打つ早さ等と指定される様に成りました。

従って現行の楽譜では音符をそのまま演奏できるMidi等で、
最低限の音楽が再現されますが、これが音楽に成るかと言うと、・・・?

つまり音楽であるかも知れないが、全く音楽的では無いのです。
(これは名言だ!ははは 全くその通りなので、メモする様に!!)

実際の演奏では同じテンポで全曲を演奏するなんて事はあり得ません。
厳密に言えば一拍ごとに・・いや一拍の中でも変化しています。
そう言った事を読み、音楽を構成する事を譜読みと言います。

たぶん、皆さんがやっているのは、音符拾いと言う作業で、
単に読んでいるだけではないでしょうか?
音からその音楽の内容を読み取る作業にしましょう。(修正個所です)

では、もっと厳密に表す記譜法を作れば良いのでは?
という意見が聞こえてきそうですね。

でも、厳密に楽譜に書いたとしたら、
演奏家は演奏する喜びが無くなり、
単に音を再現するだけのロボットと成り・・・・・・

、・・いや もっと最悪・・・
それは演奏家ではなく・・
その厳密な楽譜の奴隷となるでしょう・・・。


「啓示板」に有る様に
「楽譜は音楽ではなく単なる記録で不完全」なのです。
不完全なモノ(楽譜)
を正確に再現しても当然不完全であります・・・。

その不完全な物を完全に再現し、
時としては作曲家も思っていないぐらいの
名曲にするのか名演奏家の仕事であり役目で有ります。



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引用した本の名前を出すのもはばかるぐらいいい加減な引用ですが、
皆川達夫 著 楽譜の歴史 全音楽譜出版 昭和45年版 当時の定価100円 
でした。すばらしい本だと思うのですが、僅か37ページの本です。
再販があったのかどうかわかりませんが。ドイツのDas Vogelだったか?
ドイツ語でしたが鳥の声を音符で採取してあったのですが、その本と同様
すばらしい本であると思います。

後編だから楽かと思ったが・・・同じであった・・・はは

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