kenさんのよがり笛2 2003/08/29    第 129号
     





いつもの散歩道に事件が!
パチンコ屋さんの脇を通って林を抜けるといつもの農道に出る。
その手前に小さなカーブに捨て猫が・・・!!!
まだ生まれたばかりでしょうか目が良く見えないらしい。
小さく鳴きながら数匹寄り添っている。
エサなどが置いてある所を見ると捨てた人は
ほんの少しの良心が有るらしいが、
良心が有ったら捨てるなんて事しませんよね。

我が愛犬は猫は大嫌いで、猫が外を通ると物凄く吼えるのだが!
庭に遊びに来る猫は我が愛犬の事を馬鹿にして、
わざと気を引く様にしているふしもあるのだ!
そんないつも猫に馬鹿にされ猫が大嫌いなハズの我が愛犬が、
吼えもしないで匂いを嗅いでいるだけ・・・?
珍しく吼えもしないで・・・じっと見ている!?

こんな事があった・・・。
当時小学生だった娘が珍しく早起きをして庭に捨て犬が居ると言うのだ!
朝、たまたま我が家のガレージの所に居たと言う・・・・。
大体の様子は掴めたので、まんまと策略に乗ってやったのだが、
我が愛犬はそんな状況で飼い始めたのだが、
きっと、自分も捨て犬だった時のコワイ体験を思い出して居たのかも知れない。

次の日その場所を通ると、その捨て猫は居なくなっていたが、
なぜか、その翌日はもとの場所に戻っていたのだ。
その間に子猫達に起きた出来事が大体想像つく・・・。

そして、きょうはまた一匹も居なかった・・・。




          銀の厚み 




銀のオカリーナ・・。
本当に素敵なイメージですね。

開運のグッズに成りそう・・・はは

先週、こんな話を書いたので、
「銀のオカリーナは何処かで見た様だ?」 
なんて・・。

それは、「楽書き帳」の背景に写っている2種類のオカリーナが
銀のオカリーナなのです。

「えっつ! 何処で売っているの??」

あはははーーー。

残念ですが、これは非売品なのです。
なんと、これは私が作ったものなのです。
(強引に売れと言って持っていった人は居ますが、)

一緒に写っているミニチュアのフルートも銀製です。
皆さんも作って見て下さい・・・。
(チョット無理かも・・・ははは)


今、フルートに使われている銀は925/1000と言う純度のコインシルバーで
作られたものが主流なのですが、このオカリーナは純度99パーセント以上の
アクセサリー用の純銀粘土で作ったものです。

この材料は銀の粉末をバインダーと呼ばれる接着剤?で練って有ります。
成形後、乾燥したら高温でそのバインダーを焼き燃焼させ、
銀を接着させるのです。
(インターネットで「銀粘土」で検索すると出てきます)

この材料で実際にオカリーナを作る時に起きる問題としては、
バインダーなどが燃焼する事などに依って収縮が有ることです。
その事に依って音程が変化するので沢山の実験でその収縮率を確かめながら
沢山作る事が出来る経済的な余裕のある方はお試し下さい。

ただし、その前に普通の粘土のオカリーナが作れ無い様では
チョット先が長すぎるので、粘土で作れるようにしてから
やった方が無難でしょう・・・あははは



オカリーナを銀の無垢で作ると重さはどれぐらいに成るでしょう?

銀の比重は18ぐらいでしょうか?(単純に水の18倍・・・)
丁度銀粘土18グラムで¥2800円ぐらいしますので・・
貴方のオカリーナ作る為の体積は・・・?

参考までに普通のC管を作る時に最初に用意する粘土は500グラムです。
もちろん実際には300グラムぐらいしか使いませんが・・・。

この300グラムを18で割ると・・・銀の値段は 約46万・・・。
・・これは比重を考えていませんので間違いです。
計算しなくても・・・大金を何回も出せる人以外はやめた方が無難です。

まぁ。粘土の比重を良く知らないのですが、比重を3として考えると、
実際にかかる材料費は15万ぐらいでしょうか???


前回お話したフルート製作者が作ろうとしているオカリーナは
このように通常粘土の様に作った無垢のオカリーナと違い、
銀の板を曲げたり接着したりして加工して作ろうと言う話なのです。
魚の骨の様なオカリーナを想像してガッカリしましたでしょうか?



ずっしりとした銀無垢のオカリーナは素敵です・・・。
しかし実際問題として(経済的な問題ではなく)音はどうなのでしょうか?
皆さんのオカリーナやフルートは中側と外側を区別する壁として、
フルートでは金や銀が使われオカリーナでは粘土が使われています。

音響学者が言う様にその壁の材料が発する音に(音色)影響が無いとしたら、
フルートの材料として金や銀それにプラチナなどを使うのは、
見栄以外の何物でも無いかもしれませんね。

実際には音に大きな影響が有ることに成っています。
金では14K・18K・24Kそれぞれ音色が違うと言われて、
少し前では18Kでは重すぎて楽器が鳴らないとまで言われていました・・・?

銀の楽器では純度だけでなくその銀の板の厚さが重要な問題となっています。
現実の楽器では0.3mmから0.45mmぐらいまででしょうか??
これも、あまり厚過ぎると楽器が鳴らないと言われ、
薄いと軽薄な音がするとか・・・?
確かに薄い楽器は良く鳴るのですが音に芯がありません。


だから、今、

銀のオカリーナの厚みを考え中なのです。
・・いまは当初の二分の一迄にしましたが、今度は四分の一に挑戦です。
それでもフルートの厚みよりずいぶん厚いのです。
しかし純度は高い銀なので音色は期待できると思います。 
テストが終わったらピッコロを作って見たいと思って居るのですが? 


やりたい事が本当に沢山あって、
どれからやって行くか
それが問題だ

いつになる事やら??? はは


(もし銀でオカリーナを作ったら拝見させて下さいね)



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