「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2004/01/09    第 147号
     






天気予報では西高東低
シベリアの高気圧はマイナス三十数度であると言っていた。
その為だろう、正面から来る風はものすごく冷たい・・。
段々顔は引きつって固まって来た感じがする。

時たま風が止むとそれまで凍っていた顔に血が通うのか、
暖かく感じるのだ・・・あははは
どう考えてもほっぺたは田舎の子供の様に真っ赤になっているはずだ!
スキーに行き吹雪いた山頂付近でてとんでもなく寒い思いをした時を
思い出したが、

・・・・冷静に考えるとそれ程でも無かった・・・・はは
でも本当に今日の風は本当に冷たい・・いや、痛いと言って良い。
わが愛犬は正面から北風を受けた顔の毛が風に流れ、
丁度、ネバーエンディングストーリーに出てくるファルコンの様である。
彼女は彼女なりに耐えている様である・・・あはは
何で解るかって? だって・・目をシバシバしてるから・・。

散歩の前半では風が無く体は十分に温まったり、
折り返し点では手袋は必要無くなったと思った途端、正面から風が・・。
体の中では十分温まって居るのに顔だけはものすごく寒い状態?
「北風と太陽」の旅人みたいだが、
ちょっと違うのは、太陽と風に同時に攻撃された・・・・あははは

旅人はただ必死に帰っただけでした。





         修理不能  




今まで色んな楽器の事件に出くわした。
噂では自分の車の屋根に楽器を置きそのまま発進した人が居たとか、

自転車の前のかごにフルートを入れブレーキをかけた途端
楽器は前に飛んでいった・・
そして、残忍にも自分の重い体重で愛するフルートを轢いてしまった。
そんな人も居ました。

買ったばかりのホルンを自分の車で轢いてしまった可愛そうな人。

東京駅で出かける時クラリネットを全部取られた人。
慌ててクランOンに行って一揃え揃えたが・・・
自分がそこで楽器の選定をしているのに気に入ったものが無かった・・??
「せめてマウスピースだけでも返して欲しい」
と切実に言っていた・・・。・・とか。



私が今までにフルートを壊した事は一度だけ。
管体がヘコンダだけなのですが、ものすごく落ち込みました。
普通の練習している時に壊す事はほとんど無いのですが、
演奏会の時が危ないのです。

ステージの裏とか楽屋は危険地帯。
それに、ステージや楽屋に素人が入ってきたら要注意なのです。
彼らは楽器の扱いやその大切さを認識していません。
軽い気持ちで触ったりしますが絶対に避けないとイケマセン。

むかしN響ハーピストだったY畑さんが私の家に来た時、
車からハープを降ろすのは全部自分でおやりに成りました。
もちろん「お手伝いしましょうか?」と言いましたが、
「自分でやった方が安心なの」とか・・・。
私もなるほどと思い誘導しただけだったのです。

その後、娘さんのハープとリサイタル等もしましたが、
ハープに触った事は無いです・・。

だいたい、人の楽器に触るのは止めた方が良いのです。
もし何か有った時に同じ楽器を買って返せば済む・・・
なんて事は絶対に有りません。
基本的に同じ楽器なんて絶対に無いのですから。
人の楽器には触らないのが無難なのです。

ただ、マリンバの人とドサ回りなんかに行った時はまったく別です。
大抵マリンバ奏者は女の子が多いのです。
でも楽器は大型・・・分解して普通乗用車で運ぶ事が多いのです。
だから、何回も分解したり組み立てたりする事になるのです。

私も分解組み立てに精通しどういう順番で積み込むのが良いのか、
と言う事に詳しくなるのです。


オーケストラではそう言う事はまったく有りません。
フルート吹きはもっとも身軽に来るのです。
(ちなみに打楽器奏者やコントラバス奏者は
 自分で楽器を運ばないので身軽ですよ)

オーケストラの練習前にバイオリンにストが客席からステージに上がる時
転びバイオリンを壊しました。そのバイオリンは値段は聞いていませんが、
かなり高いものである事は間違い有りません。

その時、ステージではこれからの練習前で何人かの団員が音をだしたりして
いましたが、その瞬間全員が音を出すのを止め凍りつきました。
もちろん、誰も怪我をしたとは思いませんでしたが、
バイオリンをぶつけた音がしたからです。

その楽器は表の板にひびが入りその縁が数ミリ欠けていました。
それからの弦楽器奏者たちの行動にはびっくりしました。
怪我の有無を確かめた後、
そこに居た弦楽器奏者達全員が自分の事の様に悲壮な顔で
その欠けた破片を拾い集め出したのです。

その粉々に成った破片をどの様にしたのか私には解りませんが、
数ヵ月後その楽器は何事も無かった様に直ってきました。

音を聞かせてもらいましたが・・・私には判断できませんでした。

楽器を壊すと言うのは本当に怖い事です。




自分でオカリーナを作る事から考えると、
人が作った楽器に手を入れるより最初から自分で作る方がどんなに楽であるか・・。
外見だけでなく演奏感や音まで直すとなると
楽器の修理と言うのは作るより難しいのでしょう。

フルートで修理不能の場所は「歌口」その次にトーンホールでしょう。
歌口を壊したら直すよりその次を見つける方が早いかもしれません。
基本的にはそれ以外の場所でしたら直そうと思えば直るかもしれません。

オカリーナでも同じです。
歌口がそのままの形で残っていれば再現は有る程度可能です。
バイオリンの話に有った様に出来るだけ壊れた部分をそれ以上壊さない様に集め。
復元するのです。

博物館にある土器や埴輪の復元された物の様に直せばよいのです。

上でも言ったように歌口が壊れたら余程のテクニックで無いと直せません。
それに、直ったとしても音は別のものに成るでしょう。
だから、歌口が壊れなければ何とか直ります。

歌口だけは修理不能だと思ってください。
たぶん大丈夫なんでしょうね・・・。 


本当に気を付けないと楽器を壊すのは
一瞬ですからね・・・。 

その一瞬をスローモーションの様に思い出す事に成らない様に!




■オカリーナに紐を通し落ちても大丈夫な様にしている人が居ますが、
それについて良いか悪いかはどちらでも構わないのですよ。
ただ、いくら紐が有っても楽器を落とした時、
楽器は大丈夫で音楽は壊れます・・・それはどうするの?

■もう一つは、「小川式持ち方」と「小川式コントロール」をしていれば、
紐に頼るもち方をしなくても良いばかりかその他にも特典が付くのに?!

■オカリーナの落下事故は最近聞きませんが、
演奏以外での事故があるようです・・・皆様気をつけてください!
基本的にオカリーナは歌口さえ壊さなければ何とか直ると言う事です・・。

●ホームページのスクロールのお知らせにssiとcgiを利用した
赤色の日替わりお知らせを付けました。
これによって簡単にお知らせが書ける・・はずなんです。

●登録されてからまったく連絡等アクセスが無い方、
メールが届かず帰って来る方を時機を見て削除したいと思います。



  「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2004/01/09    第 147号
      皆様の ご感想、ご意見、等 お待ちしています。
        発行者 :Kenji Ogawa ken3@fl-oca.com
      HomePage:http://village.infoweb.ne.jp/~flute/
      Copyright(C)2001 k.Ogawa All Rights Reserved.
     

Copyright (C)All Rights Reserved. --  mail