「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2004/04/09    第 160号
     





2、3日 留守にしたら愛犬の様子がおかしいのです。
帰宅した時は普通に喜んでいる様に思えたのだけど・・?
翌朝、散歩に行くと何か違うのです。
よそよそしい・・と言うか、完全に信用していないと言うか、
リードを外してあげても何時もの様にノー天気に遊ばないで
じっとして勝手に遊びに行かないでじっとしている・・・。

御主人様としては気を使って話し掛けたり頭を撫でてあげても、
そんな簡単な事では完全に心を開け無い様だ・・寂しさの恨み?
たった数日間だが、余程寂しかったのか?

こういうのを何て言うのだろう?
寂しいストレスによる心身症にでも分類されるのか・・はは
普段は調子込んで威張っているくせに人間でも犬でも同じ??

それから、3日やっと元の状態に戻ったと思ったら・・・
なんと今日は狂犬病の予防注射に連れて行ったのだ。
途中で何か悪い予感がしたらしく・・・歩くのを拒否する!
ご主人様に対する不信はまた増したのであろうか?

私もストレスが・・・?




         紙やすりで  




練習をしていて思った様に出来ないと色んな原因を考えるものです。
今まで先生に注意された事を思い出しやってみたりするのです。

しかし、
そんな事を思い出し実行したぐらいで改善される事はほとんど有りません。
大抵はコンピュータのエラーの様に余計な事をしないで再起動すれば良いのです。
練習だったら、そこで休憩にしてみるとか練習をヤメ遊びに行くのが賢明である!


私は賢明であるから・・・しょっちゅう再起動していた?!


賢明でない人は原因を楽器に有ると考え色々余計な事を考えてしまうのです。

フルートの人はまずタンポの塞がりが悪いと考える。
余程の人で無いとそんな事は解るはずがないのですがライトに透かしたり・・
タバコの煙を吹き込んだり・・・。
それでも判らない時は、ヘッドコルクが悪いとか・・考えるのです。

それが歌口に注意が向くと歌口が気になりだすのです。
穴が開いている歌口を散々穴が開くほど眺めて・・恐ろしい事を考える。

「きっと、あのラインが・・こうで有ったなら・・・」

その、思いついたアイデアが音に対して素晴らしい効果を与える事を
イメージして欲望は膨らむのです。

そうしたらどうしても削りたくなる・・・。

でも、ナイフで歌口を削るとほとんど失敗する。
大抵の人の場合、
今ある楽器を削る事を考えますが、
その楽器は削り過ぎているかも知れませんよね?



フルートの歌口(頭部管)はラファンの18kで100万円します。
それを削って単なる18kの塊にする勇気は有りますか?
ナイフやペーパーでほんの少し削るだけで・・・簡単にゴミに・・・。
銀の頭部管でしたら8万円ぐらい?
これでしたら失敗しても少しお安い・・・あははは


私はとてもそんな勇気は無かったのですか、
やってみたかったので復元可能な挑戦をしたことが有りました。

私が使っていた方法をお教えしましょう。
完全に元に戻す為には金属のフルートに限ります。
必要なのはマニュキュアと除光液それに綿棒

まず、簡単に空気の通り吹込みが良くなる方法・・・多分?
マニュキュアはエッジには塗ら無いで脇の部分にかなり厚く塗ります。
完全に乾いたら、
その次に除光液をつけた綿棒で脇の壁のカーブを調整します。
どの様なカーブが良いか想像付かない場合は実行しない事!
吹奏しながら綿棒でカーブの調整をして下さい。


ひょっとしたらものすごく吹きやすく成るかもしれません。
(大抵の場合失敗しますが、そんな事は当たり前でしょう。
何も経験の無い貴方が良い調整が出来るなんて・・)
でも、私は何回か試みるうちに自分の好みの頭部管が出来ました。
しかし、それはスペアーの楽器で本番で使った事はありませんが・・。

もちろん微妙ですが音程の調整も出来ます。
ただし、楽器の分解組み立てが上手に行える事が条件です。
どんな方法か貴方が考え付かない時はおやめください。

ただ、年代の違う同じメーカーの楽器を比べてみてください。
フルートの音程つまりトーンホールの位置はかなりいい加減に決められて
居る事に気が付いたりします。




オカリーナはどうなんでしょう?

フルートの場合は材料が金属の場合マニュキュアと除光液それに
綿棒でかなり遊べるのですが、オカリーナの場合はそれが出来ません。
つまり、加工してからの再現性は無いのです。

どこかで誰かが、
オカリーナのエアーウエイを砥草(とくさ)で削ると音が良く出る様に成る。
と書いていたような・・・。
これは砥草で有ろうが無かろうがエアーウエイの形状を変える事ですから、
再現性は有りません。 
余程の自信があるか、要らない楽器でしたら実行してください。
もちろんエッジ周辺を削ったりするのはおやめくださいね。

しかし、オカリーナは音程の調整は自由に出来ます。
貴方の吹いているオカリーナの音程が気に成ったら是非調整してみてください。
方法は簡単です。
穴を塞げば音程は低く成り穴を広げれば音程は高くなります。

自分の作った楽器でも、
実際に演奏していくうちに微妙な調整をして使用します。

ポイントは再現性があるかどうかですが、
音程の微調整の為に楽器を少し削ったりしますが、
削りすぎても塞げば良いのです。




幸運を祈ります?!   あははは





■チョッと方向は違うかもしれませんが、
楽器の改造は上手く成りたいと言う向上心の表れで有ると思います。
それが様々な改造に着手し泥沼に嵌って行く始まりかもしれません。

オカリーナを作る所まで行けるのは構造が極めて簡単で、
材料費が安く制作の為の技術がほとんど必要ないからでしょう。

楽しみとしてのオカリーナを作るのは
そこから出発するのでしょうね。

■演奏会の時に奏法や呼吸法を話しながらやってみました。
聞いておいでの方は参考に成ったかもしれませんね。
今度からお客さんを見ながら色んな事を試してみましょう。

演奏法や歌い方を解説しながら演奏すると言うのは
演奏する方にとっては音楽に集中する上では難しいかもしれません。

手の内を先に言って勝負する様でしょうか・・・・?



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