「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2004/06/18    第 169号
     





もう30年も前の話だがデンマークに一ヶ月ぐらい居た事が有る。
デンマークの特徴は牧畜が盛んで山が無い事なんです。
田舎町の獣医さんの家に居候していました。
何の変哲も無い田舎町。

そんな田舎の下宿でも感激したのはデザインの素晴らしさ!
いわゆる北欧の住宅家具の素晴らしいものを見ました。
その他には社会保障のすばらしさ・・などなど・・。
もうビックリするしかないものでしたが・・。

当時タバコが500円ぐらいしました。
今でもトンでもない値段ですが当時ハイライトが80円だったと思います。
徹底的に不合理な物には課税するのでしょうか?
税金はずいぶん高いと言う印象・・。

なにもするではなく遊んでいましたが・・はは
ちょっとだけシティホールで演奏したりしましたが単なる居候・・。
水泳をしたり子供達と遊んだり・・・
車を借りてドライブしたり・・・。

何でこんな話に成ったかと言うと
この気候のせいでしょう。
晴れているのに涼しい風が吹き気持ちよい
愛犬との散歩の途中で今まで忘れていた思い出が
よみがえって来たのです。





          石膏型  




お友達の会に最近入会なさって、
オカリーナの制作に燃えている方が3名ほどおいでです。
お友達のプロフィールに登録していただいた方も・・・。

今日はたまたま石膏型の話題ですが
これは二年前から決まっているのです・・・あはは
新しい方はご存じないかもしれませんが、
以前、このサイトに「ケンさんの啓示」と言うコーナーが有り
そこで使っていた啓示がこの「よがり笛2」のテーマに成っているのです。
それは200のテーマですから、あと39週はテーマを考えなくても良いので
気楽に出来ます・・・あははは

まぁ・・・半分ぐらいは「こんなテーマで何を書いたら良いのか」
と悩むのでもありますが・・。

今回は「型」の話ですが・・・。

当然フルートにも型は有るのですよ・・。
これはプレス型と言う物ですが、
マウスピース、とか キーのカップ 
工業的にはもっと沢山の部品を鍛造(プレス機械で作る)しています。
楽器を良く見るとその部品をどの様に作っているかを判別する事が出来ます。
大量に作っているメーカーなどは合理化をする為に精度の良い自動機を使って
加工するのです。

当然、楽器の製造コストをその様な努力によって抑えるのです。
良く見るとハンドメイドと言う楽器でさえもどこまでハンドメイドか
解りませんね・・・・。


オカリーナも合理化が出来ます。
同じ物を大量に作ることは可能です。
もちろん粘土を使用してですよ。

いま、私が公開している他にも色んな型を作っています。
いわゆる鍛造型や鋳造型・・・。
それにパーツ別の型・・・。
合理化の型・・・などなど。

最初はドンドン合理化し
大量生産向きの方を考えていました。
そしてそれを作ってオカリーナを作っていると

「楽しくないのです」

オカリーナを作りながら

「一体、自分は何をしているのだろう」

と思ってしまいました。

オカリーナ作りの工員に成った気がしました。
オカリーナを作り楽しんでいるのでは無く、
単に生産をしているだけの様に感じてしまいました。

自分の求めているオカリーナを作るのですから
自分のイメージによる制作の自由さが欲しく成り最小限の型を使用する
事にしたのです。

つまり私の場合、型はあくまでも大量生産をするためのものでは無く、
音色や音程を調整する自由さを持ったものです。

合理的に考え過ぎて簡単に制作できる型の方向に進みすぎると、
量産体制になり私達の本来のオカリーナ作りの目的と違った事に成ります。

私も一度は進んでしまった合理的過ぎる方向は
大抵の人が一度は行くのかもしれませんね・・・。

貴方の目的を忘れないように・・・。

「自分用の音楽の出来る楽器としてのオカリーナを作る事」

まぁ・・
沢山作っても一度に一つしか演奏できないのですが・・・。






■ ハンドタオルを買いました。  10枚で198円!
あまりにも安いので? 20枚も・・・・あははは

オカリーナを作るときにはタオルは必需品なんです。
手を拭いたり工具を拭いたり・・。
・・・粘土で変色したタオルで自分の口だって拭いたりするのです
もちろん、自分できれいに洗いしぼったものですが、・・・あははは

以前は古くなったタオルをハサミで切って半分の大きさにして使っていましたが、
段々ほつれて・・・えらい事になってくるのです??

これで専用ハンドタオルを使う事になったのですが、
粘土の仕上げに新しいタオルで仕上げると・・・
タオルの繊維が作品にくっついて困ってしまうのです・・・。

したがって タオルの使用に付いては段階を設けて使って行くと言う
難しい事に成ってしまいました・・・。

簡単に言うと・・・
口を拭いたりするのは新品?!
手を拭いたりするのはその次?!
机や工具を拭いたりするもの

そこまで使われてやっと粘土を仕上げるハンドタオルになるのです!
タオルだって修行しないと粘土の仕上げには使ってもらえないのです!
あははは

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