よがり笛

　　「お」友達の会

　　　kenさんのよがり笛２

　　　　　　　　　　　2004/07/09　　　　第　172号
　　　　　

朝の散歩の前に庭を見回りするのです
狭い庭の端から端まで見て歩き、
いつもの所でおしっこをします。
どうしてだか一番端っこの所なんです。

その間にご主人様は私の部屋を箒で掃き
その後きれいにモップで水拭きするのです。
どうも私の毛が沢山落ちているらしく、
それがオカリーナを作る時に邪魔になるらしいのです。

一通り掃除が終わる時期を見計らって戻るのですが、
チョット遅く帰るともう戸を閉めて作業を始めています。
ご主人様に吼えるのは気が引けるので、
ご主人様が気が付くまでそのまま待っているのです。

他の家族だったら「ワンワン」と吼えて
「早く入れろ」と言うのですが、どうもご主人様には言えないのです。
順位に逆らって行動できない悲しい定め？！
他の家族がご主人様を扱うようには出来ないのです？！

きょうは一仕事終わるまでずーーーと待っていました・・・。
「早く気が付いてほしいよなぁ
訳の解んない笛なんか作っていないでさぁーー」

　　　　　　　　　　いろんな顔　　

変な話ですが、
子供の頃外国の人を見るとみんな同じに見えましたが、
いつの間にか段々区別が付くようになりました。

フルートも最初はフルートと認識できる程度から始まったのでしょうか？
最初は兎に角フルートの形をしたモノが欲しかった。

それは高校生の時で、何故かフルートがやりたくなった。
ウブな私は知っている楽器屋さんに行ってフルートを見つけた。
そこに有った物は・・たしか○管「○ォー○ル？」とか言う楽器でした。
当時１５０００円ぐらいでしたか？

その楽器は素晴らしい物に思え、
どうしても手に入れたいと貯金を始めました。
一体どの様に貯めたのでしょうか？？？？
半年くらいで何とか貯め楽器屋さんに値引きをしてもらい
手に入れたのです。

物凄く美しいものに思えました。
そして絶対にきれいな音が出るものだと思って練習をしました。
しばらくして、イメージする音が出ないのは自分のせいだと気が付き、
先生を紹介してもらう事に成りました。

先生に付きしばらくすると
良い音が出ないのは楽器のせいであると思い楽器を変えました。
新しい楽器は顔つきが全く違い物凄く美人に思えました。

そんな事をずーーーと繰り返して。
今使っている楽器にたどり着くまで一体何本のフルートを買ったのでしょう？
数えた事は無いのですが・・・たぶん　１０本以上有るでしょう。
今使う楽器は一本だけ！
まぁ・・・同時に一本しか吹けないのでそれで良いのですが・・。
一応、いざと言う時の為にスペアーの楽器は有るのですが・・
余り吹きたくないですね・・・あははは

何故かって？
それは相性があるからなんです。
だって、理由も無いのに嫌いな顔ってあるでしょう？
今のフルートの顔が一番安心できる。
その顔って　形ではなく　音なんですが・・。

もちろん、フルートの歌口を見比べると
本当に沢山の種類があることに気が付きます。
最初のうちはみんな同じに見えていたのですが、
今は区別が付くんです。

でも、いまはまた進化しました？？
見かけの顔ではなく音の顔を見るようになりました。
段々区別が付くようになると、
それぞれの形の持つ音の特徴を知るようになり
逆に変なイメージを持ちすぎるようになりました。

良い顔は形だけでは無い事に気が付くのです。
人間の顔も非の打ち所の無い位に整っていると
多分つまらない無いのでしょうね。
ここにフルートやオカリーナの顔の秘密が有ります。

本当に歌口は　見ていると面白いですよ　いろんな顔があります。
なかなか個性的で・・・ふふふ
もちろん中から滲み出る性格や教養が重要なんでしょうね！？

■今、歯石取りで歯医者に通っています。
お友達の推薦の歯科衛生士？に寄る歯石取りは本当に素晴らしかった！

以前、血まみれに成ったような気がしたが、
今回は全く出血なし？！　　
これが、当たり前なのかもしれない！

『以前、その歯科医院でその様な道具を欲しそうに見ていたら、
勘の良いお友達は「欲しかったら使っていないのが有るからあげるよ」・・と。
それは、大学生の時に教授から買わされたが全く使っていない？？
と言う新品の道具をただで貰いオカリーナ制作用に大胆にグラインダー
で削り、使い易い様に加工して使っている。
しかし、それは下手に作業すると本体に傷をつけてしまうのだ』

歯の上の歯石を取る時に滑りすぎて歯茎を傷つけるのかもしれない・・・。
だから道具が必要以上滑ってキスをつけて困る所に行かない様な持ち方や
動かし方が有り、それをちゃんと習っているのでしょうが、
人によって差が有るのは何故でしょう？

チョット待てよ。　
機用、不器用、それに性格を超えた持ち方や動かし方が有るにしても、
天性の性能もあるのかもしれない！

オカリーナを作る時に便利な才能かも？

・・・・すると、　
彼女の方が私より才能がある？！

■　「お」友達の部屋に置いてある録音で大谷の地下で演奏した物が有りますが、
私の演奏を聴いてその響きに「ここなら絶対に上手に聞こえる」と思ったのか？
「そこで演奏してみたい」と言う皆さんの希望が有りました。
近いうちにそんな希望をかなえる事が出来るかもしれません。　お楽しみに。
（実はもう一年も前に大谷資料館館長の内諾は貰っています）