「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2004/07/23    第 174号
     





暑いです。
ここ栃木では熱帯夜は無いようですが寝る時までやはり暑いので・・・
窓を開けて寝ています。涼しい風が窓から入り気分が良くなってきます。
こんな時が田舎に住んでよかったと思う時なのです。
あまりにも涼しく夜明け前には冷え過ぎるといけないので、
窓から入る外の空気が直接体に当たらない様に工夫をします。
この窓の外には高原と間違えるほどの林が・・・。
マイナスイオンもタップリ、
おかげさまで・・・スゥーーと睡眠に入ってしまうのです。
もっとも、遊び過ぎで寝てしまうのかも知れませんが・・・あはは

・・・おじさんに成ると朝が早くなります。
まだ起きるには早いので目を閉じたまま窓の外の色んな音を聞いています。
「春の祭典」か「ダフニスとクロエ」のようなイメージで・・・。
遠くで鶏の鳴く声・・・林の向こうで鳥が鳴いています。
本当にきれいな声で鳴いていますが声に艶が有ると言うのでしょうか?
私の作るオカリーナもあんな風に艶のある音が出ると・・・。

あたりが少し明るくなってきて
「ケ ケ ケ ケケケケケケケケケケッ ケッ ケッ・・・」
私のイメージをブチ壊すように恐ろしく響く声でヒグラシが鳴き始めました。
すると申し合わせた様に林の中全体で無数のヒグラシが鳴き始め・・。
それはもう恐ろしい合唱に成るのです。
それまで半分夢の中で外の音を楽しんでいた私ですが、
その「ヒグラシの大合唱」にたまら無く成り窓を閉めるのです。
幸い我が家はレッスン室だけで無く寝室も二重窓・・。
・・・それでも聞こえる・・・。

はっと気が付くとあたりはもう随分明るくなっており
薄明るくなった時始まったあの五月蝿いヒグラシの大合唱は
何も無かったかの様に静かになっている・・。

ムソルグスキーの「はげ山の一夜」の終わり・・?
つまり朝に成り妖怪達が退散して静かになる部分?を思い出しましたが、
ヒグラシが居る環境ではあの曲は出来なかっただろうな・・なんて、
どうでも良い事を考えてまた眠るのであった・・。





          欲が無い  




何処かの国の人が私のページを自分の国の言葉に翻訳したいと、
言ってきた時も「クレジットだけ入れておいて下さい」と言っただけ。
そんな人が二人ぐらい居たでしょうか??
・・・私にはどうでも良い事なのです・・・。

オカリーナを作る楽しみをみんなが味わえれば・・・。

オカリーナを売るつもりも楽譜を出版して儲ける気は有りませんでした。
無理矢理売ってくれと言われて時々売ったり、
ある会社で変な制作本を出版してくれたので売っていますが・・・。

CDも・・・・。
ある方から制作の話が有り話が進んでいた時に、
私の体調が悪くなり、話が途中で止まってしまいました。
それでも聞きたいと言う人がおいでに成り、
負担の無いように自宅で録音し無理矢理作りました。

いまさら、デビューするなんて・・・(デブーでは有りません)
体の調子が悪く成ってフルートでの演奏の仕事も断って来たので、
オカリーナの演奏会をいっぱいする気も無いのです。

もちろん小さな楽しいサロンコンサートのような雰囲気の場合は、
それを通じて私の持ち方や奏法が理解できれば良いなぁと思っていますから
・・・演奏させていただきますが・・・!?

「もっとXXXXすれば良いのに」とよく言われます。
よく言えませんが・・・
私はこのままで良いのです。

たぶん向上心が無いのでは有りません・・・
欲が無いだけだと思います。


でも最近、
オカリーナつくりに燃えています。
大きな理由は8月1日に宇都宮で教えている方達が
合同発表会を行います。

その練習を聞いていると・・
皆さん本当に良い音を出すのです・・。

アンサンブルなど自分で作ったいろんな種類の楽器で
皆さんが合奏なさっているのを聴いて本当に感動するのです。
当たり前ですが・・・みんな私の作った楽器なのです!

失礼ですが、みんな下手糞だったはずなのに・・・。
本当の音楽をオカリーナを使ってやっているのです。
もちろん完全では有りませんがそれは素晴らしい事なのです。

オカリーナを作ることで自分も楽しめますが、
それ以上に私が作ったオカリーナで本当に楽しんでいる人が居る事を
実感できたのです。

これは自分で演奏する事に因って得られる喜びとは全く違います。
自分の作った曲でみんなが楽しんだり喜んだりするので、
作曲などの喜びと似ているのでしょうか?


兎に角、もっと気分の良いオカリーナを作りたいと燃えています。


私独自の「小川式持ち方」「小川式コントロール」それに

「小川式作り方???」の確立を目指し!!

おっと!
早合点しないで下さい!

この場合の「小川式作り方」とは陶芸の技法の事では有りません。
陶芸の技法でしたら私は師匠から教わった事しか言えません。
そんな当たり前の事を知ったかぶりして言うのは
最も軽蔑されるべき事ですから・・・・あははは


そんな訳で・・オカリーナが一杯出来ました。
まだ、本当の意味での完成品では無いかも知れませんが、
もう直ぐ希望の方にお譲り出来るかもしれません。

(オカリーナが一杯出来ました。・・
 これは・・私にとって一杯・・・と言う事です・・ははは)



■フルート関係の雑誌が毎月送られて来ます。
その広告を見ると本当に面白いです・・・
だってどのメーカーも最高に思えるから!!

■演奏と違った魅力?   つまり、

「オカリーナと言う作品が残り、
      それが楽器として音楽が出来る事」・・・!?


■頂いた感想です。・・・・嬉しいので無断掲載です・・はは
=================================================
昨日「お」カリーナ仲間の一人から電話がありました・・
『故郷』のコーラスのB・G・Mとして「お」カリーナを吹いたそうです。
それを聴いた登校拒否を続けて家に引き篭もっていた女の子が
「お」カリーナを吹いてみたいと彼女の家までお母さんと来たそうです。
運指表をファックスで送ってあげました
借りた「お」カリーナをもって嬉しそうに帰って行ったそうです。
何もする気の無くなっていた女の子(中学生)に
したいと思うことが出てきたと言ってお母さんは喜んでいたそうです。

「お」カリーナの音色は優しいのです・・!
=================================================

きっと、演奏された方が優しいのでしょう。
どんな楽器でも演奏者次第なのですから・・・。


■入会されたままでアクセスの無い方は時間が経つと
IDやパスワードが削除される事があります。

Copyright (C)All Rights Reserved. --  mail