kenさんのよがり笛2 2001/07/28 第 20号
     



お昼過ぎにこれを書いています。

いつもは夕食が終わりいつものビールを飲んでほろ酔い加減で、
眠りそうに成りながら、こんな事始めるのではなかった等と
悔やみながら書いているのですが・・・・。

今日は先日24日(火)の雷で、ルーターが故障・・
インターネットが二日間出来ませんでした、
メーカーに電話したら無料で取り替えてくれるとの事・・・、
本日宅急便で新品が到着・・・早速取り付けると・・・

なんと、それだけではなくメインのコンピュータも調子が良くありません。
・・・インターネットに接続できないのです。

そんな訳で教室に置いて有るコンピュータで、
生徒の来る前に書こうとあせっていますが・・・

「おーい お茶」と「黒糖かりんとう」(ふとるよねぇ)
を動力源として書いております・・・。

内容はまだ未定・・・ははは
さて・・・今日はどんな話にしようか?




             楽器を選ぶ  

ホームページindexの「ken さんの啓示!!」から
これに決定しました。

そこに「楽器を選ぶ」と記入すると。
私が以前「楽書き帳」に書いた発言が出てくる仕組みになっています。

記入してみると・・・。

>楽器は特注以外でしたら楽器店の方で吹かしてくれますし、
>高価な楽器でしたら貸してくれます。
>その何日間のうちに購入するかどうか決めます。
>もちろん普通の人には貸してくれないでしょうが、信用貸しですね。 
>実際にいろんな条件で演奏したりして決めるのです。 
>プロの音楽家でもその場で決められないことが多いのですよ。
>面白いことに、アマチュアがたいした知識や経験が無いにもかかわらず、
>その場で笑ってしまうような楽器の批評をすることがあります。
>気をつけましょう・・・ ははは」

と出てきました。


今回は、返信メール風に、これを怪説?  いや解説いたしましょう。 



>楽器は特注以外でしたら楽器店の方で吹かしてくれますし、


特注の楽器とは、自分の要求に合う様に寸法など変えるわけですから、
これは返品は出来ません。
・・でも、出来あがるまでに数回打ち合わせいたします。
値段が高いので、余程信用がおける製作者に頼まないと・・・・・。

当然ですが・・。フルートの材料もT貴金属社から買うのです。
これは現金取引・・なにしろ高価な貴金属ですから・・・。
零細企業では受注倒産?も有り得ます??

私も楽器の引渡しが終わるまで潰れるなよと、
マジに頼んだ会社に言いましたよ・・ははは



>高価な楽器でしたら貸してくれます。


ただ、もう出来あがっている楽器に関してですが・・・
これは自動車の試乗とは少し違うのです。
相手によりますが、楽器店でもメーカーの販売店でも楽器を貸してくれます。
もちろん、どこの誰だか判らない人に貸すアホな楽器店は居ないでしょうが、
こんな時は先生の力を利用します。

音楽の世界は本当に狭いので、
大抵だれかの知り合いの知り合いぐらいの関係になりますから、
持って逃げることは出来ません。

オカリーナでは吹かせてくれない所が有るとホームページの
Q&Aに書きましたが、そんな店では買わないようにしましょうね。

先日、物凄い張り紙を発見し思わすニンマリしました。

「オカリナは楽器ですから吹かないで下さい」
「・・・????}
はは、かなり突っ込めるでしょう!!

これはインド関係の雑貨店に有ったペールーらしいオカリナでしたが・・・。
「雑貨またはオブジェとして購入する方に限る」と書き換えて欲しいですね! 



>その何日間のうちに購入するかどうか決めます。


もちろん、その楽器が自分にとってどうで有るかも試すのですが、
先生や友人にその音を聞いてもらいその意見を参考にしたりします。
経済的に出資者?などの承認を得なければいけない場合、
その意見も重要であります。・・・ははは これが一番だったりして!



>もちろん普通の人には貸してくれないでしょうが、信用貸しですね。 


先日、某有名フルート販売店を退職された粋な「I」さんは、
昔、若かりし私にアルトフルートを買うように薦めてくれました。
(私にとって必要も無いのに大変な買い物・・) 

「現物がアルトきは珍しいんだよ」『????あるとき??』
「持って行きなよ」
「もちろん新品だよ」
「お金? そんなものはいつでも良いのだよ」
「楽器がアルト無い・・では有ると無いぐらい違うんだよ」

『??!?!?』

結局物好きな私は「有る時払い」と言う約束で・・・
その店には一月に一回ぐらいしか行きませんでしたが・・・
その次にお店に行くと
「支払い?」等としっかり請求された・・・ははは
もちろん、のらりくらりと支払ったが・・・。

どうしてもほしい楽譜など、何故か??? 
持ち合わせの金額内に収まっていたことも有った??
今考えてもふしぎだな??
そういえば・・・電算機を打つ指がふにゃふにゃでおかしいと思ったが?
・・・・あれは(無理やり売りつけて良心が痛んだのか)??

このアルトフルートでジョリべと言う作曲家の呪文と言う曲を
自宅でテープにエコーを付けて録音。

当時自宅にレッスンに来ていたK.Iに聞かせた。

(レッスンのたびに焼き鳥屋につれて行くのだからすごいレッスンだ!
彼の仕事は、お風呂を沸かしと布団引きだったのだ・・
現在ニューヨーク在住・・・との会話)

「おい、この演奏誰だかわかるか?」
「これですか?」(しばらく聞き入る)
「ランパルですね、間違い有りません!!」
「ふーーーん、良くわかるねぇ・・終わりまで聞いてみろ」

・・・その演奏の最後の方には、失敗して自分で笑っている私の声が・・・

見事に騙せた私は気分が良かった!!・・・が!
他にはその楽器を使った覚えは数回しか無く、
他の人や団体に貸し出ししている時間が長かった?



>実際にいろんな条件で演奏したりして決めるのです。


場所を変える・・・
ほかの楽器と合わせてみる

等など、楽器の音は、楽器自体の音とそれを演奏する者の音、
それに演奏している会場の音など、
それぞれの特徴がミックスされてその場の音となります。



>プロの音楽家でもその場で決められないことが多いのですよ。
>面白いことに、アマチュアがたいした知識や経験が無いにもかかわらず、
>その場で笑ってしまうような楽器の批評をすることがあります。
>気をつけましょう・・・ ははは」


一般にアマチュアの人が大胆な発言をします。
素人の知ったかぶりほど恥ずかしい物は無いので・・良い子の皆さんは
決して余計な理屈は言わないように・・ただ恥をかくだけです。
(もちろん純粋な楽器や音に関する感想は良いのですよ)

フルートの雑誌を買うと色々なメーカーの広告が出ています。
あれを正直に分析しながら読んでみましょう。
どこのメーカーも最高の楽器に成ります・・書いてあるんだから。
いろんな理屈をつけて・・ああでもない こうでもないと・・・。
言葉だけでは、どこのメーカーが良いのか完全に判ら無く成ります。

歴史があり研究されているフルートだってそうなのです。

オカリーナ販売説明では、
その解説や説明に滑稽な事も書いて有り、
私は大いに笑えると思ったのです。

しかし、笑えない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
それを信じている人がたくさん居るのです。



♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪今日の音楽史♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

作曲家 フルート奏者、フランツ・ドップラー没(1821〜1883)
Albert Franz Doppler オーストリア
ロマン派後期、4歳年下の弟、カール・ドップラー (1825-1900) と二重奏で
ヨーロッパ全土を演奏旅行し大成功を収めました。
ハンガリア田園幻想曲は独奏、アンダンテとロンドは2flとpf

昔、モイーズのハンガリア田園幻想曲を聞いた人も多いのでは?
私はテレビで吉田先生のオーケストラ伴奏の曲を聴いて、
感激した覚えがあります。・・・古い話ですが・・・
たしか、カセット等はまだ無くオープンリールのテープに録音しましたが・・
ブーンと言うハム音が入っていました。
しかし、宝として居ましたから・・今も有るはずです・・・。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

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