「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2005/06/04    第 216号
     





そう言えば何かで見た昔の写真・・・。
田植えは雨の中、蓑(みの)に 菅笠(すげがさ)をかぶり
一列に並んで手で植えている・・・そんな感じのものを見た。
あれは6月・・・梅雨の頃ではなかったのか?

今は一列に並んで手で植えるなんて風景見たこと無い。
それに梅雨ではない・・・5月の連休ごろには終わっている。
聞く所によると専業農家は少なく兼業が多いとか・・・。
だからか?田植えが終わると殆ど人が居なく成るのだ。

6月になりそろそろ梅雨と思ったらそんな事を思い出した。
田植えは一ヶ月ぐらいずれて来ているのだろうか・・?
散歩道の風景は田植え前後の大きな湖から
今は大きくなった稲の緑で一杯に変化してきている。

誰も居ない用水に本当に小さなカルガモの子供達が56羽泳いでいる。
そう言えば、さっき散歩の私に気づき親がもが慌てて飛び立て行った。
コンクリートで出来た用水路から出られない子供達は、
一生懸命に泳いで逃げているのだ。

心配して見ているのだが・・。
子ガモ達はそれが恐怖らしく下流に向かって凄い勢いで逃げる・・・。
一体どうなるのだろうと思いつつ下流の方に行き流れてくるのを待ったが、
全く姿が見えない・・・。

どう解決したのか全く解らないままだ!
そんなご主人様の気持ちとは全く関係無しに
愛犬はいつもの通りポーカーフェイス・・我関せずである。
途中で行き会った犬や猫にも興味を示さない・・。
やはり年寄りになって目や耳が・・・。

いや、帰ってからのゴハンや昼寝のほうに
気持ちが行っているのであろう?!




          つくる  



最近、こんな質問が来ます。
「作り方に付いてもっと詳しく教えて欲しい」・・・と。


・・・実は作り方を教える事に限界を感じているので、
自分の教室でも余り熱心に教えません。

オカリーナを作る事は簡単で誰にでも出来ます。

それより、
気の利いた花瓶やコーヒーカップを作る方が余程難しいと思います。
見かけ、バランス、持ちやすさ、使いやすさ・・・など。
簡単に出来る物では有りません。

さらに、
名品 銘品 と呼ばれる
すばらしい「楽焼などの茶碗」や料理が栄える「器」を
何も知らない人が作れるのでしょうか?

オカリーナも名器と成ると・・・。

もちろん、ある程度のものは誰にでも作れます。
しかし、誰にでも作れる「簡単な品物」の作り方を教える事に
嫌気が差してきています。

普通の人がオカリーナを趣味として作る事に何の反対も有りません。
むしろ、それ自体はどんどん奨励したいのです。
しかし、自分が係わる制作ではもっと本物を目指したいのです。

なので・・。
インターネットでの制作に関する説明記事は打ち止めにして有ります。
詳しい制作の記事それに調律や調整に関すること。
いろんな作り方の長所や短所の解説・・・etc。
殆ど出来ていますが・・・皆お蔵入りにしています・・・あはは



楽しみとしてのオカリーナの制作は
巷の陶芸教室でやるような内容で十分です。
音も十分に出ますし音程もほとんど確かでしょう。
普通はそこまで出来れば十分なのですが、
生徒さんの楽器を吹いていると不満が出来、
どうしてもその先を要求したくなるのです。
しかし、生徒さん音楽的なレベルのことを考えると
それ以上の要求ができなく成ってしまうのです。


一番困るのは、
製作技術が進んだ割りに音に対する感覚が不十分の時など
生徒さんは作る上では上級とは殆ど差が無くなりますが、
その内容は大きく差が出来ます。

そこを理解してさらに進んで欲しいのですが、
一般的に生徒さんの方では理解するのが難しいのか、、
壁にぶち当たり勝手に卒業するようです・・・あははは


インターネットを見回すと
いろんな方がオカリーナの作り方を掲載しているようです。
中にはチョット困ったいい加減な内容や
独自のいい加減な論理に基づいた展開も有ります。

その中には私が直接教えた人、又間接的に関係している人、
破門にした人、・・・関係は無いが私のインターネットサイト本(?)
から資料を手に入れ独学している人が結構多い様です。

《どうして解るかって? 自分で考えたことですからしっかりと解ります。 
もちろん、自由にやって頂いて構わないのです。引用を元に様々な困った
間違い論理を展開しても、それはその著者の責任ですし、発展途上のイン
ターネットの特殊性からデータを利用する方の責任でも有るのですから》

・・・・そんな方々も、
昔の益子の様に雑器を作る事に徹していれば
その内に天才が現れ名器を作るかもしれません。
それは、
たぶん貴方では・・・・・??



もう一方に・・・。
北大路路山人の作った「器」は、何故すばらしいのでしょうか?
「器」は彼の料理と言う総合芸術?の部分なのでしょう。

(お皿一つでも料理を作りそこに盛らないと必要な事がわかりません)


さて、オカリーナを作る為には何が必要なのでしょうか?
今回はいつもと違い答えを書いておきましょう・・・あはは



■オカリーナを作るには音楽の勉強が一番必要なのです。■
 そして
オカリーナを音楽的に演奏が出来て初めて方向が見えるのです。




●蛇足●
 下手な制作者・・・演奏を聞けば全てが解ります。
 従って、自分の演奏(録音)を人に聞かせない制作者は問題ですね。
 その演奏を聞けばどれだけの人か簡単に解るので聞かせられないのでしょう。
 つまり、楽器を作るときに要求している事がその演奏で解るのです。

 他人が作ったオカリーナを沢山集め作る人は意味不明?
 収集癖が有るのでしょうか?
 自分自身の考えや感覚が不安?または、無いのでしょうか?
 ・・私は他人が何を作ろうが全く関係無いので・・・??



・・・ここまで言うと、
自分の発言に責任を持たねば・・・・はははは

■私の演奏ファイルを次のように聞いてください。

  ・演奏している曲の難易度は?
  ・作っているOcarinaの楽器としての能力は?
  ・「小川式持ち方」の正しさは証明されてますか?
  ・小川式コントロールをどの様に使っているか?
  ・そしてその可能性は?

  ・最後に・・何も考えないで楽しめましたか?

       ==============================

    おがわオカリーナフェスティバル in 大谷
      http://o-oca.hp.infoseek.co.jp/

       いよいよ明日です!
    (プログラムを上のURLからご覧に慣れます)
      
      ●6/1の「かよちゃん」「Oさん」 生出演
      フェスに関するインタビュー
      ラジオを録音でお聞きに成れます。      
       場所:「お」友達の会

       諸般の事情で参加できなかった方も、
       是非当日遊びに来て見てください。

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