「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2005/06/17    第 218号
     





有り難い事に、
こんなメールマガジンでも待っていてくれる人がいるらしい?!
私がよそのメールマガジンを取っていた時には
殆ど読まないで捨てていた物もある・・・。
また、こりゃー何だ?と思ったら、
以前に取っていたマガジンが突然復活したり・・色々であった。

このメールマガジンも以前ある業者の所で出したが、
なんだか有料だの広告がどうの・・めんどくさく成ったので、
やめて自前で出した・・・。
なんて事は無いメールを出すのと同じなんです。
ただ、数が多いので一度には無理かも??

出し方は簡単BCC(ブラックカーボンコピー)と言うらしい。
宛先を自分にしてあとは宛名をBBCの欄に入れれば良い。
ただ、メーラーではCC(カーボンコピー)を選択して、
アドレス帳からメッセージの受信者を【BBC】にすればよい。
これを間違えると差し出した人全員に全員のメールアドレスを
教える事に成るので大変な事に成ります。
なにしろ個人情報保護法・・・なんて出来ましたから。

このマガジンでも愛犬の名前を公表しておりません。
なにしろ個人の情報ですし、名前だと特定できますものね?!
かと言って写真を公表していますが・・・
あれはサングラスをしているし?
中々めんどくさいので有ります。
インターネットで写真を公表するのは気を使います。(あはは本当です?!)
でも、今回もサービスです。
《おがわオカリーナフェスティバルin大谷2005》の写真公開です!
http://o-oca.hp.infoseek.co.jp/

まぁ、知っている人でしたら解るぐらいですが、お楽しみください?
それでもって・・・来年は手薬煉轢いてお待ちください!!




          ソ ロ  



昔、フルートを始めた時、
何故かいきなりオーケストラに入った。
ある大学の学芸学部のオーケストラとアマチュアオケが一緒に
練習すると言う変なオーケストラである。

入ったのはフルートを習い始めて半年位の時に、
知り合いの人に連れて行かれたが、何を勘違いしたのか
フルートの主席の人に紹介された。
別室に連れて行かれて「吹いてご覧」・・・。
「????」何も解らず吹いたが、
「週に二回来てください」・・と言われた。
何と・・入団したようだった。

そんなボロオケでも各パートの主席の人は結局プロのオケに
入ったので、今考えると結構レベルはバラバラであった。
それでもその大学の本○助教授(すけきょうじゅと読むらしい)
の指導で私には立派なオーケストラに聞こえたのだ。

そんな中で2番フルートを吹いたが、
補欠だったので音の大きい所でドサクサに紛れて、
吹かせてもらえるだけなので有ったが、
1番の人が遅刻とか欠席の時に「お前が吹け」と言ってもらえる。
だから1番の人が休むと内心大喜びであった!!

でも、席がチョット移動するだけで内容が全く違うのだ。
吹く音は全部目立つ・・・
その時はシューベルトの未完成を練習していた。
名曲だ! 目立つ! かっこいい!!

・・と思ったら隣のオーボエの人に・・・。
「P(ピアノ)だ、大きすぎる」「音程を合わせろ」
「・・・・・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・。
最高に緊張をしながらソロを吹く・・・。
指揮者が演奏を中断し

「フルートずれている」

それ以上追求しないで別のパートを注意する・・・。
(これは指揮者の優しさでは無く臨時の1番フルートに係わるのは
 時間が勿体無いだけであろう・・・)
こんな段階を経て少し注意してもらえる様に成る。
するとどんどん難しく成って行くのだ。

その内に p(ピアノ)で四分音符一つだけ書いて有ると・・・。
それは「恐ろしい」と感じるように成るのである!!

素晴らしいオーケストラの色んな名曲を聞く・・。
何故か私の耳はフルオーケストラの中でもフルートしか聞こえないのです。
そんな中でシヘラザードとか田園とかのソロを吹くのが夢に成った。
ボレロ、アルルの女フルート吹きとして体験したいソロだ。



プロのオケで始めてボレロを吹いた時、

ゲネプロでソロを失敗した。
そのソロは小学校の時、縦笛で吹いたりした簡単なソロです。
でも、間違えても指揮者は演奏を停めませんでした。
・・・後は本番です。

親切な仲間は本番前の控え室で
「ゲネプロで間違えたから本番は上手く行くよ」等と慰めてくれたり、
あるドイツのオケに居た人は、
「ベルリンフィルのトロンボーン奏者が本番でトチッテ自殺したんだよね」
とか言ってくれます?

どこどこのオケで誰々がこんな風にミスしたとか・・・。
そんな話は皆大好き・・私にとっては不吉な話を一杯する・・・。
人の不幸は蜜の味??
本番前に仲間から色々励まされるのである。


ご存じの様にボレロは最初小さな音から始まります。
小太鼓の弱小音でボレロのリズムを刻む、
それに合わせてチェロの小さなピチカート・・・。
フルートのソロの場面が段々近づいてきます。
各パートの主席は自分のソロの事を考えていますが・・・。
さっきゲネプロで間違えたフルートの事が頭をよぎります。

フルート奏者の蚤の心臓はそんな音より大きく鳴っています。
隣で、わざと涼しい顔をしている2番奏者にも聞こえそう!!
できる事ならトランプみたいに「ワンパス」とか
「逃げ出す」とか出来ないかなんて?考えてみたりしますが、
指揮者はそんな事を見抜いて、
フルート吹きの気分を和らげる為に、
にこやかに合図をします・・・・・・・・。

静かな会場にフルートの音が響き渡ります。
もう、逃げ出せません、始まってしまいました。
後はやるしか有りません。冷静に!音楽をします。 
頭の中では、スーパーコンピューターより色んな事を
瞬時に考えて居たようです。


本番でそのソロを吹き終わったら、
隣りのK野さんは客席から見えない様に譜面台に隠れて
声を出さずに「ブラボー!」と拍手してくれた。 
後ろのクラリネットのTakeちゃんも目で合図を送ってくれた。
その時点で私のボレロは終わったのです。
 ・・・あはは。

演奏は精神的な事が大部分を占めるのですよね。
かよわい私にはそんな仕事はつらいのです。
たぶん貴方は大丈夫かもしれん???

それから数年、
パートタイムオケマンの私は
ある時リムスキ−コルサコフの曲を聴いて居た、
「この曲大変だろうなぁ・・・」と言ったら

「やった事有るじゃん」と言われた。

「!?!?!?!」



慣れとは恐ろしい!!




お騒がせ致してました
《おがわオカリーナフェスティバルin大谷2005》も終わり。
 ひと段落しています。

■皆さんに気持ちを新たに練習して頂こうと新曲をアップしました。
と言っても大した曲では有りません。

O.レスピーギ 作曲 (1879〜1936)
「リュートのための古代舞曲とアリア第3番」 第3楽章 シチリアーナ
Ottorino Respighi Antiche Danze ed Arie per Liuto No3 Siciliana


F管用 のマイナスワンと C管用 のマイナスワン を用意しました。

もちろん主旋律が入った貴方の勉強用のファイルも御座います。 はは

其々音色を変えたりチョット遊んでいます・・・あはは
楽譜はそのまま読めばマイナスワンと一緒に演奏できます。
ダウンロードして貴方の練習用としてCDにしても構いません。
(各ファイルは右クリックして保存してください)

何度も申し上げますが貴方が使う事しか認めていませんので
 他の人への配布は絶対にお断りいたします。

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