「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2005/08/05    第 224号
     






我が愛犬は暑そうなので長く伸びた毛をハサミで刈ったら、
見本にしたいぐらいの見事な虎刈りになった。
農家のおばさんに笑われるのは可哀想なので何とかしようと、
以前は嫌がっていた子供用の電気バリカンで虎刈りを修正した。
涼しく成るのが解ったのか不思議に嫌がらなかった。
少し利口になったのか?

散歩に出るのが遅れたせいか、そんな事は関係ない様な勢いで
先を急ぎ一番交通量の多い前の道を急いで横断したがるのだ!
先日などは間に合わなくおしっこをしながら横断!!!
振り返るとオシッコの跡がジグザグに道路を横断していた?!
バツが悪いのか目をシバシバさせながら知らん顔をしている。
あはははー余程切羽詰っていたのだろう、可哀想な事をした。

古い麦藁帽子の隙間から強烈な夏の光がぎらぎらと光って見える。
手も背中も温度が上がって来たのが実感できる。
愛犬は最短コース折り返し点手前でもう舌を出して「ハアハア・・」している。
動物愛護なのだ! 可哀想だから今日は最短コース・・・・。
ご主人様だって可哀想だから?!




          愚問?  



早速、メールにて疑問をくれた方が・・。
ここにその文を掲載します。

-----ここから------------------------------
先日 友人がCDを持って来てくれました。
「○」カリーナでなく○○○の演奏らしいです。
それはそれなりに素晴らしい音色でオカリーナらしい音楽ですが・・・
どの曲を聴いても同じように聞こえるのです。
「○」カリーナを知る前は この音色がオカリーナだ!
 いいなぁ〜と思っていましたね。

音色を作れる「○」カリーナを知ってしまった今、
「○」カリーナが如何に難しいか!如何に音楽的演奏が出来るか!
違いが分かって来ているように思いますーーエライ!
それを持ってる自分が自慢ですーースゴイ!
「○」先生の演奏の素晴らしさに益々感動です。

では 「愚問?」です。
このCDの奏者に「○」カリーナで演奏してもらったら
どのような演奏になるのでしょうか?
-----ここまで------------------------------


こそばゆい様なお褒めの言葉(たぶん?)
ですが、
誰もが皆そう思うかどうか疑問ですね。

世の中には色んな意見が有るのですから・・・。

「あれはオカリナの音ではない」と平気で言う人がいます。
でも、そんなバカな意見は掘って置いて話を続けましょう。


問題は質問者が言っている
「どの曲も同じ様に聞こえた・・」 と言う所ですよね。
(単に演奏者に音楽性が無いと言うことなのですが・・・)
これは主に楽器自体の問題と演奏者技量の問題の二つが有ります。


■楽器の問題としては

これはどの種類の楽器も同じなのですが、
鳴り過ぎる楽器はコントロールが難しいのです。
つまり演奏者が求める音色に答えられないのです。
パレットには強烈な1色しかない・・・絵描きの心境・・・?

その強烈な一色をカンバスに塗り満足している人もいます。

つまり、これは良く鳴るがゆえに
音色の変化が無い楽器である可能性があります。
しかし、
それを良く音の出る良い楽器と感じる人も多いのは事実です。

・・・ここまで読んで
「そんなに単純では無いでしょう」・・と言う貴方!
その通りです。


■演奏者の技量の問題

その強烈な一色しかパレットに無い良く成る楽器を
音楽性豊かでオカリーナでの音楽表現力が有る人が吹いたらどう成るか
・・・と言う疑問が出るでしょう?

その答えは、
当然ながら、あなたが聞いた演奏より音楽的に成ることでしょう。
それは《演奏には音色以外の要素が沢山有る》からなのです。
音色が不十分であったとしても音楽的な表現は十分可能だからです。
楽器が表現力としての余裕を持っていたとき、
つまり音色等を選択する余地が十分に有るとするなら、
更に演奏に余裕が出る事に成ります。


▲しかし、
自分の中にその表現の選択肢を持たない演奏者の場合、
余裕は単なる余裕でしか有りません。

つまり、
>「このCDの奏者に「○」カリーナで演奏してもらったら
どのような演奏になるのでしょうか?」と言う問いに対する答えは、
>「どの曲も同じ様に聞こえる」
と言う貴方の感想の中に有るのです。


私のサイトの中にも書いた覚えが有りますが、
電子鍵盤楽器であなたの好きな旋律を弾いて
もし、それが素晴らしく思えるのでしたら、
あなたの音楽性はかなり疑問ですからもっと歌を勉強してください。

先日も、
電子楽器の様に音を真っ直ぐ吹いて何の表現もしない
オカリーナの演奏を聞き、「この人は何を表現したいのだろう」と思いました。
それと共に「この演奏はオカリーナだから許されるのだ」
もし「この様に電子鍵盤楽器で旋律を演奏したら・・・」
(・・・・・・さみしく、かなしいですね)
でも、その事は
オカリーナの音それ自体が素晴らしいと言う事の証明でも有ると・・・!!


同じ楽器(○○○でも「○」カリーナ)でも
音楽性とオカリーナでの演奏表現力を持った人が演奏した場合、
全く別の「もの」に成るのは明らかですよね。
ただし、いくら音楽性が有ったとしても「○」カリーナの表現技法を
会得していなければ表現することはかなり難しいでしょう・・・。



 蛇足

フルートやオカリーナを勉強する事は
単に上手に成ることでは有りませんよ。
練習や勉強を通して音楽をすこしづつ理解出来る様に成り、
あなたが音楽にすこしづつ近づいて行く事なのです。

それと共にあなたは音楽で深い感動が得られる様に成って行き、
・・・・それが、あなたの演奏に反映されて来るはずなのです。



 何も知らないのが幸せか?
 知識が増える事は不幸せなのか?




■やっと一つ質問が来ました!
ありがとう御座いました。

次回の分も広く募集致します。

■「電車男」が見たいので食事が済んだら、
何も考えずに取り掛かりました・・・・あはは いつもの事なのですが・・。
今日も見られそうなので安心安心!
でも、ちょっとドタバタ劇なんで不満!
■夏休みに成るとアクセスパターンが変りますね。
そんな訳で新しいアクセス解析を取り付けてみました。
なんと、リピーターが物凄く多い様です。
喜んで良いのか悲しんで良いのか????
検索エンジンから辿って来てもらった方が嬉しいのですが、
そんなめんどくさい事しませんよね・・・あははは


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   kenさんのよがり笛2

           2005/08/05    第 224号
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