「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2006/06/16    第 265号
        





散歩の途中知り合いの無人野菜直売所に寄った時、
犬を保護した人に「飼い主を知らないか」と聞かれた。
それは今まで見た事が無い犬だったが、
「屋内で飼う犬だから飼い主の家もそんなに遠くでは無いのでは」と・・。
しかし、犬を保護した人は遠く町なので連れて行く訳に行かない・・と。
人の良い私はすぐに飼い主が見つかると思い、
「預かってあげます」と言ったのだ。

家に帰ると警察や保健所に電話をして保護した犬の特徴を伝えた。
これで心配した飼い主からはすぐに連絡が来ると思ったのだ。
しかし、あれから4日も経つが何の連絡も無い?!
ペットショップなどでも高そうな犬なのだが!?
愛犬より芸も多く頭もよさそう。
なんと言っても愛犬より余計に、お手・待て・伏せも出来る。

毎晩寝る頃になると寂しいのか「クーンクーン」と泣く。
夜に起きると環境の違いからかやはり寂しそうにしている。
可愛そうなのでついかまってしまう。
飼い主からの連絡が無いからリードを購入しベッドを作る・・・。
餌もいつもより多く二人分購入し・・・。
・・飼い主が見つかったらどうするんだろう?

今日も、粘土を入れてある容器の上や玄関で何故か威張っている居候!
「名無しのゴンベエ」通称「ゴン」!! (名前まで付けてしまった)
我が愛犬は幾分不服そうで何時もよりパトロールを入念にしている!
最近、誰が来ても吼えていないにも拘らずここ数日吼えるのだ・・。
犬の世界でも自己主張し存在価値を訴えないといけないのか?

さて、この居候の話は今後どんな展開となるのであろう?





         ステージマナー  



演奏会で格好よく喝采を浴びる!!

下手からにこやかに拍手を浴びながら入場し、
演奏が終わるとホールの隅々や二階席それに三階席にまで挨拶をし
颯爽と下手から退場。  

(下手=客席から見て左側、クラッシックではここから入退場します)

なんて格好いいですよね・・・?

貴方もそんな時に大演奏家を真似すれば良いのかもしれませんが・・。
素人の演奏会を見ていると色々問題が有ります。

クラッシックでは決まり事が有ります。
演奏者の中ではコンサートマスターが一番偉いとされ?
コンサートマスターが合図しないとチューニング(音合わせ)をしないとか、
コンサートマスターが座らないとオーケストラも座らない・・・?とか。
素人のアンサンブルではそうでもない人が色々世話を焼いたり指示したり?!
それでも良いのかも知れないが・・・チョット変に見える!

まぁ・・そんな事はどうでも良いのですが、
チョット気をつけてもらいたいことが有ります。
それは、演奏する時気を付ける事・・・です。


●演奏会を見ていると・・・
演奏が突然始まってしまったり、
楽章の途中で拍手があったり、
演奏が終わったのに拍手が無かったりすることが有ります。


これは皆ステージで演奏者の所作が成っていないからです。



演奏者は演奏が始まる事を暗にお客に教えないといけませんし、
まだ拍手をする場所ではない事を教えないといけません。
それに、精一杯やったら、拍手する場所を教えないといけません。


(これをステージマナーと言うのかどうか? お辞儀の仕方とか
 レディーファーストを守るとか、出・退場の順番であるとか?
 は当然としてここでは触れません!!)


・・なんだって?
「そんな事どうやって教えるんだ?」
「林家三平の様に手を顔の所に持って行ったら拍手しろ」
 とあらかじめ教えておくのか?? 
(チョット古かった・・はは)


テレビの録画の様に会場の客に拍手の練習等、前説をするん?

いいえ!
演奏者がお客様にサインを送るのです。
これはお辞儀の仕方・・。「深くお辞儀をして3秒数えるまで頭を上げない」
・・というのも大切ですが、それより大切なのは

■ザワザワしている会場を静め演奏に集中させる合図を送るのです!

これは有る程度熟練が必要ですが・・・。
何にでも応用が出来ます。

つまり、演奏するポーズで空白を作るのです。
キット、その一秒間ぐらいの時間でお客は音に集中してしまうのです。
逆にそのお客を集中させる時間を作らないで演奏を始めると、
音楽がボケてしまうのです。
これは指揮者と同じで音の出だしに向かって緊張を高めるのです。


・・まぁ・・・機会があったら是非試してみて下さい。

(なんかの講演や授業などにも使えます
 このパウゼの使い方が上手いのは噺家ですよね。
 つまり、意図的に間を空けるのです)

■楽章の合間など演奏の途中で拍手をもらってしまう人。
これも演奏者が悪いのです。

演奏者は難しい一楽章が終わって安心して

「終わった!!!!!」

と言う安堵の表情をしてしまうのです。
それを見たお客さまは・・・「終わったのだな」と思ってしまうのです。
すると当然拍手するのです。

だから演奏者が悪いのです。
それを、ここのお客は音楽を知らない素人ばかり・・等と
ヘボ演奏家は言いがかりをつけるのです。

私に言わせれば演奏者が終わったという顔をしたからイケナイのです。
一楽章が終わっても音楽はまだ続くのですから、
緊張感を持続し無ければいけませんし、
そのまま次の楽章に行けば、お客様は拍手が出来る筈が有りません。

具体的には若干動作も加えればまず拍手は来ません。
たまにおっちょこちょいの客や最初に拍手したい客が
フライングするかもしれませんが演奏者の緊張感で打ち消せます。


■最後に演奏が終わっても拍手をしない客には・・・。
演奏の途中で拍手させない・・・これの逆をすれば良いのです。
さらに終わりを解りやすくし、
終わったら急にホッとした顔をし、
そしてにこやかに微笑んで深々とお辞儀するのです。

あまり演奏会に来た事の無いお客はマナーなど解らないので、
それを見たお客は「ここだぁ」と思い、安心して拍手するのです。
これはそんなお客様へのサービスなのです。 
あははは


■最後に、
演奏が間違いだらけでつまらない演奏をしたとしても、
貴方は決して「大失敗した」と言う顔をしてはいけません。
そんな事はすっかり忘れて何も無かったように、
満面の笑みでお客様に「どうだぁ!」という気持ちを込めて
この文の最初にダカーポ(最初に戻る)するのです。




どうですか?
演奏とは関係の無い様ですが、
実は演奏にとってとても大切な事なのです!
いや・・・もっと根本的なところで
極めて重要なんです・・・!?

わかりますか?




私のサイトは「ネタ帳」らしい
・・・と言うのは、ある方からメールが有り、
「私のホームページが仲間との話の中でずいぶん役に立っている」
皆が知らない事を教えてくれて感謝します。 ですって・・・?

 ・・・・と先週書きましたら、更にメールが・・。

「殆どのオカリーナを作るページや解説のページはここのパクリですよね」
・・・と!

私もそう思いますが、どうでも良いのです。
みんなが参考にしてくれたと思えば・・・あはは

昔は、確かにクレームをつけたりしましたが

ある オカリナのホームページ などでは
「教わった事だから当然」と言ったりして書くのは当然と言ったり?
(チョット内容が間違っているから余計に困るのですが・・・)
その割には私に習ったとは一言も書いていません???
(もっとも私が破門にしましたから・・)

海外のページでは私がクレームを付けると、
「自分が考えた持ち方・・デアルカラマネデハナイ」と・・・。
でも、持ち方はパクッテも「おがわ式コントロール」までは
真似できない?   ふふふ

最近、歳をとったのか・・・すこし考えが変わった。
真似なのだから新しい内容は書くことが出来ない筈だし、
私の独創的な内容を私より先に書くのは無理・・と・・。

まぁ 理屈だけで自分の演奏を聞かせないのは出来ないからですよね・・。
その演奏がお粗末?  退散しよー。 はは

     
        「お」友達の会   kenさんのよがり笛2 
          2006/06/16    第 265号
      皆様の ご感想、ご意見、等 お待ちしています。
      下記のリンクをご利用下さるか楽書き帳にどうぞ。
Mail : http://www.fl-oca.com/mail.htm
       HomePage :http://www.fl-oca.com/
         発行者 :Kenji Ogawa 
      Copyright(C)2001 k.Ogawa All Rights Reserved.
     


Copyright (C)All Rights Reserved. --  mail