kenさんのよがり笛 2  2001/11/16  第36号
     




今日は新しい散歩コースを歩きました。
良い天気でしたが
風はいっそう冷たさを増しています。

わが愛犬は保守的らしく新しいコースには抵抗を示し
いろんな意志表示をします。
・・・私の進路を妨害すべく前にでる。
・・・「おすわり」の座り込みをする。
・・・尻尾を下ろし嫌そうな雰囲気をだす。
でも、最後は諦めてついてきます。ははは

今日のコースは舗装が半分のコース、
少しでこぼこでも、自然な土の上が良い。
歩いた感じが本当に違うのですよ。
土の上を歩く事をお勧めしたい・・。
なんでやろ?・・・ははは





           譜面をよむ  





文章と一緒で・・
読むだけでしたらこんな簡単な事は無いのです。

文章もコンピュータでも読ませる事も出来ます。
最近のコンピュータの読み上げ能力を知りませんから
何とも言えませんが・・・、

多分、ちゃんと読めるのでしょう??

と言う事は、聞いていて最低限の事は伝わるのでしょう。
これで十分だと言う人はそれで良いのです。

でも、皆さん、
「言葉」はそんなに単純な物では無い事をご存知でしょう。

例えば、「おはよう」と言う言葉を
基本的な音楽の要素である音の強さやイントネーションを付けると
別な表現にもする事が出来るのです。

貴方はどれだけの種類を言い分ける事が出来ると思いますか?

本当に優しく明るく言う事も出来ますし、
憎しみを込めて言う事も出来ます。



◎====================実習=============
ここでは、演技の学校にでも入ったつもりでやってみてください。

例えば・・・「おはよう」

だけでどれだけの感情表現が出来るでしょうか?

たくさん出来ましたか??
即座に10種類位は出来ないと普通の人間として??

ははは ご苦労様!!
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でも、文字に書くと、
みんな同じ、只の「おはよう」なのです。

もちろん台本ではその状況や発言者の心理状態を書いて有ったりしますが、
全ては書けないでしょうし、書かないでしょう・・・。

楽譜や台本も、その「おはよう」を読んだ人の
感性や経験に任されている部分が大きいのです。




◎====================観察====================
良く有りそうな、
こんなシーンを想像してしまいました・・・
裁判で検事が被告人に質問します・・

検事:「貴方はその時『殺してやる』と言いましたね」

被告:「確かに、でも、それは・・」

検事:「言ったのですか言わなかったのですか?」

被告:「言いましたが・・」

検事:「質問を終わります」

ここで、言ったか言わなかったかの話では、
言った事に成りますが、
その時のニュアンスや状況はどうなるのでしょう??
ははは・・・脱線!!
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さて、譜面を読むと言う事でしたね・・・・。
音楽を再現する為に読むと言う事なんですが・・・?

今はコンピュータ時代ですから楽譜もコンピュータで書けるのです。
しかも書いたら直ぐに音にして聞く事も出来るのです。
その音楽は書き込みのミスさえなければ全く正確であります。


================余談==================
昔は楽譜を書く職人が居ました。それらの職人はそれぞれ自分で「音符の判」
を持っていて、それで譜面を書いたのです。ですから、その書いた音符を見る
と誰が書いたか解るのです。その譜面には音楽的な物から、非音楽的なものま
で様々でした。音楽的な譜面は見るからに音楽的で演奏し易くすばらしいもの
でした。その手間を省いた海賊版(コピーによる印刷)が出現して、何も知ら
ない私達は値段につられて買いましたが・・・先生は出版社を指定して、まと
もな出版社の楽譜を買う様に指示したものです。海賊版は著作権の追及を逃れ
るためにわざと音符を違う音に変えて印刷したりしていましたから・・・。
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音楽的な素養を持った人が音楽を分析して、
デジタル化すれば生の演奏に物凄く近い演奏をコンピュータに
演奏させる事は可能に成ります。

もちろん、今のコンピュータではディーナミークやテンポ
それにルバートの指示も出来ます。
もちろん色んな楽器の音色も自由自在なのです。

===============ことばの解説===========
ディーナミークダイナミックとも言い音の大きさのこと。
テンポ早さの事 ♪=60 等と 示す事も有る。
ルバート「盗む」の意味で、テンポを変化させる時に使う。
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したがって、今の記譜法にもっと細かい指示をすれば、
譜面を読む時にもっと正確になるかもしれません。
しかし、新しい記譜法は色々試されてきますが・・・。
どうしてでしょうか?

コンピュータで書き、コンピュータで演奏された音楽を聞いていて、
何の不満も無い場合はこれで十分なのでしょう。
しかし、コンピュータで安易に音楽にした音楽が、
何か違うと感じるのも事実です。

吉野家の牛丼、マクドナルド、どれも魅力的な食事です。
しかし、それで良い時とそれでは満足出来ない時も有りますよね。

色んな料理があります。素材、ワザ、心・・・。

料理は良くわかりませんが音楽でしたら
私には違いがはっきり見えます・・・・。


さて、貴方にはその違いが見えますか?
今の段階でコンピュータに出来ない事は何だか解りますか?
コンピュータに簡単に出来ない事は

「・・・・と・・・・・です」

と貴方に言えば、その事を知識として簡単に覚え、
それを振り回す人がいるので、やめておきます。
自分で感じ掴み取ってください。




それが表現出来る様に成った時、
貴方は譜面が読める様に成ったのでしょうね。





「読み方?」を期待されて方はちょっとがっかり?
でも、単なる読み方なんて誰にでも出来るのですよ。
単純な決まりしか無いのですから。

問題は譜面が読めてからの「譜読み」なのです。
「音符拾い」は「譜読み」ではないのですから。

おっといけない!
ここで、言いそうに成ってしまった・・・ははは
私のホームページの中に十分なヒントが有ります。
探してみてください。


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