kenさんのよがり笛2 2002/01/04 第 43号
     





新年明けましておめでとう御座います。
昨年からこの様ないい加減なメールマガジンを
継続して購読されているあなたにとって
今年は良い年に成るのです・・・・。

引き続き何も期待しないで購読をする事に依って、
チョットだけ良い事が有るかもしれません。
それは、なんかの占いに拠ると、
私は今年から良く成るらしいです。
はははーーーー本当か?。

そう言った事は素直に信じる私ですから・・・。
従って、これを読んでいる貴方も良く成るハズであります。
それに、現在このまぐまぐを始めた時からの読者数は、
なんと!二倍以上に成っております。

減った週が無いと言うのは本当に驚異であります。
とは言え、本当にマイナーであるこのメールマガジン
皆さんの激励で続いております。
本当に今年もよろしくお願いします





              オカリナ? 



「オカリナ」か「オカリーナ」か?

このまぐまぐを今まで書いてきたが辞典などを調べた事は無い、・・はは
今回はどの様に各辞典で扱っているのかを調べてみた。


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Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition)
Shogakukan 1988.国語大辞典(新装版)小学館 1988.

オカリナ(イタリアocarina)笛の一種。鳩の形のやきもので、八〜一二個の
指穴をもち、鳩笛ふうの柔らかで、こもった音を出す。
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標準 音楽辞典 音楽之友社 第一版

オカリーナ ocarina 〔伊〕大衆的な管楽器の一つで卵、小鳥、さつまいも
のような形をしている。歌口と多くの指孔を持った球状のフルートというべ
きもので大小さまざまあり、音はオルガンの閉管に似る。この種の楽器は古
く中国やアフリカに見られたが、現在のオカリーナは17世紀後半のイタリア
で発明された。
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マイペディア98(C)株式会社日立デジタル平凡社

オカリナ
19世紀イタリアで考案されたとされる風路(ダクト)付き器(うつわ)型フルー
ト。鶏卵を細長くしたような形の楽器で,内部は空洞になっている。土の素焼
きのものが多い。中央部に大きな吹口が突出し,その付け根に歌口となる穴が
あいている。表に指孔8,裏に親指孔2。あいている指孔の大きさと数が音高
を決定する。同種の楽器は世界各地に分布している。
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・・・と、まぁ・・世の中でオカリナと呼んでいるのと同じで、
大勢と相違の無い結果であった・・ははは。
でも、音楽辞典がオカリーナで有る事に注目してください。


スペルは
イタリア 英語 ドイツ語 フランス語 スペイン語とも同じです。


英語の辞典ではどうなっているか??


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英語では以下の所でその発音が聞けます。
http://dictionary.msn.com/find/entry.asp?refid=1861684379

そのページのオカリーナに付いての記述です。

oc・a・ri・na (plural oc・a・ri・nas) noun
wind instrument: a simple wind instrument related to the flute
that has an oval body, finger holes, and a protruding mouthpiece

(管楽器:楕円形の身体、指穴および出る吹き口を持っているフルートと
 関係する単純な管楽器)


[Late 19th century. From Italian, literally "little goose"
(from its shape), from oca "goose," from assumed Vulgar Latin avica ,
ultimately from Latin avis "bird."]

[19世紀後半。イタリア語から文字通りに「小さなガチョウ」(その形から)、
から?想定する俗ラテン語からのオウカ「ガチョウ」?avica、
ラテン語から結局?avis「鳥]。」
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イタリア語の発音
 http://www.alc.co.jp/mlng/italian/prnc.html から引用。

「r」は舌先を細かく震わせて発音するので、少し難しいかもしれない。
江戸っ子のベランメー調の[ラ]に似た音、寒いときに「ブルッ」と震えるが、
そんな漢字で発音するとうまくいくようだ。なお、rrと二重になると、この特
徴が際立ってくる。

アクセントの位置は、後ろから2番目の母音にある単語が多く、
だいたいが長音(延ばす音)になる。

この原則に従った語は、何となくイタリア語らしい響きをもっている。
e.g. canzone[カンツォーネ](歌)、bambino[バンビーノ](子ども)
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すると、オカリ の「リ」の所で 舌先を細かく震わせて発音するらしい。
そして後ろから二つ目の母音で長く伸ばすのだから・・
オカリーナ と成る・・・ははは いい加減だ。

私としては最古のオカリーナはマヤ文明にあると言う説を支持するが、
オカリーナそのものを現代に楽器として蘇らせた? イタリアに敬意を
表しオカリナではなくオカリーナと表記したいのです。



おもちゃはオカリナと言われるがオカリーナとは言わない?

だから、おもちゃと区別したいと言う気持ちから「オカリーナ」

おもちゃのようないい加減な楽器と区別したいから「オカリーナ」

音楽が出来る楽器として作りたいから「オカリーナ」

音楽が演奏できる楽器だから「オカリーナ」

なんちゃって。


オカリーナを普及させる会・・・ははは。



蛇足
オカリーナと書いてあっても おもちゃも有る・・困った!



昔、私のフルートの先生が「フリュート」と言っていました。
その時、習い始めたばかりの私はさすがに専門の先生は発音が違う!
スゲーカッコイイーーーと思いました。

先生の気持ちはフレンチスクールの流れを汲むと言う
気持ちがあったのでしょうか?

先生の留学先はスイス・・たしか言葉はドイツ語・・・。

だとしたら・・「フレーテ」なのですが・・。


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