kenさんのよがり笛2 2002/02/01 第 47号
     




怠け者の作者がアホ犬を連れてやっと散歩に出る頃
凍った道は少し解け出して濡れている感じになる・・。
トボトボと歩く背中に暖かい太陽を浴びながら、
遠くに見える目的地の戸室山を見て気が遠くなるのである・・。

わがアホ犬はうれしそうに尻尾を振って妙に元気だ!
ご主人様との散歩が楽しいのかそれとも
自然が呼んでいる生理現象が解決する事が嬉しいのか?
・・・疑問である。

この犬はおしっこの時オカシイのである?
何故なら・・片足を上げたりあげなかったり・・女の子なのに・・???
赤ちゃんの時に捨てられて我が家に来るまで他の犬との接触が無く
それ以降も孤立状態で飼育されたのが原因なのか?
あるいは、ちゃんとしたおしっこを教育を出来なかった飼い主の責任なのか?

とくにウンチの時はものすごい格好である・・
こんな事を公開して良いのかなぁ??
でも、犬の彼女の耳に入る事はまずないから・・いいかぁ  あはは
・・どんな格好か知りたい?
やめておこう・・・
まだ、彼女とは平和に付き合いたいから・・あはは・・・・



             質問  


オカリーナを作り始めたとき
考えたより作るのは難しくいろんな疑問が沢山出て、
それらは整理がつかずに山済みに成って行きました。

何しろ・・・皆さんと同じで小学校以来、粘土に触った事は無く
本を買って読みましたが良く解らずに、
結局、近所の陶芸家に教えを乞いに行きました。

陶芸家の名前は大竹信次郎先生。
いきなり行くと・・・何故か歓迎され?
実習無しでお茶を飲みながらの世間話・・・?

殆ど陶芸の知識はこの大竹師匠に教わりましたが、
今考えると・・お茶菓子もろくに持っていかないで、
ご馳走になるばかり・・・迷惑な弟子?でした。

・・いや、正確には弟子にはしてもらっていないので、
単なるお邪魔虫であった様だが、
私にとって有一の陶芸の師匠である。


師匠は私の音楽の話を楽しみにしていたのか?
教えを乞いに行くと工房の作業を中止して、
土間の囲炉裏でお茶の時間に成るのである・・。

私としてはその作業を見て居たいのだが・・・
「そんなのはどうでも良いよ・・お茶にしよう・・・」
なんて言われた・・・。

あれは、作業を見せたくなかったのか?
それとも、本当にお茶が飲みたかったのか?
未だに疑問である???


そんな中で「目から鱗」で有った事の一つをお教えしましょう。

石膏の型を作る時の話しですが
石膏の上に石膏を流し込むとくっ付いてしまう為に、
「カリ石鹸」を使いそれを防ぎます。
カリ石鹸は陶芸用品店で一缶単位で買いましたが・・・

師匠は・・「・そんなものはドベ塗れば良いんだよ・・」

「???」

(ドベとは粘土と粘土を接着する時に使う水で解いた粘土である)


今までは怪しい「カリ石鹸」成る物を使用していた。
もちろん今お教えしている皆さんには「カリ石鹸」一缶買う事の無い様に、
ドベを使う方法をお教えしている。

本から得た知識では「カリ石鹸」であったが実際にはドベで良かった。
ほんのチョットした事ですが、そんな蓄積された実用的な知識は
一杯有るのです・・・。
それは、お茶と共に得るのが一番良い・・・ははは。


話を聞き出すコツは失敗談を話す事なんです。
・・すると師匠は大笑いした後に、
こうしたら良いとい言う話をしてくれるのです。

何度も失敗して苦労して考えて悩んで工夫していると
その一言のアドバイスや教えは数倍有り難く成るのです。

そうでない場合は同じアドバイスも、
単なる知識に成るだけかもしれませんね。

今は本当に便利な世の中ですね。
本屋に行けば何でも知る事が出来るし
インターネットでは大抵の事が調べられる。
でも、経験から得た知識を大切にしたいですよね。

そして、質問とは本当に難しい事を知るべきです。
質問する事に依って貴方のそれまでの経験や知識が
相手にわかってしまうのです。


今までに本当に多くの神をも恐れぬ質問をした事か・・・
あははは

これからもきっとするでしょう。


おかげさまで、

2月15日(金)16日(土)17日(日)作品展
宇都宮のギャラリー「響」のミニコンサート(16日17日)
は定員一杯になりました。

もちろん、作品展は全日、自由に御覧頂けます。
詳しくはこちらを御覧下さい。

キャラリー響


最新の私のオカリーナを展示致しますので、
御覧頂ければ幸いです。

(もちろん奏法などのミニアドバイスも、ご要望でしたら致しますよ)


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