kenさんのよがり笛2 2002/03/29 第 55号
     



年度末なんですねぇ・・・工事も終わりだ!?

今まで通れなかったたんぼ道が通れる様になりました。
封印されていたその道の先には小高い丘になっており、
途中には昔小学校だった所があります。
校舎はもう有りませんが、名残に大きな桜の木が数本・・・・。

ここは他の市内より少し寒い様で
やっとその桜の木が満開に近くなりました。
今まで北の神社方面への散歩で桜の木が無かったのでしたが、
道路が開通したのでこの廃校方面も散歩ができる様に成りました。

廃校になってからどれぐらいたつのでしょう?
その前は、毎年新しい生徒を迎えてより華やかだったこの桜も
今は地域のゲートボールのおじいさんやおばあさんを
ただ暇そうに見ているだけなのです。

きっと、このおじいさん達が新入生だった頃もここに居て、
その入学から、わんぱくだった時を全部知っているに違いない。
でも、今は新入生達を迎える事も無いチョット寂しい桜
それでも一年に一度の見せ時・・・自己主張の時なんです。
・・・一生懸命に咲いて・・・綺麗な桜です。



           音  感  


音感・・・・・嫌な言葉ですねぇ!

きっと私は音感に自信が無いのでしょう。
不安を持つとどんどん自信が無く成るのです。
それは音感が悪いという事より、それをコントロールする
事が難しくなる事から来るのかもしれません。


・・・「絶対音感」と言う言葉があります。


これは、益々嫌な言葉です。

もちろん、私に絶対音感成るものは有りません。
時々、合っている事が有りますがそれは絶対音感では無く、
単に合っていただけ・・・まぐれ ・・・あははは。
もちろん、音楽を聴くとちゃんと「どれみ」で聞こえます。

(アメリカ等で学ぶと・・CDEと聞こえるそうです
【シーディイー】イロハでも良いのですよ・・・あはははーー)

昨今、この《絶対音感》なる言葉が飛び交っており、
妙に持て囃されていましたが、
こんな感覚は絶対に無い方が便利なのです。
もし完全な絶対音感の持ち主でしたら音楽家としてやって行くには、
かなりな困難があるかもしれません。

ーーーーーーー
なんでも、許容誤差と言うのが有るから良いのです。
歯車やネジも隙間が無いと動かないのです。
その、隙間の事をバックラッシ・・・と言います。(たぶん?)
今は油圧で動かしているハンドルも昔は歯車で・・・。
その隙間の事を「遊び」と言っていました。
ーーーーーーー

音感でその誤差が無いと言う事はどんな事かというと。

厳密に言えば440Hzで演奏された音楽と442Hzで演奏された音楽は
調が違って聞こえるはずなのです。つまり、私達凡人は同じ調として聞こえ
るのですが、絶対音感の人は違って聞こえるはずです。もし、絶対音感を持
っていると言う貴方がそんな事は無いと言うなら、それは絶対的な絶対音感
ではなく相対的な絶対音感???・・・つまり、絶対音感ではないのです。

ははは・・・ややこしい?


もし貴方が絶対音感を持っているとしたら、
気持ちの悪い演奏やCDが多数存在しているのに気が付くはずです。
例えば演奏の始めと終わりでは音程が変化している。
もし貴方がそれに気がつかないのなら、
「おめでとう御座います」
普通の演奏で気が狂わない耳をお持ちであると言う事です。

つまり・・相対音感(又は音感が無い?)という事です。


ここで、標準pichなるものを説明しましょう。
NHKの時報は「ら・ら・ら・らーーー」です。

中央の「ラ」の音 つまり440Hz(C/S)つまり一秒間に440回振動
している音なので、時報の四っつめの音はそのオクターブ上の音
つまり880Hzなのです。

ちなみに民放は「ラ」ではなく「ド」の音です。
この音周波数の音を標準の「ラ」として決めましたが、
・・・なぜか今は442Hzが主流に成っています。
楽器は440で調律するのが建前ですがフルートなどは実際に使うpitch
442で調律されている場合が多いです。また、ヨーロッパ等に
輸出される楽器は更に高い445の楽器もあり。
輸入楽器では447というものも有りました。

演奏家によっては演奏会の時に「442のちょっと上」と調律屋さん
に言ったりします。それによって調律屋さんがピアノの音を合わせるのです。
・・・・そんな、一緒にすれば良いのに・・・と思うでしょうが、
世の中いろいろで・・・国によって、オーケストラによって、
色んな理由で違ったりします。


すると、
日本で精巧な電子楽器で身に付けた絶対音感は世界に出ると、
とっても不味い状況に成るのは目に見えています。

どうして絶対音感が持て囃されたのか?私には良く解りません。


無くて幸せ・・・はははは

安心した?


前にも書きましたが、リズム感と同様です。

本当に音感がゼロなら言葉は話せないでしょう。
立派な大阪弁をしゃべっているのなら、
絶対に音感は有ります。

ただ、訓練されてないだけなんですよ。
ピアノが無くても構いません。


・・・練習とは工夫することなんですよ。
・・お告げより。,


 自分で出来る 練習(そるふぇーじゅ?)

  有る音を聞きます。

  その音を歌います。

  なんか別の事をします。

  本を読むとか、

  いぬと遊ぶとか、

  大あくびをするとか・・・。

  さて、先ほどの音を歌って下さい。

  確認して下さい。

  元の音と同じでしたか?

  絶対音感を目指すのかぁ?
  ・・・はははは   おわり!


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