よがり笛

　　　　　
　　　　　　　　kenさんのよがり笛２　2002/05/010 第　61号
　　　　　

寒い！
気温の変化がすごいです。
太陽が出ているとそれだけで暖かく
じっとしていても汗が出るほどだったのですが、
色んな気候が雲の上でミックスされ
バラバラになって空の上から落っこちてきます。

昨日は歩いていると蒸し暑くなりましたが、
今日は寒い・・・小雨が1日中降っています。
そんな中で午前中は車で一時間ぐらいの場所で
公演の打ちあわせです。
優雅なお宅・・・昔明治天皇がお泊まりに成ったとか・・
その明治天皇が座られた場所に座ってのお茶・・おかし
・・・ふふ　いとおかし？

午後は別件・・・
地底で打ち合せ？更に寒い所に行きました。
1時間半ぐらい打ち合せたり音を出したり・・。
私の興味は音声さんの録音・・・
聞かせて頂きましたが・・・さすがにプロ・・脱帽です！
もちろんコピーを貰う約束をしてきました。

マイクだって私が使っているものの倍以上の値段・・・
それより・・もちろんテクニックがすごい・・・。
今日は勉強に成った・・・ふふふ
地上に出るまで足がくたびれ・・・
1時間半で身体は冷え切った！

　　　　　　　　　オカリーナ制作本編　　

有る方からメールを頂きました。

「オカリーナ制作本編を見たいのでURLを教えて下さい」と・・・。

昔、

私のホームページにそんなタイトルのページがありました。
もちろん今は有りません。

実は本編の他に完全に未公開の続編や続々編まで有ったのでが、
残念ながら現在オカリーナ制作本編は削除しました。

これ以上いい加減なオカリーナを増やす事は不本意なのです。

それはオカリーナ作りは意外に簡単でそんなものを読まなくても、
演奏のレベルがあり、いま私のホームページに書いてある程度の
理論が解っていれば有る程度鳴る楽器を作る事は可能だからです。

しかし、その先には、簡単に超えられ無い所が有ります。

それを超える為には、
奏法を基礎から正確に学び演奏技術や音に対する感覚、
それに音楽的な内容の充実が必要だと思います。

信じられないでしょうが、三ヶ月ぐらい習いに来ただけで、
独自のオカリーナと言う物を売り出した大馬鹿者もいますし、
私の所に習いに来たにも係わらず独自の制作方式と言いだす者も現れ、
信じられない事に私の教室で自分の作品を他の生徒に売る者まで・・。
・・・・・・・・・・。
これは、もっとも私の心の痛むところなのです。
（制作を教える事は両刃の剣なのでしょうね・・・）

昔、

親方が何年も修行し独り立ちするときにやっと極意を教えたとか？
免許皆伝？？？？

もちろん、私も肝心なことを教えていません。

しかし、困った人はそれ以前に本当に大切で基本的な事が有るにも係わらず、
それを教わって居ない事にさえ気が付かないのですから、
とても免許皆伝の巻物はあげられません！　あはは

誤解の無い様に申し沿えますと誰にもあげない訳で無く
今までお教えした方で人間性・音楽性・理論・演奏技術・制作技術
に申し分の無く自由に活動して下さいと言った方は今までに２名だけです。
もちろんその方々に肝心な事は教えていませんが、

自分で解決出来るだけの力を持った・・と言うことなのです。

（免許皆伝の巻物なんて渡しませんよ・・・そんなもの無いから）

そうでない方に限って勝手に活動を始めるのですが・・・
当人達は解決されていない問題が有る事に気が付いていないでしょう。

・・・私がオカリーナを作る上で特に言いたい事は、

「オカリーナは形を作るのでは無く音を作る」

と言う事です。

上の言葉はそれ自体、簡単な言葉なのですが・・・。

作る前に自分の求める音楽が先に有り、
その音楽を実現するオカリーナを作る！

つまり、

心が先にあり・・心を伝える音を作る・・・ですよね。

だから、

他のオカリーナより少しばかり良く音が出る・・・等と
比較する事では無いはずですよね。

音楽する喜びの一つとしてオカリーナを吹き
その為に「音を作る」と言う純粋な音楽活動には
私も無条件で一緒に楽しみたいものです。

ひょっとしたら
私はオカリーナの制作を教える事により
余計にいい加減なオカリーナをばら撒いているのかと
自問自答した事も有りました。

確かに不心得な人も沢山いました。
でも、それ以上にオカリーナの演奏と制作に
喜びを見出している人がいたのです。

そうなんです。
実に楽しいのです。
最近特にそう思います。

楽しい仲間がそう思わせるのか？