演奏の基礎練習(タンギングから)
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制作著作 小 川 堅 二
タンギング[Tongue]とは(舌)の事です。
オカリーナは尺八などと違ってタンギングと言う動作を舌でします。
息を舌で堰き止めその堰き止めた息を舌により放す動作なのです。
実は動作としてのタンギングはたった其れだけなのですが、
実際にはアーティキュレーションや音楽的なことに大きく関わって来て大変重要なことなのです。
奏 法 ・ 練 習
オカリーナでは音を出す時は必ずtooと舌で空気を堰き止めてから出します。
too(トゥー)の文字が示すように舌は上の歯茎の裏に触るはずです。
そこから、トゥーと言う動作をしてください。
出来ましたね。では簡単な譜面の読み方を含めて実習していきましょう。
声を出さない様にもう一度注意してやって下さい。
音を出す時はすべてその動作をしなければいけません。
次に、数を数えながらタンギングをして全音符の高いドの音を吹いてみましょう。
それでは 四分の四拍子で全音符を四拍伸ばす事にします。
どの様に吹けばよいのでしょうか?
実習してみましょう。
Fig.1 
数を数えながら too とタンギングをして次の1の直前で吹くのを止めます。
これで四拍吹いたことになります。この正確に音の長さを吹くと言う事は大変重要です。
では音を出してみましょう。
最初の小節は数える練習です。
1,2,3,4と数えて2小節目の一拍目でタンギングをして音を出します。
三小節目はお休みですが、やはり1,2,3,4と数えています。
四小節目の後ろに他と違う縦線があります。これはリピートと言います。
一拍の長さは四分音符が60の早さで演奏して下さい。
Ms.1 
出来ましたか?
メトロノームを使ってやってみましたか?
それが出来たらmidiの伴奏でやってみましょう。
midi 再生
どうでしたか?
この段階でチェックする事は、タンギングの強さと音の長さで、
伴奏のオルガンに聞こえる音と同じタイミングに演奏できればいいのです。
タンギングと息の関係を考えましょう。
舌に掛かる圧力はこれから吹く音の有る力である訳ですが、
それに差があるとどうなるかを考えてみましょう。
図で書いてみます。
Fig.2
Fig.2はもっとも良い形です。
それに比べて次のFig.3ではタンギングの後で息の圧力を上げ音が膨らんでいます。
わざとやる場合を除いてやめた方が良い例です。
Fig.3
Fig.4はその反対でタンギングが強すぎてその後に息が弱くなった例です。
Fig.4 
良く聞くと皆さんの大半はFig.3やFig.4に当てはまります。
これを正確に吹けない限り前に進んではいけません。
つまりタンギングと息のバランスをコントロールできる事が必要です。
ちょっと難しい言い方をしましたが、前に述べた言葉を思い出して下さい。
「タンギングの強さ(圧力)とはこれから吹く音の強さ(圧力)です」
さて、大体理解出来たでしょうか?
それではもう一度、midi.1を使ってMs.1を練習して下さい。
舌と息のバランスそして同じボリュウムを維持できたでしょうか?
タンギングの基本はそれだけなのですが、それで終わっては知識だけですから、実習をしてみましょう。これからの練習はタンギングを練習しながらリズム(譜読み)の勉強に成ると思います。譜面を読む自信のない方は特に秘密練習として・・?やってみて下さい。譜面が読めるように成ると良いですね。頑張りましょう!
それでは四分音符が60の早さで一拍ごとにタンギングをしてみましょう。
ピアノの音が一小節同じ音形を演奏します。
その間は1−2−3−4−と数え、次の小節で演奏を始めて下さい。以下が楽譜です。
Ms.2

予備練習が終わったら、midiのスイッチを押して一緒に演奏して下さい。
体で拍子を感じて下さい。
midi.2
midi 再生
注意することは、
タンギングがリズム通り出来たか?
タンギングの強さばらつきは・・強すぎたり弱すぎたりしなかったか?
音符の長さが正確に演奏できたか?
短かったり、アクセントを付けたりしていなかったか?
(midiの演奏の様に演奏してください)
ポイント!
オカリーナの難しいことは楽器の支えなのです。
初めてオカリ‐ナを練習する場合は、高い"ド"の音から始めるのが合理的です。
音程の悪い人の半分はトーンホールを良く塞がない事が原因なのです。
この段階での楽器を支えは、両方の親指と左の小指それに口だけです。
その他の指は楽器を支えるのでは無くトーンホールを塞ぐ事にだけ注意を払ってください。
さて、次に下降の順次進行を練習しましょう。
指の動き
音を出さないで、動かす練習をします。(歌いながら指を見て指を動かすのです)
ドーシ、シーラ、ラーソ、ソーファ、ファーミ、ミーレ、レードと
一本ずつ指先でトーンホールを感じながら動かします。
歌いながら動かす
十分に出来たら次の楽譜を歌いながら
練習します。
吹いてみる
それを練習して問題が無ければ吹いてみてください。
歌ってみる
次に伴奏と合わせますが、吹く前にもう一度下のmidiを使って歌って下さい。
合わせる
伴奏が和音を弾いています、
音程を合わせて下さい・・・
音が合うまで息を強くしたり弱くしたりしてコントロールします
和音を味わいながら出来ましたか?
Ms.3 
midi.3
midi 再生
注意する事
ピアノは最初の一小節でこの様に演奏しています。
Ms.4 
この音をちゃんと聞きながら次の小節の準備をするのです。
「ソ・ド・ミ・ソ」の後の「ド」の音が十分にイメージされ演奏にはいるようにしましょう。
それが出来たら、次に演奏しないで伴奏だけ聞いて下さい。
和音が変化していって綺麗ですね・・。
その和音の上に貴方が演奏するオカリーナのパートがあります。
和音を味わいながら歌って見ましょう。
その後にオカリーナを演奏吹いてみて、自分で歌ったときとのイメージの差を感じて下さい。
・・その差を埋めるべく練習するのです。
さて、
タンギングと音符の読み方を練習している訳ですが、長年やっている人でも正確に音符を読んだりテンポを維持するのはかなり難しいようですが、音楽の動きや流れを感じると意外に簡単かもしれません。
今度は今の楽譜とほとんど同じですが、音符があった所に四分休符があります。
実習する前に歌ったり指だけで練習したりしましょう。
それが、習慣になるようにして下さい。
Ms.5
このmidiの伴奏はmidi.3と同じですが伴奏パターンが違います。それぞれでやってみて下さい。どちらが好きでしょうか?
midi.4
midi 再生
★ここまでの課題が正確に演奏できない場合はどんな曲を演奏し様としても無駄です。
正確に演奏できるまではこの先に進むべきでは有りません!
■音符の種類についておさらいです。
Ms.6 
それぞれ全音符を幾つに分けたかと言うことで表します。
(細かい音符は必ず早いとは限りません・・テンポの設定によります)
ちょっと聞いてみましょう。
midi.5
midi 再生
32分音符の所がちょっとおかしいですよね、拍の中央がタイで繋がって,さらにアクセントが付いている様に聞こえます。MIDIの限界でしょうか。(四分音符が60の早さです)
Ms.5の楽譜の音符を色々な音符に置き換えて実習してください。
休符の表です。
Ms.7
括弧は一拍の中に入る休符の量です。
制作著作 小 川 堅 二
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