kenさんのよがり笛2 2003/04/18    第 110号
     






大きな駐車場の本屋さんに行った。
後から来た車が駐車場を反対廻りに周り止め様と思っていた所に車を止めた。
その駐車場の中を右回りに回るというルールはたぶん無いと思う。
ロンドンとパリのロータリーの廻り方は異なっているので
それと同じで・・しょうがないかもしれない。

それにしても相手の動きを見ると何がしたいか解る筈である。
にもかかわらず何の躊躇も無しに特売所の決戦の様に駐車の場所を取ったのだ。
私はしょうがないのでその人の駐車するのを待っていたのだ。
当然、その人は知らん顔!・・・かわいそうな人だ!

我が愛犬・・
行きたくない時はご主人様より後をトボトボと歩き、
自分が行きたい時は20メートルぐらい前を尻尾をフリフリしながら軽快に歩く。
行きたくない時は50メートルぐらいは後ろでイヤそうにする。
そして、分岐では自分の行きたい方に勝手に進み待っているのだ。

犬でも自分の意志をあからさまに提示して来てる。
バウリンガルが無くても好き勝手な事を言っているのだ。

仕草や行動、表情、いわゆるマンウオッチングを自動的に翻訳し
あのおばさんに聞かせたいと思うのは私だけであろうか?

すると、あの駐車場のおばさんは相当な事を言っている事に成る。
一度バウリンガルみたいにつけてみたいものだ。

でも・・・
それぐらいの事では動じないよね。




           入門に際して  




■私の生徒は皆美人で有名である。

入門に際して面接試験が有るとか
あらかじめ全身と上半身それにスリーサイズを書いた履歴書が必要?
などと言う噂があった・・・・
私のフルートの女性の弟子だけ納得していたりして?!

・・・それはうそです。 あはは


でも、始めて来た人は簡単なテストをしてその人の能力を見ます。
もちろんフルートを習いに来たのに「フルートを吹け」などと言いません。

その人の簡単な基礎的な能力を見ます。
恐ろしい事にそれでその人の3年先が見えるのです。

どの程度上手くなっているかが・・・・本当です。

さて、それと同時にフルートを志す人が弟子入りする時に必ず聞く事は・・・。

「何で始めるの?」・・・です。

大抵の子が、

新弟子「フルートの音が好きだから」

私「音が好きなら聴衆として聞いていれば良いじゃない」



新弟子「音楽が好きだから」

私「フルートでなくても歌でもピアノでも良いでしょう・・」


新弟子「フルートが吹きたいから」

私「専門にすることは無くアマチュアで吹いていた方が良いよ」


と言う風に問答をし、「貴方が何故勉強したいのか解らない」
などと言っておちょくるのが儀式なのです。



実は・・これは大切な事なのです。

でも、その場で一生懸命に考えて答えを導き出しても不正解なのであります。
その答えは、一生懸命に勉強し、結果として自然に答を持つべきなのです。

つまり、オチョクッテ楽しむのではなく、
「生徒がこれから考えていくべき事」として、提示したのであります。




■オカリーナの生徒さんには・・・・

オカリーナを吹いて楽しむだけなら特に問題は有りませんが、
演奏を本当に勉強したいのならフルートの方と同じで簡単では有りません。
趣味の演奏だけでしたら自己満足で演奏していても構いません。
しかし、趣味のオカリーナを作ると成るとこれは別なのです。

沢山のいい加減なオカリーナをばら撒く事に成るのですから・・・・。

そのオカリーナは壊れるまで「本物のオカリーナ」として
存在し続けてしまう危険が有るのです。

そして、そのいい加減なオカリーナが、
それをたまたま手に入れた人のオカリーナ感を決めてしまうかも知れないのです。

私はオカリーナ作りを教える事に依って、
そのいい加減なオカリーナが世の中に氾濫してしまう道義的責任を感じるのです。

だから、いい加減なオカリーナを作る人を増やしてしまう危険性と、
オカリーナ作りの楽しさを教える喜びのハザマで苦しむのです。

オカリーナを作る人には少なくとも上記の事を考えられる
良心的な人であってもらいたいと思うのです。

残念な事に今まで教えた事を後悔した人が数名いるのです。
人を見る目が無い・・・・。





再登録して頂いた方、新規にお申し込み頂いた方

有難う御座います。

投稿を募集します。

以前も時々皆様の感想などを掲載させて頂いていましたが、
皆様のご投稿をお待ちしたいと思います。

内容は何でも構いません・・・。
一方通行ではなく皆様の参加も良いかと・・・。

■今週と来週に演奏会・・・これから夜練するか?

それとも・・・・?



Copyright (C)All Rights Reserved. --  mail