kenさんのよがり笛2 2003/07/11    第 122号
     




雨が多い!
雨が降っていると散歩は中止になります。
中止にすると困るのは運動不足に成る私なのだ。
我が愛犬は当然の様に動かない・・・。
と言っても自然現象の処理にだけは行くが・・。

天気の良い時は朝早くからワクワクするらしく、
行こうとワンワンうるさく請求する。
庭に出してやるとダッシュして一人で走りまわっている。
本当に嬉しそうな顔をしている・・・。
その割には暑い時など途中で疲れて帰りたそうに、
私の顔を見上げ、無言で「帰ろう」と、要求するのだ。

雨が本降りの時等は犬小屋に間借りしている
土間のオカリーナ工房を開けても
「こんなに朝はやく何の用だよ」ってな感じで、
迷惑そうな顔をするのだ。

折角、スマートに成った来た我が愛犬も
この梅雨で元の木阿弥に成るかも・・・。

ついでにご主人様もかなりヤバイのだ!



          アンサンブル  


前後を書いてやっとここに着手しようと思ったら、
今日はもう一杯ですね・・・。
しょうがないなぁ・・・チョットだけね。

アンサンブルは独奏と違います。
本当の独奏はまるっきり1人で演奏する事です。

「ソロ」と言ってもピアノなどの伴奏が有ったり、
オーケストラの中で旋律を吹く「ソロ」等は本当のソロとは少し違います。

自分以外の楽器が有る時は相手が有ることですから、
それなりの難しさが有ります。

いつも相手が好意的に合わせてくれるとは限らず、それが意識的であるか
それとも無意識なのかは解りませんが(本当は解ります)足を引っ張られ
る事も多いのです。

もちろん、その逆に良い共演相手に巡り合い本当に素晴らしい音楽の経験を
することも多いのですが・・・。

これは、丁度、恋愛相手や結婚相手に例える事も出来るのでしょう。
本当に人生が相手次第で変ることも有る・・・もう手遅れ?あははは



ドイツバッハゾリステンやハンブルグ交響楽団で主席を吹いていたK野さん
イロリロな伝説の持ち主で一緒に飲むと毎回楽しい話で盛り上げります。
お隣で演奏させて頂いたりしてますが、その天性の音色と音楽には尊敬して
惚れそうです。

若い女性だったら危ない所ですが・・・あははは

ある時、日本のオケでは味が出ないドイツの音楽の話をしました。

「ドイツで吹いていた時は当然の様にベートーベン・バッハ・ブラームス
をドイツ流で演奏していたが・・」

つまり、ハンブルグのオケの中で吹いていた時はそれが当たり前の様に吹いて
いたが、日本に帰って日本のオーケストラで演奏すると、全く違ったものに成
ってしまうのだそうです。

その時彼らと一緒に演奏していた音楽は日本ではどうしても出来無いそうです。

これって、相手の有るアンサンブルとは何かという問に対する一つの答えに成
ると思います。

はて・・いったいなんでしょうね?





ホームページのインデックスに、
1人アンサンブル Ocarina kenchans 新登場! と有るのを御覧に成りまし
たか? これは 暇な日曜日の午後にする事もないから行った1人アンサンブ
ルなのです。 そんな録音を無謀にも掲載したのですが、CDプレイヤーで聞
きたいので、CDに焼いて良いですかとのお話がありました。
個人で楽しむのなら構いませんと言いましたが、綺麗な音で焼けないそうです。
それもそのはず、インターネットでお聞かせしている有る曲は533Kありますが、
実際に録音した時のファイルの大きさつまりcdの音質では22.8MBなのです。
(22.8MB=22800KBを32Kbits/sでMp3に変換すると533K 1/42ですね)

まぁ・・簡単に言うと、即席ラーメンみたいなものですね・・乱暴だなぁ!

そんな訳で、CDの音質で聞きたいという切なる願いから、私の元のファイルか
らたった3曲をお友達専用のCDとして作りました。あまりにも寂しいので、
C管でまぼろしの高音のGを演奏している曲(Sophisticated Lady)も入れました。

▲そんな話をある方にしたら是非欲しいと言われましたので「楽書き帳」に記
入された方に「お告げ」によってお渡ししたいと思います。
「お告げ」は全部で124有り、そのうち当たりは3ですから、3/124 と言う
確率に成ります。毎日書かれても構いませんよ。「お告げ」が出た方全員にお渡
ししたいと思います。(現在の予定では20名ぐらい?)

▼今まで、「楽か記帳」にアクセスされなかった貴方!
これを機会にどうぞご記入して下さい。その際、「よがり笛2」の読者です。
と書いても書かなくても結構です!?・・・あははは
このCDと送料は当然無料ですが、お渡ししたCDは複製しないで下さい。
それがたった一つのお約束です。

■これが当選の「お告げ」です!
【おめでとう御座います迷惑でしょうがOcarina kenchans 
お友達向けの非売品CD が当たりました!(すでに当たった人は無効です)
「幸せな1日に成るでしょう!」】

CDの内容です・・・全部で10分強です。
■DUKE ELLINTON   Sophisticated Lady (inC)
■中田 章作曲 早春賦 (3 inC)
■モーツァルト/アイネクライネナハトムジーク 1楽章より(2 inC,BF,Bass)
■ウイリアム・バード / キリエ (2 inC,BF,Bass)

=============読者の方のオカリーナ制作記 続 ===================

手作りオカリーナ1号が素焼きされ戻って参りました。
改めて 吹いてみると・・・
響きが悪いし 音が重いし 高音はかすれるし
おまけに削りが甘かったので ずっしりと重い
演奏が出来る楽器には ほど遠いです。
音が出るだけで嬉しかったのに
欲がでてくるんですねぇ
今度はこれらの経験を踏まえて もう少し 良いものをと 
再度 オーブン粘土でオカリーナ2号作成することに。

先生のインターネットでのオカリーナの販売を喉から手が出るほど欲しい!!
という衝動にかられながらも 我慢我慢と言い聞かせ 
今度は ちょっと形に丸みをつけて 
オカリーナの内装は丁寧に仕上げ
いったん音が出たら エアーウェイ周辺は 
必要以上に触らないように注意し
後は 楽しみながら 黙々と時間を忘れて作り 
2号の誕生です。
さぁ お願いだから・・・
「鳴って〜」って祈るような気持ちで そっと息を送り込む。
緊張しながら 音に変わるまで耳を澄ます。
粘土の固まりから 笛に変わる この瞬間はたまらないですねぇ。
何度 経験しても(と言ってもまだ2度目ですが) 嬉しい瞬間ですね
これは 作った人が得られる至福の瞬間ですね。
あたかも土に命を吹き込んだような感覚で 生みの親の気持ちです。
「ラシドレミファソラシドレミファ」一応すべての音は出てくれ
1号より 響きは良く 軽い息で 安定した音がします。
かわいい我が子の誕生です。
なんか 癖になりそうな瞬間でもありました。

しかし 出来映えは 全体に音が低いし 膨らみをもたせたせいで 
指が持ち辛く ホールの位置に問題がありそう。
次は 少し位置をずらそうかと いろいろ構想が浮かんできます。
考え始めると 胃が痛くなりそうです。
オカリーナ病の初期症状でしょうか?(^^)

前、「オーブン粘土の“黒田節”」は
大変な間違いで 正しくは“黒木節”です。
思わず一人で笑ってしまいました。
♪酒は 飲めぇ〜 飲めぇ〜 になってしまうところでした。

オーブン粘土は粘りが少ないので形成しやすく 作業の段階でも乾きが早いので
粘土に慣れてなくても 取り扱いが楽です。
一日で作るには 向いている粘土ですね。
焼成後でも 削ることが簡単に出来るので 音の調節には良いのでは思います。
焼き上りは 質感が陶器という感覚ではなく とても軽く
音は 陶器のように澄んではいないように思います。
でも 響いて伝わる音 なんだか 良い感じがします。
焼きあがりの色も(黒砂糖のような色)素朴でとてもいいです。

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作る楽しさた伝わり・・・最初作っていた頃を思い出しました。
皆さんの経験やご意見もお寄せ下さい。

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