kenさんのよがり笛2 2003/08/15    第 127号
     





最近散歩に行く機会が無い!
雨だったり、都合が悪かったり・・・。
久し振りに大型マーケットでアッチだ、コッチだと歩きまわると
それだけで精神的以外に肉体的に疲れるのだ!

久し振りに晴れても我が愛犬はすぐに帰ろうとして
座り込んだり救いを求めるような顔をして見上げるのだ!
本当に歩きたくないような顔なのである・・。

なんかこの頃無理矢理連れて行くのも可哀想な気もしない訳でもない。
でも、せっかくご主人と散歩し始めてスマートに成ったのに
ここで挫けたらまたオデブの犬に成ってしまうのだ!!

スマートに成ったのはご主人より早かったのに
オデブに成るのはご主人より遅かったりして・・・。
最近とっても危険なのだ・・。

もうすぐそこに食欲の秋が近づいているのだが・・。
この時期から何でも美味しい!!

本当に危険だ!




          方向が違う 



昔、
宇都宮の西武百貨店でオカリーナの制作と奏法と言う講座を始めた。

もちろん、
そのずいぶん前から頼まれてオカリーナの作り方を各地の短期講座で教えていたが、
カルチャーセンターの常設講座としては日本で始めてで有ったと思われる。


これは、当時の西武の責任者が偉かったと思う。
兎に角、前例の無い講座を始めるには勇気が要るものです。
どれぐらいの人が講座に応募してくるかを推測する資料は全く無い。

しかし、生徒数が何とか講座を始める数に達し開講する事になった。

当時、
私は西武のカルチャーセンターでフルートの講師をしていたので、

担当者から「面白いから始めましょう」と言われて、
「そうだな・・面白そうだ」と簡単に思ってしまった。

教える方も始めて教わる方も始めてなので手探りだった。

受付で「吹けない人も吹き方を教えてくれるから大丈夫です」なんて

言うもので・・・本当に吹けない人も多かった。

問題は、その吹けない人に教える事だった。
楽器を知らない人が、そして吹けない人が楽器を作るなんて、
どう考えても無理で有ある。

オカリーナは楽器である。
楽器を作るには音楽が解らないと・・・。
そしてその音楽をオカリーナを通して表現する訳なのだから・・・。
そのオカリーナが音楽を表現できない物だと
単なるオブジェに成ってしまう。

・・・現実に集まった人は、
吹ける人も居たが吹けない人も居る。
譜面が読めるとかオカリーナが吹けるという段階ではなく、
昔から憧れていたので嬉しいとか・・。
持っていたが殆ど吹いたことは無いとか・・。
中には陶芸をやっていて笛を作って見たかったという人。
ただ粘土をいじって何かを作りたかっただけの人。

日本ではじめてのオカリーナの講座の受講生は本当に多様であった。



しかし、その時に悟ったのは

「吹けないと作れない」と言う事ではなく。

吹けなくっても十分に楽しめると言う事なのです。



目標を一点に決めていたのはこちらのエゴで、
講座の生徒さんはもっと多様な楽しみを持っていたのでした。



最初は思った方向に進まないもどかしさを感じたのですが、
それはやはり思い違いであったのです。

面白い事に生徒さんの多くは自然に私の音に染まっていくのです。

吹き方や音を求める方向も・・・。

この事から解るように指導する人の吹き方によって生徒の音楽の
方向が違って来てしまうのです。



一番大切なのは先生を選ぶ事なのです。
正しい吹き方を理屈でマスターしようとしても難しいのです。

もし貴方の先生が貴方の好まない音を出したり、
音楽をしていたら迷わすやめた方が良いでしょう。
そうしないと絶対に苦労します。

貴方の演奏するオカリーナの音も、
貴方が作るオカリーナの音も

貴方の好まない音に成るでしょう。





・・・・・と言っても、
単純に自分の作ったオカリーナから音が出ると
最高なんですよ!!  
こんなに楽しいことを人に教えるなんて!
もったいない・・・・ははは!


道を求めなければ・・・・・・・・あははは




■「おがわオカリーナが欲しいのですが・・」

と言われて居ます。

これから作る予定です。・・とっても少しですが・・・。

だから、今回もインターネット通販?は有りません。




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