kenさんのよがり笛2 2001/06/22 第 15号 毎日の気温の変化がすごいですね。 昨日は蒸し暑かったが今朝(21日)は雨が降っていて寒かったです・・。 忙しい皆さん!!健康には十分気を付けましょう!!! 主に、自分に対して言っておりますが・・・ ははは) ・・・粘土の乾燥に時間がかかリますなぁ。・・・ やっぱり梅雨ですなぁ しとしとと降っております。 さて、突然ですが・・・ オカリーナは陶器で出来ています。 ・・・・でも、本焼きをしていません。 《本焼ってなに?》 それには、大きく二つの理由があります。 本焼きすると粘土は土から石?になります。《本焼きって何よ!!》 そうすると、・・・音は硬くなります。 音は鋭くハッキリとして良く通りますが、 それはうるさく耳障りでも有ります。 (石の様に焼いているのに土の音なんて言って居る人もいますが?? もっとも、そう言う好みでしたら石笛(いわぶえ)が良いと思います。 ・・土産店に言わせると「商品として壊れやすいものは困るので、 ・・・本焼をして強度を出して貰うのが良い」そうです) 《本焼をして強度!?》 これは、どう言う事なんでしょうか? 土(粘土は)焼成する温度により状態が変化します。 焼成する場合270度付近と 600度 それに1000度を一つの目安と考えます。 270度では一番大きく変化し、殆どの割れはここで起きます。 600度は「すす切れ」と言って、 それまで真っ黒だった窯の中のすすが燃え内部が綺麗になります。 (これによって窯の内部が600度になった事を知るのです) 《そうか、炭素が燃える温度なんだぁー》 1000度を越すと作品は大きく収縮を始め更に変化(焼締り)し、 こうなると音はどんどん硬くなります。 《なるほど、そんな感じがする》 一般に陶器は一度700度ぐらいで素焼きをし、釉薬をかけもう一度本焼を1200 度あたりでして作品を仕上げます。その中で素焼きはそれほど問題にされなく (実はそうでもないのですが)ラフに行われます。 《ふんふん!》 それに対してオカリーナは900度以下の素焼き一回だけですが、 本当に微妙に焼成しなくては音色を思い通りに出す事は出来ないのです。 もちろん音色を決定する条件の一部なんですが・・・。 《他にも条件が一杯あるんだね・・》 陶芸作品は高温焼成で分子やイオンが自由に運動できる態勢の中で 焼成し焼き締める事により、面白い作品に仕上がり、 花瓶やお茶碗は水が漏れ無く成り、 その水をためると言う機能と共に炎の芸術作品として仕上がります。 《それでも水が漏る場合が有るんだって?》 しかし、オカリーナをその様に焼成すると、 焼締まった本体やエアーウエイは演奏時に発生するその水分を、 オカリーナに吸収されなく成り、 その結果エアーウエイに水が詰まり音が出なくなったりします。 (これが二つ目の理由です) 《そうなんだよね・・・特に小さいオカリーナが・・・》 だから、オカリーナは柔らかい音と水分を適度に吸収してくれると言う、 二つの理由で素焼きをして仕上げるのです。 《ふんふん!納得なのだ!!》 でも、この本体が適度に水分を含むと言う事は、 オカリーナの遮音壁(本体)の質量を増加させ、 その遮音効率を上げ外界と隔離する効果を高め、 内部の音の振動に対して良い結果を生むようです。 《ほんまかいな?・・でも適度にと言う所が難しいよね》 《重ければ良いと言うだけではないのでしょう?》 (この事は物理的に証明されていません?が、 証明は実験で簡単に実証されるかもしれないので、 この後実験して見ましょう) 《・・・でしょう!・・・実験??》 その前に、これに係わると思われる、 いろんな迷信がオカリーナに有りますが、考えて見ましょう。 新しいオカリーナはよく吹き込まないと良い音がしない・・・とか 愛情を持って吹き込んであげないと答えてくれない・・・とか 半年ぐらいはダメだがそれを過ぎると良く鳴る様に成って来る・・・とか ・・・・何かと精神論を言う人????(どんな関係があるのだ?) ・・・・・・しらん ・・・もう良いよね。 ???わからない??? 《聞いた事有るよ・・・はは》 又いい加減な事を言った 勢いで・・・ ===良い子の実験(推定実験時間 約10分 良い子以外はダメだよ)=== ■準備 小川オカリーナ・タオル・水・水を入れる容器・観客(任意) ■実験 まず、普通の状態で演奏して音や音色を良く覚える。 (音色に関してよく解らなく、聞き分けられない人が実験しても・・) 短い時間(適当に・・30秒?)水に浸し吹いてください。 タオルなどで拭いてエアーウエイの水分を歌口を塞いで吹き飛ばしてから 演奏する。 (ちょっと聞いて解らなければ、十分に観察しても解りません) ■注意 (私以外の方の作ったオカリーナを水に浸けたことに関して何が起きても保証 出来ません・・当然ですが自分の責任でこの実験を行ってください。 また、この実験は 部外秘扱いとなります・・ははは) ■考察について注意 判定員は耳に自信の無い貴方自身と頼りにならない観客(猫や犬を含む) ですから客観的なデータは期待できません。 気軽に判断してください??? ■報告は このどうでも良い実験報告はホームページ内「楽書き帳」に報告が出来ます! 記帳所で記帳していない人は記帳した後に報告する事! 報告した人は国際的な栄誉?である実験仲間認定(No)をもらえる? ■事後処理 こんな時期ですからオカリーナは安全な通気の良い所で乾燥させましょう。 無理やり実験に参加させられた猫の通り道には乾燥の為にオカリーナを 置かない様に気をつけましょう??(変な音を聞かされた復讐の恐れ有り) =======おかたづけをして 実験終了 良く出来ました====== 《面白かったよ・・・結果?みんなもやってみたら?》 余談 乾燥前のオカリーナ、調律中の物が本当に良い音がするのもここに原因が 有り、焼成直後のオカリーナにガッカリさせられるのもこれが原因かも?? ・・・・・・・・・・・・・・さぁてとぉ! オカリーナは本体の中に水分が有り(良く練習する人と唾が多い人) フルートは管内掃除用の布が濡れたままである事が多いのです。 だから、フルートやオカリーナの中換気を少し良くしておきましょう。 何と言ってもカビが生えたりします。 (きたねーー) 換気による乾燥が一番ですが、 エチルアルコール・・消毒用のエタノールなんかが効果あるかも? レモンの皮をいれスプレー・・・と言う手も・・・。 (テレビで畳などのダニやかびを撃退するのに良いと言っていたらしい) フルートやオカリーナに応用できないかと思ったのですが・・・?? これをお読みの薬剤師および関係者の方々・・お教えください。 (次回返事がありましたら、掲載します。) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪今週の音楽史♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 今回はダリュス・ミヨー Darius Milhaud ユダヤ系のフランス人 1892(明治25年)9/4 - 1974(昭和49年)6/22 賢明な方は亡くなった日が今日であることに気が付かれましたね。 殆どの方がその名前を知らないでしょうが、 実は多作で(600曲以上)結構重要な作曲家なんですよ。 私が彼の作品を始めて演奏したのは学生時代? 多分存命中でしょう・・。(年がばれるな・・・!!) フルート界では有名な「ソナチネ」と言う曲です。 (ソナチネとはソナタより規模が小さい曲の事です。ピアノをかじった人は ソナタよりやさしい曲と言う意味の様に感じて居るかもしれませんが、そうで はありませんよ・・ははは・・確かにやさしいが・・) 中々面白い曲で始めてフラッターツンゲと言う奏法(舌をrrrrrと振るわ せながら音を出す)を始めてした曲だと思います。 その特徴は複調 (2つの調)多調 (3つ以上の調)であるが、確固たる調が存在 するので新古典主義の1つである。 第一次世界大戦から1920年代のパリにおいて、新しい音楽を創造し、花を開 かした若い作曲家グループ、フランス六人組に所属。 (ダリウス・ミヨー、アルチェール・オネゲル、ルイ・デュレ、ジェルメンヌ ・タイユフェール、ジョルジュ・オーリック、フランシス・プーランク) 不協和音の遊びはあるが、どこかサティに通じる親しみやすさがある。 パリ音楽院の同期生であったジャックイベール(1890-1962仏)は 第1次世界大戦が勃発すると間もなくイベールは海軍に志願して 音楽院での勉強を一時中断じ6人組みには加わりませんでした。 20世紀の音楽がドビュッシー(l862一l9l8)の 「牧神の午後への前奏曲」で始まったと言われているが、 そのフランス音楽の流れを聞いてみるのも・・。 Copyright (C)All Rights Reserved. -- mail
kenさんのよがり笛2 2001/06/22 第 15号 毎日の気温の変化がすごいですね。 昨日は蒸し暑かったが今朝(21日)は雨が降っていて寒かったです・・。 忙しい皆さん!!健康には十分気を付けましょう!!! 主に、自分に対して言っておりますが・・・ ははは) ・・・粘土の乾燥に時間がかかリますなぁ。・・・ やっぱり梅雨ですなぁ しとしとと降っております。 さて、突然ですが・・・ オカリーナは陶器で出来ています。 ・・・・でも、本焼きをしていません。 《本焼ってなに?》 それには、大きく二つの理由があります。 本焼きすると粘土は土から石?になります。《本焼きって何よ!!》 そうすると、・・・音は硬くなります。 音は鋭くハッキリとして良く通りますが、 それはうるさく耳障りでも有ります。 (石の様に焼いているのに土の音なんて言って居る人もいますが?? もっとも、そう言う好みでしたら石笛(いわぶえ)が良いと思います。 ・・土産店に言わせると「商品として壊れやすいものは困るので、 ・・・本焼をして強度を出して貰うのが良い」そうです) 《本焼をして強度!?》 これは、どう言う事なんでしょうか? 土(粘土は)焼成する温度により状態が変化します。 焼成する場合270度付近と 600度 それに1000度を一つの目安と考えます。 270度では一番大きく変化し、殆どの割れはここで起きます。 600度は「すす切れ」と言って、 それまで真っ黒だった窯の中のすすが燃え内部が綺麗になります。 (これによって窯の内部が600度になった事を知るのです) 《そうか、炭素が燃える温度なんだぁー》 1000度を越すと作品は大きく収縮を始め更に変化(焼締り)し、 こうなると音はどんどん硬くなります。 《なるほど、そんな感じがする》 一般に陶器は一度700度ぐらいで素焼きをし、釉薬をかけもう一度本焼を1200 度あたりでして作品を仕上げます。その中で素焼きはそれほど問題にされなく (実はそうでもないのですが)ラフに行われます。 《ふんふん!》 それに対してオカリーナは900度以下の素焼き一回だけですが、 本当に微妙に焼成しなくては音色を思い通りに出す事は出来ないのです。 もちろん音色を決定する条件の一部なんですが・・・。 《他にも条件が一杯あるんだね・・》 陶芸作品は高温焼成で分子やイオンが自由に運動できる態勢の中で 焼成し焼き締める事により、面白い作品に仕上がり、 花瓶やお茶碗は水が漏れ無く成り、 その水をためると言う機能と共に炎の芸術作品として仕上がります。 《それでも水が漏る場合が有るんだって?》 しかし、オカリーナをその様に焼成すると、 焼締まった本体やエアーウエイは演奏時に発生するその水分を、 オカリーナに吸収されなく成り、 その結果エアーウエイに水が詰まり音が出なくなったりします。 (これが二つ目の理由です) 《そうなんだよね・・・特に小さいオカリーナが・・・》 だから、オカリーナは柔らかい音と水分を適度に吸収してくれると言う、 二つの理由で素焼きをして仕上げるのです。 《ふんふん!納得なのだ!!》 でも、この本体が適度に水分を含むと言う事は、 オカリーナの遮音壁(本体)の質量を増加させ、 その遮音効率を上げ外界と隔離する効果を高め、 内部の音の振動に対して良い結果を生むようです。 《ほんまかいな?・・でも適度にと言う所が難しいよね》 《重ければ良いと言うだけではないのでしょう?》 (この事は物理的に証明されていません?が、 証明は実験で簡単に実証されるかもしれないので、 この後実験して見ましょう) 《・・・でしょう!・・・実験??》 その前に、これに係わると思われる、 いろんな迷信がオカリーナに有りますが、考えて見ましょう。 新しいオカリーナはよく吹き込まないと良い音がしない・・・とか 愛情を持って吹き込んであげないと答えてくれない・・・とか 半年ぐらいはダメだがそれを過ぎると良く鳴る様に成って来る・・・とか ・・・・何かと精神論を言う人????(どんな関係があるのだ?) ・・・・・・しらん ・・・もう良いよね。 ???わからない??? 《聞いた事有るよ・・・はは》 又いい加減な事を言った 勢いで・・・ ===良い子の実験(推定実験時間 約10分 良い子以外はダメだよ)=== ■準備 小川オカリーナ・タオル・水・水を入れる容器・観客(任意) ■実験 まず、普通の状態で演奏して音や音色を良く覚える。 (音色に関してよく解らなく、聞き分けられない人が実験しても・・) 短い時間(適当に・・30秒?)水に浸し吹いてください。 タオルなどで拭いてエアーウエイの水分を歌口を塞いで吹き飛ばしてから 演奏する。 (ちょっと聞いて解らなければ、十分に観察しても解りません) ■注意 (私以外の方の作ったオカリーナを水に浸けたことに関して何が起きても保証 出来ません・・当然ですが自分の責任でこの実験を行ってください。 また、この実験は 部外秘扱いとなります・・ははは) ■考察について注意 判定員は耳に自信の無い貴方自身と頼りにならない観客(猫や犬を含む) ですから客観的なデータは期待できません。 気軽に判断してください??? ■報告は このどうでも良い実験報告はホームページ内「楽書き帳」に報告が出来ます! 記帳所で記帳していない人は記帳した後に報告する事! 報告した人は国際的な栄誉?である実験仲間認定(No)をもらえる? ■事後処理 こんな時期ですからオカリーナは安全な通気の良い所で乾燥させましょう。 無理やり実験に参加させられた猫の通り道には乾燥の為にオカリーナを 置かない様に気をつけましょう??(変な音を聞かされた復讐の恐れ有り) =======おかたづけをして 実験終了 良く出来ました====== 《面白かったよ・・・結果?みんなもやってみたら?》 余談 乾燥前のオカリーナ、調律中の物が本当に良い音がするのもここに原因が 有り、焼成直後のオカリーナにガッカリさせられるのもこれが原因かも?? ・・・・・・・・・・・・・・さぁてとぉ! オカリーナは本体の中に水分が有り(良く練習する人と唾が多い人) フルートは管内掃除用の布が濡れたままである事が多いのです。 だから、フルートやオカリーナの中換気を少し良くしておきましょう。 何と言ってもカビが生えたりします。 (きたねーー) 換気による乾燥が一番ですが、 エチルアルコール・・消毒用のエタノールなんかが効果あるかも? レモンの皮をいれスプレー・・・と言う手も・・・。 (テレビで畳などのダニやかびを撃退するのに良いと言っていたらしい) フルートやオカリーナに応用できないかと思ったのですが・・・?? これをお読みの薬剤師および関係者の方々・・お教えください。 (次回返事がありましたら、掲載します。) ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪今週の音楽史♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 今回はダリュス・ミヨー Darius Milhaud ユダヤ系のフランス人 1892(明治25年)9/4 - 1974(昭和49年)6/22 賢明な方は亡くなった日が今日であることに気が付かれましたね。 殆どの方がその名前を知らないでしょうが、 実は多作で(600曲以上)結構重要な作曲家なんですよ。 私が彼の作品を始めて演奏したのは学生時代? 多分存命中でしょう・・。(年がばれるな・・・!!) フルート界では有名な「ソナチネ」と言う曲です。 (ソナチネとはソナタより規模が小さい曲の事です。ピアノをかじった人は ソナタよりやさしい曲と言う意味の様に感じて居るかもしれませんが、そうで はありませんよ・・ははは・・確かにやさしいが・・) 中々面白い曲で始めてフラッターツンゲと言う奏法(舌をrrrrrと振るわ せながら音を出す)を始めてした曲だと思います。 その特徴は複調 (2つの調)多調 (3つ以上の調)であるが、確固たる調が存在 するので新古典主義の1つである。 第一次世界大戦から1920年代のパリにおいて、新しい音楽を創造し、花を開 かした若い作曲家グループ、フランス六人組に所属。 (ダリウス・ミヨー、アルチェール・オネゲル、ルイ・デュレ、ジェルメンヌ ・タイユフェール、ジョルジュ・オーリック、フランシス・プーランク) 不協和音の遊びはあるが、どこかサティに通じる親しみやすさがある。 パリ音楽院の同期生であったジャックイベール(1890-1962仏)は 第1次世界大戦が勃発すると間もなくイベールは海軍に志願して 音楽院での勉強を一時中断じ6人組みには加わりませんでした。 20世紀の音楽がドビュッシー(l862一l9l8)の 「牧神の午後への前奏曲」で始まったと言われているが、 そのフランス音楽の流れを聞いてみるのも・・。
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