「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2004/06/11    第 168号
     






雨が多いと散歩に行けない。
折角散歩が苦に成らなくなったのに
久しぶりに晴れると近道をしたくなる
これでは我が愛犬と同じ・・・。
いや、愛犬が私と同じなのか????

最近毎朝オカリーナを作っているので
愛犬はその間庭で遊ぶ事が多い・・。
きっとオカリーナの音が嫌なんだ・・・失礼な!!
我慢できなく成るとガラスの引き戸の所に立ち
「あけろ」と無言で要求をするので開けてやる
すると・・勢い良く出て行く・・。

庭の端から端まで行ったり来たり
警備および警戒が終わり
レンガで出来た花壇の土をほっくり返して
一通り遊ぶとガラス戸の外で無言で待っている。

しょうがないので開けて入れてあげるが
当然の様に入ってきて自分の布団の上でくつろぐ・・。
何の挨拶も無い・・・
くそぉ・・・私は自動ドアかぁ??





          独 学  



皆さんが音楽を始めたときに一回は考えたでしょう。
「音楽は独学で会得する事が出来るか?」・・・と。

すぐに答えを出しましょう!

「出来ません」

ただし、
貴方がその斬新な音楽性をもって新しい様式を作り出せばそれは可能です。
言い換えると、今までに無い新しい音楽を作れば可能でしょう。
つまり、楽器を演奏して伝統とか様式を重視する音楽等ではなく、
天才が独特の新しい様式を作り出したら・・・。

音楽は美術とは異なります。
俗に言う再現芸術なのです。
(再現芸術=作曲者と演奏者が異なり作品を再現するジャンル?!)
だから様式を無視した演奏は出来ません。

従って独学は不可能と成るのです。
(厳密に言うとかなり問題はあるのですが・・・)



美術のように作者が作品を完結してしまう場合!?

貴方が作った曲を貴方が表現するのであればどんなめちゃく
ちゃでも構わない事に成ります。
初心者が必ず注意されるタンギングもスラーも要らないのです。
新しい音楽ですから自分の音楽に必要であれば新しい奏法を編み出すでしょう。

自作の天才的な音楽を作って自由に吹けば良いのです。
人がどの様にそれを評価すると言うことは問題ではないのでしょうから、
それでよいのでしょう。 あはは

大抵の場合・・・聞かせて頂くのはご遠慮申し上げたいです。


その様な方が結構多いのもオカリーナの特徴?ですから、
オカリーナにはまだ決まった様式が無いと言えるかも知れません。
再現芸術としてのジャンルとしてオカリーナは無いかも・・。
今までの芸術音楽を演奏する習慣がほとんど無い・・。
もちろんオカリーナの楽器としての能力が貧弱である事も影響している。

だから楽器を作りオカリーナの可能性にチャレンジしたくなるのですが・・。


・・・チョッと脱線



「オカリーナは独学で大丈夫か?」
と言う事に付いても最初に結論を述べています。

でも、「先生に付いた方が良いですよ」と言うアドバイスだけでは
つまらないのでもう少し役に立つ事を言いましょう??

音楽の先生はお医者さんと同じで最も困るのは・・・

「素人療法の尻拭い」なんです。

オカリーナの制作も同じ
作りかけた楽器を持ってきて
「音が出ないんです直してください」
と言われますが・・・
本当はつぶして最初から作った方が良いのです。

相手が人間の場合そんなことは出来ませんので出来るだけ元の状態に戻し
「生徒の音に対する感覚を入れ替える」事に努力します。

レッスンではテクニックや理論を教えるより生徒の感覚を入れ替えるのです。
 

再現芸術である演奏の学習で重要なのはテクニックや知識では無く、

「良い先生の音や音楽を直接聞きそれを自分の標準として身に付けること」

なのです。



出来れば生で自分と比較して聞くことが出来れば最高!
そんな環境に自分を置く事が一番





■ 感想を頂きました。
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入会させていただいてから、
kenさんのよがり笛2を最初から順番に読ませて貰っています。
市販の石膏型を使って10数個作りましたが、女房殿からビギナーズラックよ
と言われた2個目か3個目からあまり進歩がなく、いまだに上の方の音がよく
出ない状態ではあります。
まあその辺は、数を作っていけば歌口の削り方も分かってくると思うので気長
にやろうと思っています。
今回うれしくなりましたのは、今回仕上げ塗りしたオカリーナが、あいかわら
ず上のレミファがかすれる代物で、それをがっかりしながら吹いていて、ふと
「初心者の真似をするには・・・」の記述のページを思い出し、思い切って胸
に近づけて吹いたら結構聞ける音に変化するではありませんか。
前から、調律時に指でつまむようにして持った状態の全開放ではなんとか上の
ファガ出るのに、演奏の状態の全開放だと音がかすれるのはなぜだろうと不思
議には思っていたのですが、持ち方構え方でこれだけ影響があるのには改めて
びっくりしています。最近オカリーナ製作グループもちょっと集まりが悪くな
っている感じなので、作りの悪さもある程度吹き方で補えることを示せれば、
少しはやる気が出てくるかなと期待しているところです。

今後ともよがり笛2を楽しみにさせて貰いますので、
よろしくお願いいたします。            T.Iさま


石膏の型は簡単に作れます。是非自分でチャレンジしてみてください。
楽書き帳やお友達の会コメントをお願いしますね。   かんりにん

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■今度、19日に行われる 「オバQ@高根沢」 では、
初めての窯で焼成実験をしますが、本当は自信が有りません。
せめて今ここで使っている温度計を持っていこう・・なんて・・??

・・・と、先週書きましたが、オカリーナの焼成はしません。
そこの有る作品(花瓶など)の焼成を頼まれただけです。

一緒にオカリーナを焼いて欲しいとか言われても無理です。 ははは

■ 音楽の通信教育はどうなんでしょう?
私には無理なような気がしますが・・・。 
どなたかやった方はお出でですか?

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