「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2004/08/20    第 178号
     






もう秋の虫が鳴いています。
直ぐそこまで秋がやって来ているのですね。
朝晩は涼しく良く眠れる様に成って来たのですが、
オリンピックのせいで遅くまで起きていたり
変な時間に起きたりしています。
(たまたま起きてそのままテレビを・・)

オカリーナの制作時間も影響を受けています。
毎朝、朝食前に作業をする予定なのですが終わらなくって
次の空いている時間までずれ込みます。
いつもと違った時間に作業をすると我が愛犬がかわいそう!
自分の場所を我が物顔で占領するから・・。

散歩に行く時と違って黙ってじーっとしている。
そう、ある意味で我慢をしている様に見えるのだ。
・・・そう言えば最近怒る事が少なくなった。
年を取って来たからなのでしょうか?
毛並にもつやが無く成って来ている。

かわいそうだなぁなんて思っていると
自分の食事を持って来いと大騒ぎ!
思わず「うるさい」と怒ると、ほんのチョットだけ黙って我慢するが、
また直ぐに吠え出す。かわいそうに思って損をした!





          奥が深い?  





オカリーナを作ることは簡単です。
きっと誰でも作れると思います。

だから、本当に色んなオカリーナがあふれていますね。
へんてこなオカリーナまで売っているのは、
誰でもオカリーナが作れるとインターネットで広めてしまった
私の責任かも知れません。


私のオカリーナもそのヘンテコなオカリーナの一つかも知れませんが
その選択の幅は確実に以前より広くなったと思います。
(単に広いだけかもしれませんが・・)
・・・と言う事は誰かが素晴らしいオカリーナを作り
それに依って素晴らしい演奏家も出現するかも知れず、
その演奏家の出現で更に素晴らしいオカリーナが生まれるかも知れません。

それは考えただけでも素晴らしい事ですよね。



オカリーナを作る上での陶芸の技術はほんの微々たる事しかありません。
この段階で音楽の知識は全く必要有りません。
誰にでも原理だけで作ることが出来ます。


楽器としてのオカリーナ(一応)を作る為には、
『音楽の知識』が必要となってきます。
これは基本的な音楽の知識、つまり音階の構成とか調の関係など。


そして次の段階で『音楽の感覚』が必要となってきます。
これは、音の高低や音色に付いての感覚。


その先では
吹奏楽器としてのオカリーナのコントロールの為の感覚。
『息の強さと音程の感覚』。
これでバランスを整えるから必要なのです。
これが無くチューナー等を頼って調律をしていると
面白い楽器が出来上がります。


その先では何が必要?
それはこの「よがり笛2」の良い子の実験で取り上げた
『コーラのビンの実験を完全に理解』している必要が有るのです。


毎日、オカリーナを作る理由はそこに有るのですが、
のんきな読者である皆さんには何も理解できないでしょう。ははは


その後に必要なことは・・。
『良い音楽を演奏できる音楽性』
これが無いとバランスの取れた良いものはきっと出来ません。


それらの事が備わっていると、目標がありますから
良いものが出来る可能性が高く成るのではないでしょうか?


目先の要素である材料の種類(粘土の種類)や
仕上げの方法(陶芸の仕上げ技法や材の選択)をこだわる前に
今回書いた基本的な事の理解と把握必要と思います。
全て必然なのですから、
偶然良いオカリーナは出来ないのです。



オカリーナを作ることは奥が深いとよく聞きますが、
残念ながら私にはまだ奥が見えません・・・。




■陶芸の師匠である大竹氏から氏の作品展での演奏を頼まれた。
もちろん師匠の依頼ですから即お引き受けしたが、
演奏して欲しいのはオカリーナなんだろうな????
当日間違えていたら笑ってごまかすかぁ?

■半年ほどオカリーナを作っていなかったが思う所があって、
夏前からコンスタントに作る様に努力をしています。
と言っても「一日一個」が努力目標だから数が知れているし、
今日も最終調律で Big F をコントロールできず・・破壊処理した。

かなしい!!

選別に引っかからず、無事に生き延びたオカリーナに付いては、
順次希望者にお譲り致します。

おがわオカリーナの通信販売 
只今、おがわオカリーナ オンラインショップ 開店準備中です。
http://shop.g-hibiki.com/
(まだ開店していないと思いますが???)

■今回は会員のオカリーナを作っているプロの方の為に書きましたので、
普通の会員の方には少し難しいかも??

結局は歌口の作り方の話なのです。
エッジが吹き込み口から見てどこに見える必要が有るとか、
エッジの角度はこうだとか管別の内容量やトーンホールのサイズを
決め付けて作り方を発表している人を見かけますが、
そんなに単純でしたら誰も苦労しませんよね。
(数名の方は理解できると思います・・その他の方にはヒントかな?)

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