kenさんのよがり笛2 2001/07/20 第 19号
     




昨日、19日は涼しかったですね。
涼しくって・・・
しあわせ・・・

眠くなった・・

余り気持ちが良かったので・・・
レッスンで二重奏する為に、
顔を水道の水でバシャバシャと洗いましたが
ボーとした感じは数段進むまで直りませんでした。

私は眠さに負けていたが、
お弟子さんの演奏(高校の英語の先生)は ヨタヨタ・・・
英語の先生だからフランスの古典音楽は特に苦手らしい・・

・・・と言う事にしておこう・・ははは


            プロとアマの違い? 


なんでしょうね?
たぶん、大した違いは無いのでしょう。

ただ、プロの側から見ると。

アマの方から見ると違うのでしょうか?

ボーリングやゴルフでもアマチュアが良いスコアーを出す事があります。
一般に評価は点数だけですから判定は簡単ですよね・・・・。

点数で判定できない音楽だって絵画だって・・・
アマチュアがそれらしいことをする事は出きるハズです。

一体違いはどこにあるのでしょう?

アマチュアが勘違いして自分がプロだと思ったりするのは、
単に需要がある?収入がある?とかそれで生活出来た?と言う事で、
それがプロなのでしょうか?

ハテ?何を考えれば良いのでしょうか?

プロと言う言葉の定義について?・・・ちがうなぁ・・・。

音楽家と音楽屋との違いについて・・・そうかもしれん?


こんな事があります・・・。
有る大学のオーケストラは下手なプロより上手い。

頭が良いし、頭が悪い音大生より(平均的には)、
良い条件(経済的および時間的に)で、
日夜一流のプロに師事して練習を続けるのですから。
しかも一年もかけて練習するのです・・・。
一見、良い演奏になるに決まっているのですよ。
指揮者が悪くてもそれなりに・・・。


それに比べてプロのオーケストラは練習時間(拘束時間)が
組合によって制限されたりして、満足な練習はしません。
給料は安いし・・・。(関係有るかもしれない)
指揮者さえ良ければ良い演奏をするが・・・。
指揮者が悪いとボロボロになる事も。


木管五重奏団の練習のときこんな事がありました。
私は木管五重奏の経験がほとんど無かった頃ですが、
他のメンバーは学生時代からもう何度も経験している曲がほとんどで。
(オカリーナの練習のページにある木管五重奏の写真参照)
練習の折、
「この曲本番だけいいだろ・・・」と言う事に成りかけたのですが、
私は正直に「やった事が無いので一回だけ通して!!」と・・・。
他のメンバーは全員芸大出身しかも各オケや芸大の先生・・。
そりゃー私だってその曲は知っているけど本当にやった事が無かったのだ!
(ただし、繰り返しは無し・・・本番は有り・・・ははは) 
おかげで安心して本番を迎えた・・・。(脱線!!)

私の少ない経験では、いつも当日練習、または前日練習・・・
後はすぐに本番です。
つまり、練習のための時間は無いのです。

練習が無い????

ここで言うのはアンサンブルの練習であり、
つまり相手や仲間がどんなタイミングで音楽するかを見るための練習で、
アマチュアの言う練習はしません。
(みんなが同時に弾けるようにするために集合個人練習をする?
当然の事ですが練習は個人でするべき事柄です。
それに、練習しなくてはできない様ではプロとしてやっていけません。
ただ、記録に挑戦するスポーツ等のプロとは少し違うのでしょう)

つまり普通に言う練習の時にプロがする事は、
楽譜の繰り返しの確認や、ルバート(盗むの意味でテンポが変化する)の
有る無しその度合い、合図は誰がするとかこの場面では誰を見る 
とかのメモになります。

要するに練習ではなく打ち合わせなのです。
この方が適切な表現でしょう。

  だから、ものすごいワザなどが平気で出きる人が多いのです。
  つまり、初めての曲で小節を数えながら
  上記のメモを確実に書いて行くのです。
  ちなみに私にはとても出来ません。

プロで不思議なのはアルバイトでリードを削っている人や、
寝ているような人も指揮者の指示で確実に出ます。
当然、余計な事を言う人は一人もいません。

アマチュアの練習では指揮者が止め、次の練習開始場所を指定すると、
必ずとんでもない場所から始めたりする人や、場所がわからず落ちる人がいます。
いったん止めるとその次に出るのが大変・・・ほんとうに!

アマチュアは時間の制限が無いですから良いのかもしれませんが?
アマチュアの指導をすると、これが一番頭に来ます。


(だいぶ行数が進んだので)結論として・・・ははは


プロとアマの単純な違いは時間なのです。


趣味では一生練習して一曲を仕上げるベく練習しても良いのですが、
プロは短時間である程度のレベルの演奏をしなければ成らないのです。


ここまでが、一般向け・・・。

本当に?
本当は・・・・そんな事では無い・・・。
プロとして・・・では無く、
人として音楽家としてする事が有るのです。
さて・・・・なんでしょう?

それを確実に意識していなくては器用で調子の良い音楽屋でしょう。
答えを聞かなくては解らない様では話になりません。
もちろん アマチュアの皆さんも真摯に音楽に向かうなら
だんだん解ってきますよ。
・・・・そしたら本物の音楽家になれるかも。

一般 以外向け?・・でした

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪今週の音楽史♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

作曲家・指揮者、グスタフ・マーラー   (1860 7/7〜1911 5/18)

七夕の日にマーラーは生まれました。
なんで、先々週に書か無かったかって?・・・
はは。忘れていました。

大切な作曲家でありますが・・フルートの曲は知らない??
そう言えば調べた事も無い・・・・だれか教えて?

高校生の時ベートーベンの次にマーラーにのめり込みました。
空っぽのお腹と頭の中ではマーラーの一番のシンホニーが響いていました。
「宗教は阿片である」と誰かが言いましたが、
私には「音楽が阿片」で有ったのかもしれません。

ステレオでは無く、ただのボロFMラジオでしたが、
その時の感動は今も生きて続けています。

青春時代のいろんな思いと共に・・・・・。


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