「お」友達の会 kenさんのよがり笛2 2004/11/19 第 191号 我が愛犬の毛はふさふさで長い毛、普通の毛、短い毛で構成されている。 寒くなり毛が幾分多く成って来たと思っていたら、 また暖かく成り、そのせいで抜けたりする・・・? だから愛犬の部屋に居候している我が工房は毎朝の掃除が大変だ! 大切なオカリーナが焼き上がり検品していると、 なんと一本の線状の傷が・・・直線ではなく何と無く曲がっている? これはきっと表面に愛犬の毛が付きそれを知らずに、 焼いてしまったに違いありません・・・。 もちろん、焼成時は数百度の高音で毛そのものは全く無く成るが、 まずい事にその跡だけ残っている。 一応、そういった楽器は自分用として保存と成るが 我が家に遊びに来て選んで買う人は目ざとく離してある楽器を見つけるのだ。 これは違うと言うと・・「怪しい見せてくれ」等と詰め寄る! 吹いてみて「やっぱり」・・・???? 私がそれは「毛のせいで不良品に成って自分用にするのです」説明すると、 これが良い「これを選んでも良いですね」・・・と?・・・・・?! 毛の跡があろうが傷が付いていようが・・全く気にしない・・・。 興味が有るのは音色と吹きやすさだけらしい!! もちろん色合いとか窯変(ようへん)の模様とかが重要な人も居る、 そんな人は自分で吹かずに私に吹かせそれで決める?? これもありですね・・ 少なくともこの楽器はこれ位には鳴る筈・・なのだろう! 先日、レッスンを受けに来た台湾のオカリーナ奏者は 見せた楽器以外に良いものが有るだろうと言い、 宇都宮教室の棚に飾って有った「ビッグG」を買って行った?! ・・・・それは、私の判断では不良品なのだ! 私は気に入らないので、飾りにしておいたのだが・・・仕方が無い!? みんな良い品物はどこかに隠してあると思うらしい?? 私が使っているオカリーナはなんと売れ残りなのです。 しかし、そんなことは信じてもらえず。 私が使っているオカリーナを欲しがる人は意外に多い?? 目の前で演奏したひびが入った楽器でも欲しがったりするのです。 一番変わった人は、 焼き上がった時に欠けていたオカリーナを欲しがった人。 当然それは不良品として人に譲るわけに行かないので、 自分で使ってたのですが、まじまじとそれを見つめ、 そのオカリーナを欲しがったのです。 「これはちょっと」・・「次回に良いものを持って来ますから」と言うと、 いや、譲ってくれるのならこれが良いのです。 音色も良いし、その欠けている部分を「金継ぎして使いたい」と・・?? 私のオカリーナの値段よりその金継ぎの方がお金が掛かる筈だが?? ・・・あははは きっと私の使っているオカリーナより 貴方の所に行ったオカリーナの方が良い楽器なんですよ。 息のコツ 風船を膨らます様な吹き方では良い音は出ません。 この息の出し方を私のサイトでは 「生息(生意気?)ナマイキ」 と呼んでいます。 でも、そんな息の作者が作った楽器は、 その「生息」で調整しますからその息で鳴る様に成るのです。 チョット吹ける様に成るとそんな息は使いませんので(たぶん?)、 そんな楽器は少ないハズなのですが・・・・・。 オカリーナの制作者は音楽の解る演奏者で無いと作れない・・ と主張しているのはそんな理由なのです。 オカリーナとフルートでは息の圧力が違います。 と言ってもその平均値が違うだけなのです。 オカリーナの方が平均値が・・・よわい?のですが、 フルートはオカリーナより弱い息から強い息まで使います。 と言うことはオカリーナの方が弱い息で圧力の変化が少ない・・と 言う事に成るのです。 オーボエなんか顔が真っ赤に成るまで我慢して吹くみたいです?? (よく知りませんが・・・かわいそうな事です・・あはは) トランペットの人は強い圧力が必要で??ベルトは特注?? でも勘違いしないで下さい・・・ どんな楽器にも柔らかく弱い音が有るのですから・・。 その息はオカリーナの普通の息よりずーーーと弱いのです。 オカリーナではそんな息は使えないぐらいに・・・。 (オカリーナでは吹き出し口が固定されているから、 その様な息は使えないのです) 結論?! 他の管楽器より息の強さの平均値は少ない値?(よわい)のですが、 他の楽器ではオカリーナより弱い息を使う。 ・・と言う事を頭の中に図表を書いて覚えて置いて下さい。(なんでや?) (この事は管楽器の中のオカリーナの特殊性でも有るのですが、その特殊性は 楽器の原理も関係しますので、私のサイトでは原理に付いて触れています) さーーて! 息使いのコツ について書こうと思うのです・・。 良く考えたらすでにサイトに書いて有りますが、 誰もまともに練習していない様に思いますので少しだけ説明を? それでは、「小川式コントロール」のページを参照して下さい。 ここです------基礎練習 譜面3---を四分音符が60の速さで十分練習してください。 それを練習したら ここ----音程のコントロール --------息によるコントロール --------手のひらによる音程のコントロール を練習しますが、 息によるコントロールの所にある、 「5小節目以降は、一音ごとに音程を上げたり下げたりして最後は元の音程に戻す」 と言う所がポイントです。 このヒンデミットの音楽家の基礎練習の応用である、 音程の変化はほんの少しにすべきで1/4音も有ると変化し過ぎなんです。 変化量には十分注意して練習すべきなのです! これはすごく勉強に成るのですが、誰もやりません・・・あははは 何故なら「微妙なコントロールを音を聞きながらする」必要が有るからで、 非常に難しい練習なのです。 まともに演奏している人はこの様にコントロールしているの・・ ・・・・ハズ?です。 音を耳で聞きそれを脳が関知し目標値に成る様にフィードバックして 筋肉に命令を出し圧力コントロールする筈です。 上手に成るとそれを脳まで行かないで反射神経に寄る コントロールをしている様な早業の様に成りますが・・・? 反射神経に寄るのかそれとも経験に寄るのか私には解りません。 楽器の演奏にはこの様な領域があることを認識してください。 まともな音楽家は意識しないでやっています・・・あははは 「どんな管楽器でも音のイメージで息を出すのです」 わがまま満載の「よがり笛2」にこんな文を寄せて頂けるのです、 ありがたいことです。 --------Kさまから頂いた感想です---------------------------- CD「TOY BOX 1」を昨年2月に購入させていただき、 "O-Tone"の存在を知りました。 あの音を出そうと、しばらく試行錯誤したことがあります。 丁度、自己流の持ち方に限界を感じ、 「小川式持ち方」に矯正したところでもありました。 しかし先ずは、通常の音域で安定した音が出せなければ意味が無い。 その時点の自分に絶対必要なものではないと思い固執するのを止めました。 今回"O-Tone"の種明かしで、そのあまりの簡単さに唸ってしまいました。 (もちろんこの奏法を演奏に適用するには、それ相応の練習が必要でしょう けど。)いかに単純な原理や方法も、それを最初に発見した人は偉い。 そんな「コロンブスの卵」的な逸話として、 きっと後世に語り継がれると思います。 -------------------------------------------------- 実は、発表前に会員の中から自然発生的にこんな音がでました。 と言う報告が有りました。・・これにはビックリしましたが、 私がオカリーナ用に高音の"G"を書いた楽譜を、 このサイトで発表していたからか? とも思いましたが、違うようです。 かんりにんの様に物好きな方は他にも居るのでしょう・・あはは そんな吹き方に"O-Tone"と命名しましたが、 ・・・音ね?! とか アウトサイドトーンとか アザートーンとか言うかと思いましたが、 結局「Ogawa Tone」としました。 早速、海外からも反響が有りますが、何故か日本では全くありません?? なんででしょう??? Copyright (C)All Rights Reserved. -- mail
「お」友達の会 kenさんのよがり笛2 2004/11/19 第 191号 我が愛犬の毛はふさふさで長い毛、普通の毛、短い毛で構成されている。 寒くなり毛が幾分多く成って来たと思っていたら、 また暖かく成り、そのせいで抜けたりする・・・? だから愛犬の部屋に居候している我が工房は毎朝の掃除が大変だ! 大切なオカリーナが焼き上がり検品していると、 なんと一本の線状の傷が・・・直線ではなく何と無く曲がっている? これはきっと表面に愛犬の毛が付きそれを知らずに、 焼いてしまったに違いありません・・・。 もちろん、焼成時は数百度の高音で毛そのものは全く無く成るが、 まずい事にその跡だけ残っている。 一応、そういった楽器は自分用として保存と成るが 我が家に遊びに来て選んで買う人は目ざとく離してある楽器を見つけるのだ。 これは違うと言うと・・「怪しい見せてくれ」等と詰め寄る! 吹いてみて「やっぱり」・・・???? 私がそれは「毛のせいで不良品に成って自分用にするのです」説明すると、 これが良い「これを選んでも良いですね」・・・と?・・・・・?! 毛の跡があろうが傷が付いていようが・・全く気にしない・・・。 興味が有るのは音色と吹きやすさだけらしい!! もちろん色合いとか窯変(ようへん)の模様とかが重要な人も居る、 そんな人は自分で吹かずに私に吹かせそれで決める?? これもありですね・・ 少なくともこの楽器はこれ位には鳴る筈・・なのだろう! 先日、レッスンを受けに来た台湾のオカリーナ奏者は 見せた楽器以外に良いものが有るだろうと言い、 宇都宮教室の棚に飾って有った「ビッグG」を買って行った?! ・・・・それは、私の判断では不良品なのだ! 私は気に入らないので、飾りにしておいたのだが・・・仕方が無い!? みんな良い品物はどこかに隠してあると思うらしい?? 私が使っているオカリーナはなんと売れ残りなのです。 しかし、そんなことは信じてもらえず。 私が使っているオカリーナを欲しがる人は意外に多い?? 目の前で演奏したひびが入った楽器でも欲しがったりするのです。 一番変わった人は、 焼き上がった時に欠けていたオカリーナを欲しがった人。 当然それは不良品として人に譲るわけに行かないので、 自分で使ってたのですが、まじまじとそれを見つめ、 そのオカリーナを欲しがったのです。 「これはちょっと」・・「次回に良いものを持って来ますから」と言うと、 いや、譲ってくれるのならこれが良いのです。 音色も良いし、その欠けている部分を「金継ぎして使いたい」と・・?? 私のオカリーナの値段よりその金継ぎの方がお金が掛かる筈だが?? ・・・あははは きっと私の使っているオカリーナより 貴方の所に行ったオカリーナの方が良い楽器なんですよ。 息のコツ 風船を膨らます様な吹き方では良い音は出ません。 この息の出し方を私のサイトでは 「生息(生意気?)ナマイキ」 と呼んでいます。 でも、そんな息の作者が作った楽器は、 その「生息」で調整しますからその息で鳴る様に成るのです。 チョット吹ける様に成るとそんな息は使いませんので(たぶん?)、 そんな楽器は少ないハズなのですが・・・・・。 オカリーナの制作者は音楽の解る演奏者で無いと作れない・・ と主張しているのはそんな理由なのです。 オカリーナとフルートでは息の圧力が違います。 と言ってもその平均値が違うだけなのです。 オカリーナの方が平均値が・・・よわい?のですが、 フルートはオカリーナより弱い息から強い息まで使います。 と言うことはオカリーナの方が弱い息で圧力の変化が少ない・・と 言う事に成るのです。 オーボエなんか顔が真っ赤に成るまで我慢して吹くみたいです?? (よく知りませんが・・・かわいそうな事です・・あはは) トランペットの人は強い圧力が必要で??ベルトは特注?? でも勘違いしないで下さい・・・ どんな楽器にも柔らかく弱い音が有るのですから・・。 その息はオカリーナの普通の息よりずーーーと弱いのです。 オカリーナではそんな息は使えないぐらいに・・・。 (オカリーナでは吹き出し口が固定されているから、 その様な息は使えないのです) 結論?! 他の管楽器より息の強さの平均値は少ない値?(よわい)のですが、 他の楽器ではオカリーナより弱い息を使う。 ・・と言う事を頭の中に図表を書いて覚えて置いて下さい。(なんでや?) (この事は管楽器の中のオカリーナの特殊性でも有るのですが、その特殊性は 楽器の原理も関係しますので、私のサイトでは原理に付いて触れています) さーーて! 息使いのコツ について書こうと思うのです・・。 良く考えたらすでにサイトに書いて有りますが、 誰もまともに練習していない様に思いますので少しだけ説明を? それでは、「小川式コントロール」のページを参照して下さい。 ここです------基礎練習 譜面3---を四分音符が60の速さで十分練習してください。 それを練習したら ここ----音程のコントロール --------息によるコントロール --------手のひらによる音程のコントロール を練習しますが、 息によるコントロールの所にある、 「5小節目以降は、一音ごとに音程を上げたり下げたりして最後は元の音程に戻す」 と言う所がポイントです。 このヒンデミットの音楽家の基礎練習の応用である、 音程の変化はほんの少しにすべきで1/4音も有ると変化し過ぎなんです。 変化量には十分注意して練習すべきなのです! これはすごく勉強に成るのですが、誰もやりません・・・あははは 何故なら「微妙なコントロールを音を聞きながらする」必要が有るからで、 非常に難しい練習なのです。 まともに演奏している人はこの様にコントロールしているの・・ ・・・・ハズ?です。 音を耳で聞きそれを脳が関知し目標値に成る様にフィードバックして 筋肉に命令を出し圧力コントロールする筈です。 上手に成るとそれを脳まで行かないで反射神経に寄る コントロールをしている様な早業の様に成りますが・・・? 反射神経に寄るのかそれとも経験に寄るのか私には解りません。 楽器の演奏にはこの様な領域があることを認識してください。 まともな音楽家は意識しないでやっています・・・あははは 「どんな管楽器でも音のイメージで息を出すのです」 わがまま満載の「よがり笛2」にこんな文を寄せて頂けるのです、 ありがたいことです。 --------Kさまから頂いた感想です---------------------------- CD「TOY BOX 1」を昨年2月に購入させていただき、 "O-Tone"の存在を知りました。 あの音を出そうと、しばらく試行錯誤したことがあります。 丁度、自己流の持ち方に限界を感じ、 「小川式持ち方」に矯正したところでもありました。 しかし先ずは、通常の音域で安定した音が出せなければ意味が無い。 その時点の自分に絶対必要なものではないと思い固執するのを止めました。 今回"O-Tone"の種明かしで、そのあまりの簡単さに唸ってしまいました。 (もちろんこの奏法を演奏に適用するには、それ相応の練習が必要でしょう けど。)いかに単純な原理や方法も、それを最初に発見した人は偉い。 そんな「コロンブスの卵」的な逸話として、 きっと後世に語り継がれると思います。 -------------------------------------------------- 実は、発表前に会員の中から自然発生的にこんな音がでました。 と言う報告が有りました。・・これにはビックリしましたが、 私がオカリーナ用に高音の"G"を書いた楽譜を、 このサイトで発表していたからか? とも思いましたが、違うようです。 かんりにんの様に物好きな方は他にも居るのでしょう・・あはは そんな吹き方に"O-Tone"と命名しましたが、 ・・・音ね?! とか アウトサイドトーンとか アザートーンとか言うかと思いましたが、 結局「Ogawa Tone」としました。 早速、海外からも反響が有りますが、何故か日本では全くありません?? なんででしょう???
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