「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2005/06/09    第 217号
     





久しぶりに散歩した。
考えてみると一週間ぐらい歩いていなかった。
ちょっと暑いが心地よい風が吹いているのでTシャツ一枚で十分。
我が愛犬も最初は気持ち良さそう・・・。

緑色に成った田んぼには白鷺やカラスがいる。
カラスが田んぼに降りたりそこから飛び立つのを見ると
その飛び方も中々高等技術がいる様だ。
カモなどはその飛行能力からしてかなり大雑把だが、
きっと体に対する羽の大きさが関係しているのでしょう。

その点カラスは意外に大きい羽を持っているので、
着地の時もホー場リング状態から降りたり、
主翼全体をフラップの様に大きく広げ一気にスピードを殺しながら
軟着陸の様に降りる高等テクニックをみせる・・・。
戦争中に滑走路に穴が開き普通の直陸が出来ない時に
無理矢理降りたワザは・・・鳥の真似なのかもしれない。
現代のハイスピードの飛行機では全く出来ないワザなのか?

なんて事を考えながら歩いていると・・・。
道にアメリカザリガニのハサミが落ちている・・・。
少し前の道にも落ちていた・・・。
カラスがさっきの技術で捕獲したものでしょうか?
白鷺のせいなのでしょうか?

可哀想と言うより
ここにもまだそんな生物が生息していたのがうれしい・・・。
なんと! この辺ではホタルも見られます。
残念なことに農薬を撒く時期が来ると一気に見られなくなります。

緑色の安物発光ダイオードでホタルモドキが作れます。
この光を見てホタルが集まるはず・・・ふふふ
又作ってみるかなぁ・・。



          残響の質  



残響・・・

エコー・・・って言ったりしますが、
専門?的にはリバーブと言ったりします。

残響はホールなど場所に依って異なります。
残響にも質があり具体的には演奏する楽器や合奏の種類によっても
好まれる音は変わって来るのです。


■残響が殆ど無い・・

野原の真ん中や堤防の上など広くて反射する所が無い場合です、
人工的な場所としては、一番嫌われる?スタジオ等で、
録音した後に電気的に調整するので余計な残響は邪魔に成りますから、
演奏者は残響無しで演奏する事に成ります。

(私の練習室は最初全く残響無しで作りましたが、
 あまりにも味気ないのでムクの板張りにして響く様にしました・・はは)


もっと凄い所は録音機器等の試験などに使う「無響室」と言う所が有り、
そこに入ると耳が普段経験できない様な不思議な感じがします。
チョット説明できませんが・・・何にも音が無いので・・・。

つまり、普段人の耳には何らかの反響音(残響)が聞こえているのでしょう。
聞こえているハズの音が何も聞こえない事は人を不安にする様です。


■ホール等の説明で良く言われる事では・・
「このホールの残響時間は《1.6秒》です」なんて説明を受けます。
この説明で、大抵
「結構長いですね」等といい加減な感想を言ったりしますが、
こんな物は車のカタログデータみたいで殆ど関係有りません。
なにしろ実際の運転では条件が全く違うからです。
演奏会も季節で着ている服の質が違いますし、
お客さんの入場割合によっても変わってきます。

●それに演奏者が立つ位置によっても変わるのです。
音にもホールの中で流れる流れ方も有るのです。(・・・はは)
それを知らないと
ステージのトンデモナイ位置にセッテイングをしたりするのです。

●上野の文化会館も指揮者殺しと言うポイントが有るらしいのです。
その位置に指揮台を持って来たら指揮者は音を捉えにくく成るそうです。
だから、ステージマネージャー
(オーケストラ専属で舞台セッテイングやなどをする人)
の反感を買った指揮者はえらい事に成ると言う噂がある・・・。
また団員達は・・・譜面台や椅子が無かったりするらしい。

▲いつもの事で話が逸れた・・。(逸れた話の方が喜ぶ人がいる??)


■エコーを構成するのは時間だけでは無く

・原音の質
・空間の材質
・空間の広さ
・残響音の減衰(空間の吸音力)
・残響音の密度
・原音と残響音の割合
・カットされる高域成分
ナドナドが関係するのでしょう。

これを総合的に何と言って良いのでしょう?
いわゆる■「残響の質」と言って良いのでしょうか?
一口に残響と言いますが、
それには色んな種類の残響が有ると言うことなのです。

・・・想像つきませんか?
いわゆるトンネル残響は壁の材質(多分コンクリート)に因っています。
空間の形状がカマボコです・・・音は大体想像がつきますね。
お風呂場でも・・・。
階段の踊り場では鉄筋コンクリートの校舎と木造の校舎の違いを想像してください。
体育館では今の一般的な作りより、昔の木造の体育館が良い音でしたね。

(階段が音の反射を複雑にしているから良いのかも・・日光の「鳴き竜」は
 天井と床の平行面で音が往復する現象です。我が家の練習室では天井を無
 くし屋根の形状を利用して平行面を無くしています)


大谷資料館の地下採石場跡ではその膨大な空間とその空間を支える
大きな柱である部分が複雑に入り組み、大谷石の持つ吸音性能と反射性能が
丁度良く、残響が長い割りに嫌な響には成らないのです。

上の方で少し述べた様に不思議な事に音には通り道が有るのです?!
具体的に説明しますと、今回の演奏した場所(ステージ)では、
音の通り道はお客さんの居た場所の方にはメインの通り道が無かったようです。

大した事では有りませんが、
どれだけの人が聞いて気が付いたでしょうか・・・あははは

同じ場所で聞いていた人より、
すこしづつ歩きながら聞いた人の方が
音の変化(通り道)が解ったのかもしれませんね。





●昔の人は良く知っていた様ですね。
教会の作りオルガンの位置・・それに空間の形・・・。
その効果的な音・・・。
日本では「能の舞台」など・・・。
本当に効果的な作りに成っています。
そんな、事を考えると昔の人は「大したものだ」と思ってしまいます。
オカリーナなんかもっと良いアイデアが有る筈なんです。
絶対に!!!
・・・きっとコロンブスの卵のような・・・・あはは

●発光ダイオードで作るホタルモドキは
空中配線でホタルが一列に成り発光するのを避けるのが良いです。
もちろんホタルっぽく点いたり消えたりする様に配線します。
配線図は秋葉原の専門店に売っていると思いますよ・・・あはは

●おがわオカリーナフェスティバル in大谷 2005の報告は
「お」友達の会の資料室に置いて有ります。
しばらくしたら一般公開しますが・・・
写真がありますので是非見に来てください。

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