kenさんのよがり笛2 2001/08/10 第 22号 『いよいよ八月ですね・・。 まだまだ暑い日が続きます健康に気をつけましょう』 ・・・・・・・と前回書きましたが、 そんな事を書いてしまったからでしょうか、 その後涼しい日が続いています。 私に責任?? 反省しています はは あの夏はどこに行ったのでしょう?? 水不足や心配される冷害も・・・?? 関東以北が異常に涼しいみたいであります。 私事ですが・・・ 相変わらずウイルスが来ています? どうも外国からの様ですが・・先週から何通も・・・ その一件は私のホームページを見てメールをくれた外人の方のようです。 直接注意して良いものかどうか・・・。 親しい人で無いと・・・ 注意も難しいですよね・・。 れんしゅう 上手に成る為に練習は不可欠です・・・が、 一生懸命練習を・・・と言っても・・・・・・。 適切な方向を指し示してくれる指導者がいないとだめなのです。 それは羅針盤の無い船でむやみに走り回るようなもので、 目的地に到着しない確率の方が大きいばかりか、 座礁や難破等の危険も一杯有る事となります。 たとえば・・・ ブラス出身の人にはチョット酷ですが・・・・。 闇雲に走りまわる例として・・・。 多くのブラスバンドの生徒は朝から集まって 「アサレン」と言う練習をしています。 授業が終わるとまた練習・・・・・・。 その練習量は大変なものです。 それはそれで、青春の1ページとして良い思いでと成るでしょうが、 しかし、あれだけ練習していればかなり進歩するはずなのです、 不思議なことに、全くと言って良いほど見事に上手くならないのです。 これは、きっとどこかに問題があるはず・・・ 考えてみましょう。 思いつくまま箇条書きすると・・。。 音が良く出ないのに音を出す??? ただ長く・・無理やり音を出す練習をしている? 何を練習しているのか解らないで練習している?? 駄目なのに何回も繰り返す不思議な練習? 合奏練習が多すぎる・・・と言うより我慢して聞いている? ・・・と言うより、吹けない者が集まっても吹ける訳が無い! 汚い物(音)を集めても綺麗に成るとは思えない! 返事は体育会系の部活の様で気色悪い!! あんなに細かく注意したら三日で言うことが無くなるハズであるが?。 指導者は音楽的欲求が大きいのか?もしくは何もわからないのか? 指導を聞いた後、実際に音を聞くと・・何故かコケルのである! 合奏練習は指揮者の指揮法の練習時間では無い! 演奏がそうなのは指揮者・・あんたがその様に振っているからである! 下手な先輩が教えて、上手くなるはずが無い! 音符を順番に出し、指を動く様にするのは練習では無い! 歌えないのに吹こうとする・・・無謀なやつら! ○大を出た外部の天才的な先生が暇で教えに来て頂ける・・不幸せ? (大会上位入賞先生立場良成・・?) (審査員接待経費出何処不思議) ふう・・・・。 はは、関係無さそうな物も有るが・・ まだ一杯有ると思うが今は思い出さない・・・。 そんな事を羅列するより、 それらが無駄な練習である証明としては。 入学してから毎日練習し、真面目に三年間ブラスバンドを一生懸命にやって きた人でも、そのままで音大受験が出来る様な人はまったく居ない事である。 受験のためには始めからやり直すのが殆どなのです。 ・・・・もちろん持ち方からです・・・。 (変な癖がついている場合には、さらに・・・) 他の楽器では?・・・・私の知り合いのk野先生のお話 有るブラスバンドで全国優勝の高校生が芸大受験をしたいと言うことで 当然、その栄光を背景に、自信まんまんでレッスンを受けに来たが、 その前にレッスンを受けていた高校一年生の女の子達の演奏を見て 全く自信を無くし、気の毒なくらい落ち込んで帰っていったそうです。 元気を出す様に声をかけたが・・・ それっきり二度とレッスンには来なかったそうです。 ・・・・・・可哀想ですが・・基礎が全く違うのです。 こんな話は先生方の間では一杯有ります。 私は幸いな事に、最初からN先生に師事する事が出来、 その上、周りにも指導者や良い先輩が居ました。 そんな先輩の薦めで高校二年の時に○響のK出先生に・・・。 その時レッスンしていただいたK出先生は、 私のノートに切れ端に次の様に・・・・。 音出し・・・ソノリテ 音階・・・・タファネルゴーベル、ライヒャ エチュード・・・・・各種 曲・・・・・・必ず 初見・・・・・次の予習 それぞれ一時間ずつ練習すること! ・・・と 正直にそのまま練習すると練習時間が5時間掛かる事に成ります。 高校生でそんな時間が取れるハズは無いのに・・・と思いました。 それまで気ままに何となく練習していた私にとって、 時間を区切られるのはとても変な感じでした・・・ 時間が余ったり足りなかったり・・・。 不思議なことに、じっくりと音色に拘り取り組んだり、 少ない時間の中で効果的な方法を考え実践したりするようになり、 さらに、自分の演奏に不満を待つようになり、 そして、その練習が十分とは思え無く成って来て、 練習すべき事の多さを知ったのです。 K出先生にはその練習カリキュラムを教わったと言うより、 いろんな問題点に気が付かされたと言うことに感謝しているのです。 たぶん、前に例を出したブラスバンドの人達も同じ時間、 いや、それ以上の時間を情熱を持って練習していると思うのです。 ただほんの少し違うのは・・・ 適切な方向を示す事が出来る指導者がいない事だと思うのです。 ブラスバンドの生徒達にも適切な指導がもし有ったなら、 正しい方向に進み大切な三年間で十分な進歩が得られるはずです。 悲しい事に、まともに進歩した生徒を見たことは有りません。 ブラスバンドでコンクールを受けることだけに必死になっている姿を見ると、 歌を忘れたカナリヤを見ているようで悲しく成るのです。 練習における先生の任務は「羅針盤」だと思います。 たまたま貴方が素晴らしい先生に出会ったなら本当に幸運です。 そうでないとしたら捜してください。 私にとって高校生の時期に 前出のK出先生、田舎に来た折レッスンをしてくださったM岸先生、 名古屋の公開レッスンで指導して頂いたY田先生等の素晴らしい大先生達に 巡り合ったことが本当に大きいと思います。 良い練習をするには良い先生に・・・。 本当に勉強するのなら最高の先生に師事する事を薦めます。 残念ながら、それしか方法はありません。 「学問・・・芸事にも王道は無いのです」 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪今日の音楽史♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 8月8日はフジテレビの日かも知れませんが、はははー 1882年のこの日 チャイコフスキーの序曲「1812年」が初演されました。 (Peter Iryich Tchaikovsky,1840〜1893) 私はこの曲名の1812年のお陰でヨーロッパの歴史のポイントをひとつ手に 入れました。これが・・・・歴史の判断の基準に成っているのです・・・・ ははは。 ・・・と言うのはこの年にナポレオンがロシアに攻め入りましたが、 それまでの勢いと違い大敗しナポレオン軍の不敗神話が崩れた。 ・・・その原因は、寒波の襲来でありました。 そんな、歴史的事実から題材を得て全ロシア産業工芸博覧会の開会式の為に この曲を作曲しました。 曲は三つの部分から成っており 一部ではロシアの苦悩、 二部では戦闘の様子、 三部ではロシアの勝利 三部での大砲の音やチャイムが華やかに打ち鳴らされます。 フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」のメロディが、フランス軍を表し 聞いていて物凄く判りやすいですが、作曲者は気に入ってはいなかった様です。 ・・・確かに派手な曲です・・。 でも、さすがチャイコフスキーであります・・・。 Copyright (C)All Rights Reserved. -- mail
kenさんのよがり笛2 2001/08/10 第 22号 『いよいよ八月ですね・・。 まだまだ暑い日が続きます健康に気をつけましょう』 ・・・・・・・と前回書きましたが、 そんな事を書いてしまったからでしょうか、 その後涼しい日が続いています。 私に責任?? 反省しています はは あの夏はどこに行ったのでしょう?? 水不足や心配される冷害も・・・?? 関東以北が異常に涼しいみたいであります。 私事ですが・・・ 相変わらずウイルスが来ています? どうも外国からの様ですが・・先週から何通も・・・ その一件は私のホームページを見てメールをくれた外人の方のようです。 直接注意して良いものかどうか・・・。 親しい人で無いと・・・ 注意も難しいですよね・・。 れんしゅう 上手に成る為に練習は不可欠です・・・が、 一生懸命練習を・・・と言っても・・・・・・。 適切な方向を指し示してくれる指導者がいないとだめなのです。 それは羅針盤の無い船でむやみに走り回るようなもので、 目的地に到着しない確率の方が大きいばかりか、 座礁や難破等の危険も一杯有る事となります。 たとえば・・・ ブラス出身の人にはチョット酷ですが・・・・。 闇雲に走りまわる例として・・・。 多くのブラスバンドの生徒は朝から集まって 「アサレン」と言う練習をしています。 授業が終わるとまた練習・・・・・・。 その練習量は大変なものです。 それはそれで、青春の1ページとして良い思いでと成るでしょうが、 しかし、あれだけ練習していればかなり進歩するはずなのです、 不思議なことに、全くと言って良いほど見事に上手くならないのです。 これは、きっとどこかに問題があるはず・・・ 考えてみましょう。 思いつくまま箇条書きすると・・。。 音が良く出ないのに音を出す??? ただ長く・・無理やり音を出す練習をしている? 何を練習しているのか解らないで練習している?? 駄目なのに何回も繰り返す不思議な練習? 合奏練習が多すぎる・・・と言うより我慢して聞いている? ・・・と言うより、吹けない者が集まっても吹ける訳が無い! 汚い物(音)を集めても綺麗に成るとは思えない! 返事は体育会系の部活の様で気色悪い!! あんなに細かく注意したら三日で言うことが無くなるハズであるが?。 指導者は音楽的欲求が大きいのか?もしくは何もわからないのか? 指導を聞いた後、実際に音を聞くと・・何故かコケルのである! 合奏練習は指揮者の指揮法の練習時間では無い! 演奏がそうなのは指揮者・・あんたがその様に振っているからである! 下手な先輩が教えて、上手くなるはずが無い! 音符を順番に出し、指を動く様にするのは練習では無い! 歌えないのに吹こうとする・・・無謀なやつら! ○大を出た外部の天才的な先生が暇で教えに来て頂ける・・不幸せ? (大会上位入賞先生立場良成・・?) (審査員接待経費出何処不思議) ふう・・・・。 はは、関係無さそうな物も有るが・・ まだ一杯有ると思うが今は思い出さない・・・。 そんな事を羅列するより、 それらが無駄な練習である証明としては。 入学してから毎日練習し、真面目に三年間ブラスバンドを一生懸命にやって きた人でも、そのままで音大受験が出来る様な人はまったく居ない事である。 受験のためには始めからやり直すのが殆どなのです。 ・・・・もちろん持ち方からです・・・。 (変な癖がついている場合には、さらに・・・) 他の楽器では?・・・・私の知り合いのk野先生のお話 有るブラスバンドで全国優勝の高校生が芸大受験をしたいと言うことで 当然、その栄光を背景に、自信まんまんでレッスンを受けに来たが、 その前にレッスンを受けていた高校一年生の女の子達の演奏を見て 全く自信を無くし、気の毒なくらい落ち込んで帰っていったそうです。 元気を出す様に声をかけたが・・・ それっきり二度とレッスンには来なかったそうです。 ・・・・・・可哀想ですが・・基礎が全く違うのです。 こんな話は先生方の間では一杯有ります。 私は幸いな事に、最初からN先生に師事する事が出来、 その上、周りにも指導者や良い先輩が居ました。 そんな先輩の薦めで高校二年の時に○響のK出先生に・・・。 その時レッスンしていただいたK出先生は、 私のノートに切れ端に次の様に・・・・。 音出し・・・ソノリテ 音階・・・・タファネルゴーベル、ライヒャ エチュード・・・・・各種 曲・・・・・・必ず 初見・・・・・次の予習 それぞれ一時間ずつ練習すること! ・・・と 正直にそのまま練習すると練習時間が5時間掛かる事に成ります。 高校生でそんな時間が取れるハズは無いのに・・・と思いました。 それまで気ままに何となく練習していた私にとって、 時間を区切られるのはとても変な感じでした・・・ 時間が余ったり足りなかったり・・・。 不思議なことに、じっくりと音色に拘り取り組んだり、 少ない時間の中で効果的な方法を考え実践したりするようになり、 さらに、自分の演奏に不満を待つようになり、 そして、その練習が十分とは思え無く成って来て、 練習すべき事の多さを知ったのです。 K出先生にはその練習カリキュラムを教わったと言うより、 いろんな問題点に気が付かされたと言うことに感謝しているのです。 たぶん、前に例を出したブラスバンドの人達も同じ時間、 いや、それ以上の時間を情熱を持って練習していると思うのです。 ただほんの少し違うのは・・・ 適切な方向を示す事が出来る指導者がいない事だと思うのです。 ブラスバンドの生徒達にも適切な指導がもし有ったなら、 正しい方向に進み大切な三年間で十分な進歩が得られるはずです。 悲しい事に、まともに進歩した生徒を見たことは有りません。 ブラスバンドでコンクールを受けることだけに必死になっている姿を見ると、 歌を忘れたカナリヤを見ているようで悲しく成るのです。 練習における先生の任務は「羅針盤」だと思います。 たまたま貴方が素晴らしい先生に出会ったなら本当に幸運です。 そうでないとしたら捜してください。 私にとって高校生の時期に 前出のK出先生、田舎に来た折レッスンをしてくださったM岸先生、 名古屋の公開レッスンで指導して頂いたY田先生等の素晴らしい大先生達に 巡り合ったことが本当に大きいと思います。 良い練習をするには良い先生に・・・。 本当に勉強するのなら最高の先生に師事する事を薦めます。 残念ながら、それしか方法はありません。 「学問・・・芸事にも王道は無いのです」 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪今日の音楽史♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 8月8日はフジテレビの日かも知れませんが、はははー 1882年のこの日 チャイコフスキーの序曲「1812年」が初演されました。 (Peter Iryich Tchaikovsky,1840〜1893) 私はこの曲名の1812年のお陰でヨーロッパの歴史のポイントをひとつ手に 入れました。これが・・・・歴史の判断の基準に成っているのです・・・・ ははは。 ・・・と言うのはこの年にナポレオンがロシアに攻め入りましたが、 それまでの勢いと違い大敗しナポレオン軍の不敗神話が崩れた。 ・・・その原因は、寒波の襲来でありました。 そんな、歴史的事実から題材を得て全ロシア産業工芸博覧会の開会式の為に この曲を作曲しました。 曲は三つの部分から成っており 一部ではロシアの苦悩、 二部では戦闘の様子、 三部ではロシアの勝利 三部での大砲の音やチャイムが華やかに打ち鳴らされます。 フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」のメロディが、フランス軍を表し 聞いていて物凄く判りやすいですが、作曲者は気に入ってはいなかった様です。 ・・・確かに派手な曲です・・。 でも、さすがチャイコフスキーであります・・・。
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