「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2006/01/27    第 247号
        






愛犬の寝床を全部どかして大掃除!
ベッドの下から抜けた毛やゴミに混じって乾燥肉が・・。
掃除をしながらそれを庭で遊んでいる愛犬に投げてやったら、
ツゲの木の下に有る不良品オカリーナの残骸の上に落ちた。

何を勘違いしたのか目をそむけてビビッテいる?
きっと怒られたと思っているのだ!
呼んでも目を合わせないようにして逃げてしまう。
最近何か勘違いが多いようだ!? 
こまったものだ!

オカリーナを作っていると
そばに来てじーっとしている・・・。
しばらく観察していると10センチぐらいの距離を保っている?!
きっと、どのように和解して良いのか悩んでいるのかもしれない?
本当に難しい犬だぁ!

しょうがないので両手で顔を持ってよしよしとしてやると
その手をなめて、やっと嬉しそうにしたのだった。
犬が難しいのか私が難しいのか?よく解らないのだが、
早速、「外で遊ぶから出せ」と要求された?!

あはは
ニワトリみたいに三歩あるいたらすぐに忘れられる
才能が有るのか??  うらやましい!



          長嶋茂雄が・・   



「リズム」それに「動き」に付いてお話してきましたが、
嬉しいメールを頂きましたのでご紹介いたします。

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毎週配信される「よがり笛」 楽しんでます!

愛犬に友情を感じます。
元気で愛らしいこと・・・
きっとおばあちゃんなんて呼ばれたくないですよ。
だって 私だってそうなんですから!?

先日テレビで見ました「スーパーピアノレッスン」でのピアニストの音楽指導が
小川先生の『オカリーナレッスン』とダブって何とも言えない気持ちになりました。
先生の凄さを思う前に
何と無理難題な指導を受けていたのかと云う受難??な気持ち、
そして何と高尚な音楽指導を受けていたのかと云う感動です。
動きを表すリズムを掴み、
色んな動きのリズムの流れをイメージして、
テクニックの上手、下手でなく
如何に音楽を表現するかに重きをおいてました。
しかし指導を受けているピアニストでさえ難しそうでした。。。

このようなこと知っただけでも音楽に『優』をください・・・おほほ
==========ここまで===============================================


「素人の人の為の・・」
と言う教え方を私は知りません。

もし、
素人の人だから・・と言う教え方をしたら、
その人と音楽を馬鹿にしている事に成るかもしれませんよ。
そうです、音楽には「素人用」とか「プロ用」は無く、
すべての人に共通のものですから、
専門家を目指す人も趣味でやっている人にも同じ要求をします。
ただ、ちょっと違うのはその達成程度の要求が少し違うのでしょう。



私自身オカリーナを始めた時
オカリーナは「自分がしたい音楽が実現できない」と思いました。
しかし、練習して行く過程でオカリーナでも
色々な方法で音楽的な表現が可能であることが解ってきました。
(もちろんフルートと同じ表現はできませんが・・)

オカリーナの為の音楽表現方法に付いては、
いつか、どこかに書くかもしれませんが、
サイトに有る演奏を聞くのが理解するには一番早いと思います。
問題はそれを悟られない様に(自然に)表現しているので、
貴方にそれが解るかどうか・・・でしょう?

そんな時
「スーパーピアノレッスン」で先生がどんな要求をしているか?
を知ることは大切なヒントが有るかもしれませんよ!
皆さんも是非テレビで「スーパーピアノレッスン」を見て下さい。
それで、あなたが何か感じる所をたったの1つでも発見し
理解することが有ればそれはもう大変な収穫でしょう!


一般に各地で楽しんでいる普通のオカリーナが好きな人たちは
「お友達と共に懐かしい曲を楽しく吹くレッスン」
をしているのでしょう?!
しかし、オカリーナはもっと「音楽する」事が出来る事を知ると
音楽を要求する様に成って来るのは当たり前でもあります。

「楽しい」・・・の次元の問題かも?!


・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんか難しいことになった?
きょうは「長嶋茂雄が・・」と言う表題でしたね。
皆さんは一体どんな展開になるか?・・・と期待しない????
でも、興味をすこしお持ちでしょう。 あはは

私には常々思っていることがあります。
それは長嶋茂雄の指導法です。

皆さんもテレビで長嶋茂雄が指導する場面を見たことが有ると思います。
しばらくするとその特徴のある彼の指導法を
「長嶋茂雄の物まね」でとしてやっていました。

「球がこうスーッと来るでしょう。
 そこをバットでスパーンとこう打つんですよ」
「球がこう来たらパーッと取って
 すーっと投げるんです」

・・・こんな感じでしたか??

擬音が多く漫画チックなんです。
要するに理論的な指導では無くフィーリングを伝える?
感の悪い人には冗談の様で何を言っているか理解できない。
だから、一般的にはただ面白いので物まねの標的になるのでしょう。

そんな指導でも彼が天才で実績が有り人柄が良い、
だから許される?

いいえ違うのです!
私は彼の表現しているのは「動き、勢い」であると思います。
それはいわゆる「楽譜」ではなく「音楽」そのものであるのです。

彼の助言を素直に受け止められるのは才能のある人だけなのかもしれません。
今度、その様な場面をビデオで見られた方は
今の話を思い出してください。

彼の指導を本物を知っている天才の表現として
素晴らしいと感じられるのは?
やはり才能のある人だけかもしれません。


「動き」イメージは大切なんです。




■オカリーナを作るのも

「長嶋茂雄 的」な感覚が必要なんです。
器用に綺麗に作る人は駄目なんです!!
また、理論は必要ですがデータに振り回されている人も駄目。
不器用で感覚的な人が一番良いのです。

これは、リード楽器のリード作りにも共通の様です。
格好に捕らわれると綺麗だけど鳴りの悪いリードを作るようです。
良いリードを作る人はリードの微妙な厚さや硬さしなり具合や目の粗さ
を、数値ではなく音で判断するのです。

だから形や数値に捕らわれて綺麗に作るのは「音を聞いていない」
「音が聞けない」と言うことなのでしょう。

何にでも通じる大切なことのような気がします・・・・。


     
        「お」友達の会   kenさんのよがり笛2 
          2006/01/27    第 247号
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         発行者 :Kenji Ogawa 
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