kenさんのよがり笛2 2001/09/28 第 29号
     





ここの所、二日間で立て続けに
三件の演奏会依頼や問い合わせがある。
スケジュールの調整が難しいのだが・・・。

今日は又、四件目の問い合わせ?
今度はメールが・・・。

ふんふん
自己紹介が書いてある。
演奏会のプログラムを作るらしい・・。

ちょっと待てよ???

そんな場所で、
その日に??
そんな約束したか・・・・?

と思い読んでいくと、

「xxxx先生のお写真を頂きたい」?

なんでや?

弟子の名前が書いてあり、
なんと、その弟子の写真が欲しいらしい・・・
ついでに私のページにある『オカリナ』の写真を使わせてくれ・・だと!

私のページには『オカリナ』の写真は無く、
『オカリーナ』の写真しかないのだ、

(ろくに読みもしないで質問やメールをくれる人が本当に多い。
ホームページを読めば書いてあるのに・・・)

・・・・何と言っても、
その弟子はずいぶんエライらしいが・・・。

そのエライのは私の弟子である事は知らないのだろう。
なんで、当然の様に要求されるのか・・・分からない
そのメールの主に頭にきて速攻で返事を書いた。

> お名前とメールアドレスは紹介頂きましたが。
> 他人の情報を私が提供することは出来ません。
> 出演を依頼したルートで収集するのが筋かと思います。

> 私のオカリーナの演奏会でない演奏会に
> 写真や資料等を提供することは出来ません。

と・・・。
見事な意地悪だ!! ふふふ
気分がすっきりした。

プライバシーとか著作権に関して良く考えないと・・・。
まだまだいい加減に取り扱う人が多い。

他人の情報を提供する権利は私には無い、それに
営利に使う情報を只で提供する程お人よしでは無いのです。

アメリカでは友人の弁護士に電話で相談したら、
後で請求書が送られてくるとか・・・。

でも、

芸大の構内で、
こづかいさんと間違われ道を聞かれ
親切に教えたある大先生や、

会社の構内の広い庭で、
庭の手入れのおじさんに間違われ、
道案内をさせられた大会社の社長さんの域に
私は当分達する事はない。

ちょっと可哀想だったかなぁ?
その弟子に電話したら・・・笑われた・・・。

ちいせえ!・・・私であった・・・・。



           C管から始める ・・ 



今や通販の時代。

昔の通販は何やら怪しいものが多く、
全く信用していなかったが、今や違う・・・!

たぶん、何でも手に入るのです。

その中で通販名?「べっぴんさん?」

なる物は本当にスグレモノである。
その白いスポンジみたいな物に水をつけ汚れた所を擦ると・・・
アレ不思議・・・本当にきれいに成るのです。

もっとも私は近くのホームセンターで買ったのですが・・・。
未だの方・・・これはお勧めです。
いろんな所を擦り綺麗にしたく成る衝動が起きます。


通販には入門用のフルートセット成るものも売っている。
フルートのセットの内容からその程度を考えると、
楽器はちょっと怪しく使いたく無い・・。
セットで付いている教則本は使った事は無いし見た事も無い。

あと何が付いてくるか知らないが、
知らずに、それを買って習いに来た人は・・・
残念ですが、早急に買い換えてもらいます。

そんな事考えたのも忘れ、
そのカタログのフルートの近くに有った
チェロの入門セットには不覚にも心が動いた。
チェロの音や音楽は本当に憧れる、

「前から一度はやって見たかったのだ!」
と・・・本気で買おうかと思ってしまった・・。


冷静に考えると、それがどれ位の品物か、
フルートのことから推し量ると分かるのでしょうが・・。
何も知らなければ
「べっぴんさん?」の効果を考えると買ってしまうのも致し方ない。
そんな人が私の周りにも数名・・・。
フルートセット、オカリーナセット、その他・・色々。




ある、有名な弦楽器の先生は入門の時に

才能はもちろんですが、

ある程度以上の楽器を所有していないと教えないそうです。
残念ながら教育はすべての子に平等・・・ではないのです。
「地獄の沙汰も金次第?」
恐ろしくて値段は書けませんが、
具体的に数百万以上の楽器は必要でしょう。

微妙な表現を習うのに適した(その表現が可能な)
楽器で無ければ意味が無いからなのです。
これは大きな声では言えませんが、常識でもあるのです。

例えば
電気ピアノを買ってピアノを習う事は出来無く、
鍵盤楽器を習う事に成るのでしょうか?

もっと厳密に言うなら、
アップライトピアノでグランドピアノの奏法を練習する事は出来ません。
知らない人は同じように見えるでしょうが全く違うのです。
ピアノとチェンバロも同じ鍵盤楽器ですが音の出し方が(弾き方が・・・)
違い無神経なピアニストが弾くとチェンバロは汚い音に成ります。

もっとも、教える方も教わる方もそんな事には関係無い時は、
・・・それはそれで平和で良いと思います。




先日、野球の応援をテレビで見ていた時の事です。
「あの応援のトランペットはすばらしい!?」
・・・全く音楽を感じさせない?!
ただ目立つ大きい音で吹きつづけている!!

あのトランペットを吹いている人にトランペットを習ったら
どうなるでしょうか?

きっと立派な応援団のトランペッターに成れるでしょう!!
ひとつの立派なスタイル(様式)を持っています。

あの音にはクラッシクのニュアンスは無いし、
ジャズや他の音楽の音楽性も関係無く、
単なる叫び声であります。

あれは、ひょっとしたら日本独自の文化なのでしょうね。




さて、そろそろ終わりそうなので本題です。
C管から始めるという話でしたか? ははは

わたしは
「フルートはC管で大人用しかありません」
「オカリーナはC管から始めて下さい」
と言うのですが、

本当は子供などの小さな手の為に、
フルートには子供用の頭部管の曲がったフルートが有ります。
(音の高さは同じだが頭部管が曲がっているから子供も持ちやすい)

オカリーナにも楽器が小さいF管やG管があり小さい手でも押さえる事が
可能な楽器があります。

しかし、
私は本当に小さい子供の時からフルートを習う必要が有るのか疑問なのです。
と言うのは、その前に音楽の基礎や歌ピアノなどをやっておいた方が良く、
その方が後の進歩が早いと思われるからです。
(始めてはダメという事ではない)


それが、子供がフルートを始める時の私の本当の意見です。
(一体何歳が良いのか知りたいでしょうが、体格とかの個人差が有ります)


オカリーナではF管からはじめる事が多いかもしれません。
何故だかわかりませんが、
きっと高音まで鳴らしやすく安いからでしょうか?

でも、オカリーナは大きさによって吹き方が微妙に違うのです。
そんな中でC管が一番難しいでしょうか?
だからC管を練習して吹ける様にすれば一番楽?という理由から
私はC管から始める事を薦めます。


同じオカリーナでも、
上の話や例から色々な吹き方が出来るのは容易に想像出来ますよね。
すると、種類を選ぶ事や楽器を選ぶ事も大切です。



でも、
最も大切な事は
そんな事では無いのです。



♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪今日の音楽史♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

9月25日

グレン・グールド 誕生  GLENN GOULD(1932〜1982)

ピアニスト、「27歳の記憶」と言うドキュメンタリー映画があるので、
御覧に成った方もいらっしゃるかと思います。私達が学生の頃「通」成る
人達にもてはやされていた。自分で聞いてみた結果、ものすごく面白かった。
今まで聴いたことの無いバッハであった。
22歳でデビューしたがその演奏は今までの常識からかけ離れており、
評判は悪かったgs、徐々に認められた様である。
31歳からは演奏会ではなく録音専門に活動した。
本番は嫌いだったらしい? はは
ピアニストの声を演奏中に聞いたのは現代曲以外では彼だけだ?!

聞いてみる価値があります。


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