「お」友達の会

   kenさんのよがり笛2

           2007/01/12    第 292号
        






明けましておめでとうございます!
先週お休みしたので今年初めてのメルマグです。

わたしは今年も相変わらずバカ犬二匹との散歩から始まりました。
彼らは新年も関係なく通常の散歩であったのでしょうが、
新年早々上下で980円の安売り店の防寒スーツスーツを着ての、
犬の散歩から始まるのは何か象徴的なのことかも知れません。

・・・・あれは半年前、
迷い犬を、たまたま飼う事に成り、二匹に増えてしまったが、
彼は朝だけの散歩では我慢できない様なので、
夕方も行く様に成ったが、それ以来一日二回なのである!
おじさんの健康の為には良いかも知れんが、
これがこの先、延々と続くと思うと憂鬱である。

昨年の暮れには家の前の囲いから二匹が大脱走をした。
以前から飼っていたモモは家の前で私を待っていたが、
新人のゴンはそのまま猛スピードでトンずら(犬のクセに)したのだ!!!
懐中電灯を持ち一時間ぐらい近所を探し回っても探す事が出来なかった時、
・・・「このまま居なく成った方が楽かもしれない」と思ったものだ。

そんな時に近所の犬が騒ぐので行ってみると、
道路の真ん中をウロウロ・・名前を呼んだらちょっとバツが悪そうに、
こちらを見てそのまま逃げずに素直に捕獲された?!
残念な事に、
この時点で今年の私の行動に足枷がはまってしまったのだ?!

・・・今年こそ、なんか素敵な事がありますように!




          演奏の前に 2  




「演奏の前に」は幾つか前に音程の事で触れましたが、
今日はちょっと角度を変えて・・・書きましょう。


家で楽器を出して演奏する時、
大抵の人は楽器を出したら直ぐに吹きます。
レッスンの時でも同じ様ですね。

あなたは子供の時に学校などで水泳を習ったでしょう?
その時に水着に成ってすぐに飛び込むって危険であると習ったでしょう?
だから準備体操をしたと思います。
確か心臓に遠い所から動かすなんて ????  (ほんとうかな)

準備体操の事をウオームアップって言うのでしょうか?
そう!・・車で言うと暖気運転でしょうか?



■楽器にもウオームアップを!

暑過ぎる時とか寒い時は、演奏会場に着いたら楽器のケースを開け楽器が
会場の室温に馴染むまでお茶でも飲んで待ちます。
もちろん室温調整をしていない様な会場は言語道断で演奏する会場としては
ベストとは言えません。

(実際にはその様な会場は多く困ったものです!
 この時期に外で演奏して欲しいとか隙間風の有る会場で有ったりとか・・
 三流演奏家にとって実に難しい季節でもあります)

この様に、演奏前はゆっくり温度を上げないといけません。
世の中には、暖めると言う言葉に支配されてか?
ホットカイロで暖める人がいますが・・・
これはハテナ?なのであります。
それは、
その暖め過ぎた楽器を演奏した時に出た音程を聞けば解ると思います。
「???」(お好きな方は自分の責任で実験してみて下さい)
・・・・ね!  ずいぶん問題が有るでしょう。

多分、音程が解らない人がやっているのでしょうね!?
ですから、良い子の皆さんは真似しないように!!
楽器の暖気運転とは、ケースの中に居た楽器に演奏しているときと同じ条件
に慣れてもらいその状態で自分の息で演奏して行き状態を安定させるのです。

つまり、いきなり吹かないで
 楽器を出しておいて自分の息で暖めなさい!

と言う事です。
これをしないでいきなり吹く人が多いのには閉口します。



先に「楽器」のウオーミングアップと書きましたが、
ウオーミングアップが必要なのは楽器だけでは有りません!

■あなた自身の体のウオーミングアップも必要なのです。

自分の出番が来るまで緊張して固まっているだけのあなた!
それでは良い演奏が出来る筈は有りません。
大抵、何も考えずに吹いてしまいますが、
いつもと全然違った音や演奏になる筈です。
ここで言ういつもとは
「あなたのイメージの中の最高の状態の演奏」です。

それは当然ですね。
体が眠っている状態から、
いきなりスーパープレイをしようとするあなたが間違い!

慣れて来るとホンの数秒で準備出来るのです!!
その為に普段からあなたが演奏に使う筋肉を
意識して動かしリラックスをさせる練習をするのです。
あなたが演奏で使う筋肉を直前に意識するだけでも違う筈です。

そしてリラックスするのは精神的な事だけで無く筋肉も、・・なのです。

演奏する為の全ての筋肉を万全にして心身共にリラックスするのです。



「??」 
「筋肉どこの筋肉を???」

つまり、
あなたは、自分の演奏の為に、
どこの筋肉をどの様に使うのかを知っていて
自分でそれらをコントロール出来なければ成らないのです。
当然でしょう?!

なんとなく演奏しているあなた!
今年はちょっと頭を使って練習しましょう!

きっと良い成果が現れる筈です。
「月月火水木金金」みたいな
精神論的練習で無く・・・。(古いなぁ)




■ 演奏前の「音あわせ」(チューニング)を誤解している人が居ます。
 これもこの「よがり笛2」の題材に成りますねぇ・・・。
 きっと以前に触れている筈ですね・・、
 あなたも是非考えてみて下さい。

 音合わせは「音を合わせるのでは有りません」

 「そうなの?」
  
 では一体、音あわせでは何をするのでしょう?
 

 ヒントは
 「だから音程が狂うのです」・・・・・・あはは

■ 【アベ・ベルム・コルプス】 
 モーッアルトの有名な曲ですが、
 お正月の暇な時に4重奏にアレンジをしました。
 お友達の会に楽譜をアップして置きましたのでご利用下さい。

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