kenさんのよがり笛2 2002/01/25 第 46号
     


またまた、散歩の話で恐縮ですが・・
ホームページのIndexに散歩のGIFを入れました。
御覧下さい・・・あはは

今日は、45度の法則について・・。

毎日、田舎を散歩していると、
向こうから歩いてくる人が数百メートル手前から見えるのです。
その出会う人に何時挨拶をするかのタイミングは
チョット難しいことに気が付きました。

何しろ、一時間歩いて5人に出会うかどうか・・・。
毎日が、お祭り状態(人が多い)の都会では信じられない
過疎の地帯を散歩しているので、
その殆どの人は顔見知りか又後日出会う事が考えられます。

歩いている状況は、
なぜか車線なんかは全く無い田舎道でも犬を連れていると右側通行??
犬がおしっこをする為に、犬は路肩であります・・。
すると、すれ違う相手は左側に来ます・・・。
この状況で殆どの人が左45度前方の時に挨拶をすることに気が付きました。
これは大発見??!!

先日、例外のおじさんが一人居たので
今後の研究資料として良い課題が出来たと
喜んでいます・・・あははは


       オカリーナを作る時に 


・・・あれは、今35才だからほんの一昔・・前かぁ・・・?

高校一年の時に何故か突然、フルートを吹きたい・・
楽器が欲しいと思いフルートをたびたび見に行きました。
フルートはショーケースの中で本当に素晴らしい感じで輝いているのです。
漫画なら・・・その絵の中でフルートは虹に包まれていたのでしょう。

一体、何回見に行ったのでしょう、余りたびたび見に行くので、
店員さんと仲良くなり、本当に楽器を購入する時には、
ずいぶんと安くしてもらいました。

それでも、やっとの事で購入しケースを開けると、
そこには、夢にまで見た銀色に輝くフルートがあった。
半年の間全ての小遣いや昼ご飯の代金などなど・・

その苦労が(全然苦労とは思っていなかったが・・・)
・・やっと楽器に変わったのである。
その時の私にとって宝物以外の何物でもなかった。

それまでに、フルートを悪戯して時々吹いていたので、
ある程度音は出たし持ち方だって知っていた・・・。
しかし、これは今思うと大きな間違いであった。
何も知らない状態で先生の所に習いに行くべきであったのだ。

何も知らない白紙の状態で、
先生の吹き方を見て、その音を聞く。
説明ややり方を聞いて、その音を再現する努力をする。
語学の勉強と同じで発音の悪い人に習った時は最悪なのである。
その為にずいぶん回り道をしたかもしれない・・・。

今、考えると本当に大切なことなのである。

『それは、鶏は生まれた時に最初に動く物を母親だと思って
行動する・・・それに何処か似ているかも?』

兎に角、その大切な第1歩を間違える事に成るのですから・・。


もちろん、
そのまま永久に影響を受け続ける訳では有りませんが、
今考えると本当に大きい勘違いが有ったのです。

その大きい影響(勘違い)とは、どう言う事か?

それは、自然に自分の進むべき方向を示されることです。
音を聞く事により自然にその音の方向に・・・。

ほんの少しの方向のズレが進ほどに誤差が大きくなるのは
当たり前なのです。



《・・・ただ、先生の言う事を良く聞かず、
自分勝手に練習する生徒の場合は
師事しない事と同じ状態に近いのも事実ですが、
毎回のレッスンでその方向は修正されるでしょう》


今日のテーマは「オカリーナを作る時に」だったっけ?、

作る時は・・・どうなのでしょう?

「オカリーナを作るのは音を作る事であり物を作るのでは無い」
と、何時も声を大にして叫んでいるのですが、

オカリーナを作るのは音を作る
つまり、音楽をする事なのです!

だから、フルートを始める時の様に作る音に出会うのは
運命かもしれません・・・。

作る技術は求める音によって方向付けされてしまうから
自分の心の中に有るその音(音楽)が無いとオブジェしか出来ない。
無理に作ると音楽的な音ではなく単に物理的な音しか求められなく、
おもちゃのオカリナ(オカリーナでは無く)しか出来ないのです。

オカリーナを自分で作る為には音や音楽の疑問を一杯持ち、
大いに悩んでください。
そうすればするほど自分で見つけた「カギ」によって道が開けた時
感動が大きくなります。

解決の「カギ」は・・とっても簡単!

「おと・・おんがく」なのです。

《だから、ほんとうは難しいかもね》

言葉の上では簡単に答えを見付ける事が出来ます。
そして、頭が良ければ答えを直ぐに理解できるでしょう。
しかし、
理解出来た事と実際に応用できることは違います。
ひどい場合は全然違う方向に行ってしまいます。

それは、「心の中の音によるカギ」の蓄積が無いからなのです。

良い音楽をしましょう。

それが全ての「カギ」なのです。



当時(私がフルートをはじめた時)

知っている範囲(岐阜市内)では
フルートを習っている人・・大学生が一人
習った事が有る学校の先生が一人

なぜか専門はトランペットなのにフルートを教えている
インチキな先生が一人・・と言う世界でした。

習っている人に聞いたら名古屋にしか先生は居ないとの事なので、
何を思ったのか・・岐阜市から名古屋まで
フルートの先生の所に習いに行く事に成りました。
良かったのか悪かったのか???

岐阜市内のバス料金が25円の時代・・・?

路面電車は15円・・・

レッスン料は800円・・

プーランクのソナタは1110円

フルートは15000ぐらいだったか?

わからん・・・

なつかしい・・・徳川山町・・


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