kenさんのよがり笛2 2002/02/08 第 48号
     



生活の中に散歩が入ってきて生活が変わった。
今でも散歩に出るのを少し面倒に思ったり、
その時間を別の事に使いたいなどと思うことは多い。

でも、挫けてはいけないのだ!
それを合理的でないとか、勿体無いとかではなく
忙しそうな(自分でそう思っているだけ?)自分から、
一歩離れた視点で物事を見られる貴重な時間なのです。

・・少しづつ移り変わる身近な自然や
すれ違う人々の観察・・・自分の生活の事など・・。

それに、おならによる逆噴射では何グラムぐらいの力が得られるか?
など・・・興味深い考えをまとめるにも役に立つのである。
昨日・・密かに逆噴射の実験した所・・・
わが愛犬に不信な目で見られてしまった・・・。

先週・・彼女のおしっこの時の癖を書いた事を動物のカンで
知っているのかもしれない・・・ヤバイ
もっと真面目に・・俳句や短歌・・でも考えるか?
・・・きっと無理だろうな・・・。



          音楽で大切な事は  


「オカリーナを作ることは音を作ること」
と何時も言っています。


音は音楽の「元」ですね。
音が無い音楽は音楽に成りません。

では、「あなたはどんな音を求めるのですか」
と言う質問をあなたにしたら何と答えるでしょう。

・・一般的には

「考えた事は無い」
「綺麗な音」
「雑音の無い音」
「純粋な音」
「etc・・・」

等の答えでしょうか??

「オカリーナの音はオカリーナの音で
 フルートの音はフルートの音 ・・皆同じでしょう?」

と言う答えも有りますが、
オカリーナやフルートの愛好家としては論外ですよね。

でも、最初は同じに聞こえるかも・・・
いや、むしろフルートの音に聞こえる方が何も感じない人より
まともなのでしょう。 あはははーー


実際に楽器をやっている人は「より良い音」に向かって日夜努力している
はずです。・・いや、普通に吹いていても自分の良い音に向かって吹いて
いるのです。だから、自然に段々上手くなり良い音に成っていきます。

でも、その「良い音とは」??
自分自身でその良い音をイメージできる人は殆どいません。
ただ、
今までに聞いた事がある「良い音の経験」をイメージしているだけのです。

その音は実際に聞いたナマの音なのでしょうか?
放送の音? CDの音? 演奏会の音?
身近で聞いた生の音でしたら良いのですが、
マイクやスピーカーを通した音でしたらチョットまずいですね。
ナマの音を「実像」としたら、そうでない音は「虚像」なのです。
大切な良い音の経験を実像にしましょう。


私がフルートの名演奏家のレッスンを受けて感じた事として、
その音楽的な内容も有りますが、ホールなどの会場の音では無く、
同じ場所で演奏するその先生の生の音なのです・・・
それは本当に貴重な体験だったのです。

そのとき感じたのはなんと!!!

「こんな音で良いのだ・・」なのです。

それまでの自分は綺麗な良い音を求めすぎていました。
その音は輝いていると思っていたのです。

・・音楽するのに適している音とは?
・・この先は、皆さんに考えてもらいたい事なのです。


音楽の中で音色(その奏者の音)が占める割合はどうなのでしょう?

実際の演奏会での経験では、その演奏者の音が気に成るのは数分間です。
その後は心に受け入れられる音で音楽的な演奏でしたら殆ど気に成りません。

聞いているのは指が動いているとか音が間違っているとかではなく、
もちろん、奏法上の問題や音楽学的な問題でもなく
その奏者が主張したいことなのです。
その主張する為に必要な音であれば良いのです。

つまり、その音を通して奏者が主張したい事でなのです。
それは何かと言うと・・・「心」・・なのでしょう?


(「息」と言う字は自分の心と書きますよね・・♪),


フルートの神様である
マルセル・モイーズの名言

「良い音は終着点ではなく出発点だ」


皆さんへ

音楽や音について考えて頂ければ結構であります。
答えは頑張って見つける必要は全く無く、
今は、疑問を持つだけで十分なのです。


作品展が迫り一生懸命にオカリーナを作っています。
演奏の練習をしなくては・・と、一応思ったりするが・・?
そんな事をすればするほど恐怖が増して・・・
本番ではトンでもない事に成るのでやめておこう。

それでも「作品が無いと作品展にならんやんけ」などと淡々と作る。
そんな時に限って、新しい作品のアイデアが一杯浮かぶのだ。
本当に困ったものだ!

次回の作品展には殆どモデルチェンジしそうだ・・
だから作家は作品展をするのか?????
今回は無理やり作った在庫一掃セールなのであろうか?
・・・おっと 気が早い・・・売れるかどうか分らんのだ!
すると、在庫一掃セールはその後になるなぁ???

いっそのこと庭のオブジェと化している
オカリーナの仲間を増やしてあげよう・・あははは
良い音を出してくれる人の所で歌を歌えないのなら、
オブジェの方が幸せかもしれない・・・。


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