ブレスについて


ブレス位置を決める簡単な方法は?


多くの知識を実際の演奏に活かせない方が多いのです。 フルートでもその様な知識を供給する専門誌もずいぶん多く毎号特集で供給してくれます。 確かに知識欲は満たしてくれますが本当にその情報で読者が上達するのでしょうか? そんなことが有るはずがないと思った方が賢明です。
実際のブレスの方法に付いては専門の本を一冊読んでもたぶん理解出来ないばかりか迷路に入り込むことも多いでしょう。しかし、実際に目の前で実演されたら思いの外簡単に解決したりするのです。 「百聞は一見にしかず」ですよ。
(自分の呼吸法に依る息の不足はチェックしましたか? 楽器そのものに問題はないのですか?)
ブレスそのものについてはこれぐらいにして、位置についてに入ります。

簡単な方法は一言で言うと・・「歌ってみることです」
エッ? 「気に入らない?」 
もっと高級な(?)法則を教えて欲しいのでしょうか・・・?

  あんまり言いたくないのですが・・・。
 
  休符の有るところ
フレーズの切れ目
長い音符の後
強拍の後
スタッカートの様な短い音符の後
一番影響な無さそうな音符を削ってさも当然の様に吸う・・。
等でしょうか。


音楽ですから皆さんの感じ方に基本的な問題があると思います。
そもそも、数学的に言えば音符と音符の間に休みはなく、
そこでブレスの時間をとるのは物理的に不可能なのであります。

(にもかかわらずブレスの記号が書いてあったりして・・・。
まともな人は絶対にフリーズするはずです。
「不正な操作を・・・・macでは爆弾ですか?」に決まっています)


以上の理由から「音符を削る」とか「何事もなかったかの様に」とか言うまるで
”忍法の極意書”の様な説明に成るのでしょうね。
(失礼・・・・未だに、そんな説明をしている先生が居るのでしょうか???こまったなぁ)


発想を変えましょう・・・
元々楽譜は二次元でなく三次元・・いや時間の軸もある四次元かも知れないのです。
とりあえず、四次元については良く解りませんので三次元だと思って下さい。
従って楽譜は実は立体だったのです。
譜面を見て立体に見えませんか?
それぞれの音符は長さと高さだけでなく幅とか大きさが時間と共に変化しているハズです。
「・・・・・・・・・・そんな小難しい話は分かりません」
「良かった・・・、これ以上説明を求められたらどうしょうかと思っていたのだ・・・」
簡単に言うと。音符はブランコの様に動いていると思って下さい。
ブランコが一番高い位置に来た時には上に向かう成分と下に向かう成分がそれぞれゼロの所が有るはずです・・・・。
そこでブレスをするのです。


ブランコから飛び降りるのが上手だった”あなた”なら絶対に上手に出来るでしょう。


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