響かす

「基本的な演奏法(響かせ方)」と書いてありますが、
オカリーナ(楽器)が鳴ると思うのです。
・・響かせるとはどの様な意味でしょう?







楽器を響かせる内的要因には二つの問題があります。(外的要因とは演奏する場所です)
一つは息の問題そしてもう一つは自分自身の体の問題ですが、これらは切り離せない事柄です。

まずは、息の問題です。
パスカルの原理をご存じでしょう。たしか中学校で習ったと思いますが、オカリーナを吹くときはこれを実感しながら演奏する必要があります。具体的には、肺に入った空気をエアーバッグが膨らんだときの様に感じ、その一点を腹筋で圧力を掛けることにより、口から空気が出ていきます。うまく説明が出来ませんが、動作を見てもらい、音を聞いてもらえば簡単に解ります。(フルートと違うところは出ていくエアーの抵抗を自分でコントロール出来ないところです。だから自分で作る必要があります)

次は、自分自身の体の問題です。
確か、音響学の本によると、演奏者の口の中の広がりは、音とは関係がないように書いてありました。
しかし、少なくとも私の耳には違って聞こえます。信じる人はやってみて下さい。
息の問題で「肺に入った空気をエアーバッグが膨らんだときの様に感じる」と書きましたが、喉と口の中を同じ様に広くして下さい。すると音が良く響き、今まで出なかった高い音が綺麗に響くようになるはずです。(注意:簡単には出来ません)

息の問題の追加です。
ナマイキなヤツは嫌いだ!
突然、何だと思ったでしょうが、多くの人がナマイキ(生息)で吹いています。
(ホントに多いんだコレガ)
それでは、ナマイキでない吹き方とは、上記の吹き方で、要するに完全に響かせられる吹き方です。
私の言うことが理解できないようでは、教える資格はありませんし、ろくなものは作れません。
ちょっと言い過ぎたかな、ハハハ・・・。


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