たぶん貴女が、感じていることで正解だと思います。
音楽事典には載っていませんが一つのフレーズの中で一番重く感じる音のことです。
この言葉は私の発明と思っていましたがドイツで勉強してバッハゾリスデンやハンブルグ交響楽団の
主席を勤めた知り合いの恩師はその音の事を「シュベアープンクト」(重い点)と言っていたそうです。
更に、アメリカのジュリアードを卒業した弟子が帰国した折りその事を話したら彼の先生はその音の事を「フォーカスポイント」と言っていたそうです。貴女を含めみんなの感じていることはたぶん同です。
では具体的には、どの様に演奏すれば良いのでしょうか?
一番大ざっぱに言えば、すべての音符はその曲の最後の音に向かっていますが一つのフレーズでは、
重心音に向かい波が盛り上がって行き重心音でその波がぶつかります。
(スローモーションの動きで捉えて下さい。その方がイメージとして判ると思います)
M.Moyse の 24Petites etudes melodiques avec variations の一番二小節めのEの音がそれです。
(この事は日本フルート協会会長の吉田雅夫先生に聞くのが一番良いかも知れません)
判らない人のために
ウーン、・・・・。
例えば「荒城の月」の♪ーハルコオロオノーの「ロ」の音です。
心を込めてゆっくり歌ってみて下さい。たぶん「ロ」の所で一番重く感じるはずです。
重心音の特性は
その音に向かって段々大きくなる
その音に向かって段々早くなる
その音から遠ざかるに従って小さくなる
その音から遠ざかるに従って遅くなる
(調味料と同じで多すぎたり少なすぎたりしないように、美味しくなくなります)
こんなんで良いかなー・・・。なんか言い足りない気がする。
とにかく、
運動の法則
に逆らわないように演奏して下さい。