内部の形状について



 オカリナを作りはじめて5年になり、ずっと飽きずにオカリナを楽しんでいます。
そこでオカリナの内側(内部)の形状についての質問ですが、波型(らせん状に削ったり、立て又は横に凸を作ったりしていますが、結果的には、出来るだけ滑らかにした方が良い音が出るような気がしますが、作者の考えをお聞かせ下さい。

また、幾つ作っても依然、高音が出ずらい(歩留5割以下)のですが、何か良い方法(チェックポイント)があったら教えて下さい。







 うろ覚えですが、確か三味線(三弦?太棹?)の内部は、わざとでこぼこに成っていると聞いた事があります。太鼓等の内部も興味が有りますね。シンバルは表面がツルツルには成っていません、それにお寺にある鐘は外部の振動する部分に突起(螺髪と言うのでしょうか?)を付けてます。

 私の考え方としては、基本的にはオカリーナに限らず他の管楽器も、内部は滑らかにした方が良いと思います。 特に空気の通る所(特にエッジ周辺)は綺麗に仕上げる必要があると言うことです。しかし、普通の内部は、それ程神経質に成る必要は無く指で綺麗にするぐらいで良いと思います。

響きを気にするのでしたら、粘土の種類と仕上げの厚さの方が直接関係します。
比重のある粘土や仕上げの厚さがある方が、たぶん外界との遮断効果等が高いので内部の音が純粋に響きます。その逆の場合は一見良く響いている様ですが芯の無い安っぽい音の様な気がします。(仕上げの厚さを変えると当然トーンホールの大きさが変化し全体の大きさも変化します)試してみて下さい。



 高音を出す為には、エアーのスピードが普通の音より必要に成りますが、その事より、歌口の周辺の仕上げを上手にした方が、直接的に良い結果が出るでしょう。
一番気を付けた方がよいのは、吹き出し口の周辺で、上下だけでなく左右の仕上げにも気を付けて下さい。 あと、問題に成るのはエアーウエイ自体のゆがみ、ズレ。エアーウエイ内部の仕上げ等です。

そのほかに、奏法自体も問題になります。
どの様な吹き方で音を出そうとしているのか・・と言う事ですが、こればかりはこの様なQ&Aではどうしょうもありません。 私が吹いているところを見ていただいたり、吹いて頂ければすぐに理解出来たりアドバイスが出来ると思います。・・残念です。 残された方法は、作ったオカリーナを見せていただくことです。そうすれば貴方がどの様な吹き方をなさっているのかが解りますから。

今度、このホームページで作品展でもしますか?
写真、サイズ、オカリーナの種類(ピッコロC,F、G、C・・など) 製作者、製作者に依る演奏?等データーを付けて発表したら ・・・案外面白いかも知れません。
これを読んで賛同される方はメールでお知らせ下さい。(そんなメール来るかな?)
3人ぐらい居たら初めますか。ははは、砂浜で米粒を探すような事かも知れませんね。


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