音程の取り方



みんな簡単そうに吹いていますね。きちんと音を取るのは難しいですね!


貴方は耳の良い方なのですね。たいていの方が気が付かなかったりしてます。
オカリーナの原理の所でも触れましたが、オカリーナの音程を決める主な要因は体積に対する開口部の大きさです。(その他の主な要因は、気温とエッジに対するエアーのスピードが問題)

めんどくさい話はやめて、実際にはどの様にコントロールすれば良いかと言うと、頭の中にこれから出す音をイメージして(頭の中ではその音が鳴っていないといけない)から音を出します。すると自然に理想の音程が出てきます。(演奏のアドバイス:歌えるようにしてから吹く・・参照)

実際の動作としては=音を出す・・・その音を判定する・・・音程の差を修正する=となります。
音を出す・・・あらかじめ出す音のエアースピードをイメージしておく。
その音を判定する・・・頭の中にある音と比較する。
音程の差を修正する・・・エアーのスピードをコントロールするかトーンホールをコントロールする。
の作業をコンピューターの様に正確に一瞬の内に行います。

この作業を含めた一連の音楽的な作業を一般に「歌う」と言います。
(ちょっと分かりずらいかナァ)

[音程の取り方2]
一つの音階に音程の取り方が3種類有ります。

平均率の音程

(オクターブを均等に12等分したもので、転調しても変な響きに成らない代わりに美しくない)

和声的な音程

(いわゆる純正調と言うやつで、差音であるうなりが無く和音は綺麗に響く)

旋律的な音程

(音楽や音階の持っている方向性に基ずき導音等が少し高めに設定するもの)
(中学校などで習った音階ではなく音程です)

ここまで読んで、もう頭が拒否していませんか?大丈夫ですよ、易しく言い換えます。

オカリーナを吹いている上手な人は大抵これを実行しています。
その証拠に多少音程が甘いオカリーナでも息をコントロールして何とか吹ける物なのです。 オクターブが【ド】から【シ】までしか無く半音狭いオカリーナを息をコントロールしてオクターブにしてしまう事だって出来るのです。 (人は自然と快い方に向かうものなのですハイ)
これをまとめると上記の様な言い方になるのです。(ちょっと乱暴ですが、マァこんなもんです)


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