焼き方



後学の為、下記ご教示お願います。

(1)電気窯でオカリナを焼く場合、温度と時間の関係をどのように 制御したらよいのでしょうか?例えば、300度まで5時間、800度まで20時間、800度を3時間維持等・・・・。また、温度間は、リニアな温度上昇で良いのでしょうか?。左記のように、自由に温度制御出来る電気窯は、あるのでしょうか。そういう電気窯の価格は、いくらくらいでしょうか?

(2)七輪と植木鉢を使って木炭でオカリナを焼く場合の注意点及び何時間加熱すればよいのでしょうか?焼き上がりの判定は、どのようにするのでしょうか? 木炭は、何の木の木炭がよいのでしょうか?



まず、焼成の基本を知った方が良いと思います。
ここでは、オカリーナを焼くための事に付いてのみ触れさせていただきます。 乾燥させたオカリーナは必ず未だ水分が残っていますので、火を入れた直後は注意する必要があります。 その為に電気窯では蓋を少し開けて水分を逃がしてあげます。
焼成時に一番気を付けているのは、275度でしたか?変成点?と言う所があり、 そこで一番割れやすいそうです。従って300度を超えるまで注意が必要です。 基本的には後は一時間に100度ずつ上げていけば良いのです。

問題になるのは、

乾燥の度合い、
窯に詰めた作品の量、
使用している窯の熱供給能力、 それに伴う作品の蓄熱量、
(温度計の表示と蓄熱量は同じでない)
使用している温度計の位置と精度、
(又は色見穴で見る人の経験の度合い)

慣れてくると普通の窯でも電気の窯でもオカリーナは4,5時間で焼けます。 上に書いた一時間100度の上昇では出来ませんが。問題の300度を越してしまえば 案外ラフに温度を上げても平気なようです。 陶芸をしている方の素焼きの温度はオカリーナの焼成温度とは違って少し低いようです。 かといって本焼きの温度では高すぎます。

だいたい上記のことを理解した上で試して下さい。

温度制御のすばらしい窯が有ります。 マルニ陶芸美術舎にお問い合わせ下さい。 値段は知りませんが焼き芋も出来ますし温泉卵が出来るくらいの制御が可能です。
これは自動制御の達人?だと思います。(そこまで必要かどうか解らない?)

七輪の場合も基本的に注意する事は同じです。
ただ、低温域(気温から300度まで)のコントロールが難しいのです。ここでたいていの場合は失敗します。七輪のなかで”ポコッ”と言う音がしたら終わりです。それで今までの苦労は水の泡となり心臓に良くありません。最高の出来だと思う物に限って割れやすいのは何故でしょうか?
焼き上がりの判定は色を見て出来ますが、途中で火を止められませんし、追加もできませんので、どうしょうもありません。(ただし、私が行ったことがある方法で)

色は、炭の赤くなっている色にオカリーナが成っていればいいのです。

焼成時間のコントロールは、炭の種類によって持ちが違うので、その種類と量でコントロールしたら如何でしょうか。
(良い炭は同じ体積でも長く燃えます。たぶん)

結局、・を買った方が早いし確実なんですが、七輪で作るのもオツなもんでしょう。


ご成功をお・りいたします。
結果を是非ご報告下さい。


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