本日、アクセス30000突破しました。しかもこの4ヶ月だけで10000アクセスです。一体どうしたのでしょう??記念に久しぶりに、ここの「独り言」で、調子こんで・・・文句でも言おうか・・ははは!!

作者の独り言その4


フルート吹きにとってオカリーナの演奏は簡単なのです。
吹けない人にとって羨ましい位に苦労することは殆ど無いのです。専門にフルートを勉強した者にとってオカリーナを吹くために解決する問題は、幾分違う指使いと、圧力のコントロールぐらいでしょう。
普通の人(管楽器の経験が無い人)がオカリーナを何年も練習しても、フルート吹きは5分ぐらいで同じように・・イヤ・・いとも簡単にもっと上手に吹いてしまうでしょう。

だから、評判悪いんですよ・・・
やっと吹いている人に目の敵にされるんですよ・・・?
(他の管楽器奏者等は特に言われる事が無い様であるが・・其れはやはりフルート吹きが根本的に笛の音が好きだからオカリーナを吹く事が多いからでしょうね)

でも待って下さい!

それは、本当に簡単に吹いている訳では無いのです。
フルート吹きはそう成るまでに、それぞれの先生に何年も高い月謝を払い師事し、何年も音を出す為に苦労し、音大に入り更に専門に勉強し、上達してもそのレベルを保つためにソノリティーの訓練やスケールの練習をしています。それにソルフェージュや音楽の基礎であるピアノそれに音楽理論を最低限身につけています。
十分な基礎があるのです、だから出来て当然なのです。

オカリナのみを吹いている人たちで、フルート吹きが簡単にオカリーナを吹くのを見て下記のような発言が目立ちます。

「オカリーナの音でない」
「オカリーナの吹き方で無い」
「間合いの取り方が違う」
「音を大事にするから、フルート屋さんのようには吹けないの」
「ビブラートが気持ち悪い」
「ビブラートは掛けてはいけない」

等と訳の解らない事を言う人が居ます。
どれも、真剣に発言されている様です。しかし、ちょっと発言者の次元が低すぎる様です。もし異論があるのならお聴かせ下さい。

思うのは勝手ですが月謝を取って素人を欺くのは許せませんのでトコトン話してあげましょう。しかし、これは善意なので、失礼な方に教えるのはもったいないのでその様な方にはお教えいたしません。

自分の音楽があるのなら、ただ其れを生徒に伝えるべく真摯に努力すべきで有ります。様式の違いが有るのならその違いを確実に把握した後、その違いを提示して教えるべきです。以前にも書きましたが、人に音楽を教えるなんて事は大変なことなんです。間違えると、その人の音楽を殺す事に成るし、また、可能性を潰すことにも・・・。嘘を教えるなど・・・犯罪に匹敵しますなぁ。

フルート吹きに比べて、陶芸や単なる好奇心からオカリナを作り始め、何も知らない状態で演奏を始め・・信じられ無い事に2,3年でプロの演奏家又はオカリナ製作作家に成ってしまいます。(あなたの事ですよ!!)そんなに勉強しなくては成らない事が少ないのでしょうか?まるでマッサージが上手だから開業しようとか、医者の手伝いをしていたからだいたい解るし、患者さんに感謝されているから医院を開業する?そんな感じなのでしょうか?東洋医学の人が何でもかんでも西洋医学を否定する(そんな素人の人が多い)のに似ていると感じるのは私だけでしょうか?真の研究者であれば有るほど軽々な否定はしないと思います。そう言った人がフルート吹きに脅威を感じるのは当然であると思います。

国家試験や資格試験が無いののを幸いに、自分がプロだと思い、それで通用してしまい、こんな世の中だから生活だって成り立ち、でも、音符が読めなく、音程が解らなかったりするのを必死で隠し、少し難しいバロックの楽譜等を生徒が持って来ようものならオカリーナでこの様な曲を吹くのは邪道だと言い・・開き直り、威張っている偽物のオカリーナの先生を排除しましょう。

私は一生懸命に教えを請う人に対しては一生懸命に教えたいと思います。そして、先生の身で有りながら遠くから習いに来る人には頭が下がります。

井の中のドングリの背比べ・・・から普遍的な音楽に・・・。

1999年8月24日

小 川 堅 二

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